女たちの王国 の商品レビュー
中国の一部で、女系社会があった。おそらく今後は急速に消えてしまうことが想像される。 結婚がなく、女性と男性にはパートナーを変えていく自由がある。 男性には父親としてのプレッシャーがなく、女性には自分の意見を控える必要がない。子供はみんなで育てる。みんな働く。 こんな風にも生きるこ...
中国の一部で、女系社会があった。おそらく今後は急速に消えてしまうことが想像される。 結婚がなく、女性と男性にはパートナーを変えていく自由がある。 男性には父親としてのプレッシャーがなく、女性には自分の意見を控える必要がない。子供はみんなで育てる。みんな働く。 こんな風にも生きることができるはずだ。その可能性にワクワクする。すごく、すごくいいなあ。
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雲南省と四川省の境にある「世界で最後の母系社会を営むモソ族」の社会に入り込んだ中華系シンガポール人女性の手記。結婚という概念がない・一夫一妻制でもないなど、父系社会が当たり前の我々にはイメージしづらい世界ですが、命をはぐくむ女性を中心とした母系社会のほうが生物としては正しい在り方...
雲南省と四川省の境にある「世界で最後の母系社会を営むモソ族」の社会に入り込んだ中華系シンガポール人女性の手記。結婚という概念がない・一夫一妻制でもないなど、父系社会が当たり前の我々にはイメージしづらい世界ですが、命をはぐくむ女性を中心とした母系社会のほうが生物としては正しい在り方なのかもしれません。 続きはこちら↓ https://flying-bookjunkie.blogspot.com/2020/03/blog-post.html Amazon↓ https://amzn.to/38nVWRt
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ヒマラヤ東端、中国雲南省と四川省の境、ルグ湖のほとりのモソ人。シンガポールの国際弁護士女性がその地に魅せられ、交流し、家を建て、多くの義理娘・義理息子たちを持つ。家母長制社会の暮らしやしきたり、生きやすさ。 母の子と社会が、人間にとって自然で生きやすくて幸せだというのがよくわか...
ヒマラヤ東端、中国雲南省と四川省の境、ルグ湖のほとりのモソ人。シンガポールの国際弁護士女性がその地に魅せられ、交流し、家を建て、多くの義理娘・義理息子たちを持つ。家母長制社会の暮らしやしきたり、生きやすさ。 母の子と社会が、人間にとって自然で生きやすくて幸せだというのがよくわかります。家夫長制の無理やりな不自然さも。
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※このレビューにはネタバレを含みます
母系社会を営む人々を、村に住み着いた元金融系弁護士が綴る。結婚無し、家族はあくまで祖母=家母長を頂点にする親族で、男性は例え子供が生まれても母或いは祖母なりを長とする家族からは出ない。必然的にシングルマザーとなる。家の事は全て女性が決める。 これも一つの多様性だが、中国文化に侵食されつつあり、いずれは無くなってしまうのかもしれない。
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中国の秘境にあるモソ人の村での生活とそこで暮らす人々の文化レポであると同時に、経済成長に吞まれて変わっていく村の記録でもある。 結婚のない母系社会…失われつつあるようだけど、非常に興味深い人々だ。
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