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遺伝か、能力か、環境か、努力か、運なのか の商品レビュー

3.8

7件のお客様レビュー

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2022/07/16

橘木氏による書だが、橘玲氏と似たようなポイントが論点となっており、名前といい非常に被るところを感じた。 知能、気質、身体的特徴など遺伝の占める部分が大きく成功者は、それにプラスして練習や努力が必要である事を説いている。何処かの論文で、美人とブスの生涯年収の差額は4000万円程度有...

橘木氏による書だが、橘玲氏と似たようなポイントが論点となっており、名前といい非常に被るところを感じた。 知能、気質、身体的特徴など遺伝の占める部分が大きく成功者は、それにプラスして練習や努力が必要である事を説いている。何処かの論文で、美人とブスの生涯年収の差額は4000万円程度有ると有ったが、本書の%表示よりも金額表示の方がインパクトが有るのではないかと思う。人種と知能、学力差の問題は、タブー視されている部分が多いが、包み隠さず表現している部分は素晴らしいと思う。今後も著者の作品に是非触れて見たいと思う。

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2020/05/30

格差についての一般教養・概論的な本。 巻末に大量の参考文献が掲載されているので、関心があるものをこの本から深めていく感じ。

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2018/06/29

遺伝か、能力か、環境か、努力か、運なのか。本書を読んでたどり着いた個人的な結論は、人生は遺伝と環境で決まるのではということ。学力や身体能力、容姿、性格は遺伝と環境次第。実際、政治家の子は政治家、医者の子は医者、著者の橘木先生のような学者や研究者、教師の子は学者や研究者、教師になる...

遺伝か、能力か、環境か、努力か、運なのか。本書を読んでたどり着いた個人的な結論は、人生は遺伝と環境で決まるのではということ。学力や身体能力、容姿、性格は遺伝と環境次第。実際、政治家の子は政治家、医者の子は医者、著者の橘木先生のような学者や研究者、教師の子は学者や研究者、教師になることが多いのは明白。そう思うとやるせない気持ちになる人も多いかもしれないけれど、不都合な真実でも受け入れることが全ての始まりになると思うから。たとえ努力してどうにかなる部分は限られていたとしても、努力すること自体に価値があるし、人生を豊かにしてくれるはず。

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2018/04/30

結論が出る訳ではないが,現状を5つの切り口からデータ分析を通して眺め,そこから分かる対策を明文化する.パラメータが5つあるだけで,それらの相関が複雑怪奇で対策を講じようにも如何ともし難い.

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2018/04/09

格差社会に入った日本において、人の境遇と成功の原因について「遺伝」「能力」「環境」「努力」「運」の視点から検討する。ベースは学術的研究成果や知見。自分の能力と特性に合致した合理的な努力をするための基礎知識。 人間皆平等、として差を無視するより、きちんと考慮した方がよい時代になっ...

格差社会に入った日本において、人の境遇と成功の原因について「遺伝」「能力」「環境」「努力」「運」の視点から検討する。ベースは学術的研究成果や知見。自分の能力と特性に合致した合理的な努力をするための基礎知識。 人間皆平等、として差を無視するより、きちんと考慮した方がよい時代になったってことですね。

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2018/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

<目次> はしがき 第1章   遺伝~親が優秀なら子どもも有能か 第2章   能力~体力・知力・学力・性格… 第3章   環境~育てられ方、教育の受け方 第4章   努力~どれだけ頑張ればいいのか 第5章   運~運・不運を探求する <内容> アメリカのライターが好んで書いているテーマを、まとめてコンパクトに1冊にした感じ。それに著者の研究や意見が語られる。結局、5つのテーマそれぞれに分があり、我々の人生は、どのテーマにも影響されつつ、本人がどれを意識して使っていくか(もしくは使わないか)で決まっていくと感じた。

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2018/01/11

何を期待して本書を手にしたのか。何か新たな知見を得られるのではないか、それがどういうかたちのものであっても、今まで自分が思いもつかなかったようなデータが提示されるのではないか、などと思いながら読み進めた。が、結果は、真新しいことは一切なかった、普段から思っている通りのことが再認識...

何を期待して本書を手にしたのか。何か新たな知見を得られるのではないか、それがどういうかたちのものであっても、今まで自分が思いもつかなかったようなデータが提示されるのではないか、などと思いながら読み進めた。が、結果は、真新しいことは一切なかった、普段から思っている通りのことが再認識できたというくらいであった。私の読み方が浅いのであろうか。それとも、私の認識が一般的なものより若干進んでいるということか。だいたい、自分が常識と思っていることが、他人にとってはそうでもないということがよくあるから。ドーキンスの利己的遺伝子の件では、ちょっと私が理解しているものと違った説明があった。となると、本書への信頼度が落ちることになる。音楽と数学は遺伝によるところが大であるというデータだけは、やはりそうであろうと納得した。が、我が家では、それとは反対の結果となっている。我が家の子どもたちは、両親の悪い方ばかり取って生まれたのかもしれない。まあ、良いところはどこかにあるだろうし、孫の世代で出てくるものもあるのかもしれない。あとがきにある、次の一文は同感である。「実現不可能な夢物語ではなく、自分の能力や環境に合致した「希望」や「期待」を設定することが肝心である。」

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