訴訟合戦 オレ、あした、部長のこと訴えるわ の商品レビュー
タイトルに「訴訟」という語句が含まれていますが、訴訟や法律に関する知識というよりは考え方の端緒を学べる一冊と考えたほうがよいでしょう。ストーリーとしては中年社員とゆとり世代社員が反目しながらも会社の緊急事態に直面するなかで力を合わせながらお互いを少しづつ理解していくというもので、...
タイトルに「訴訟」という語句が含まれていますが、訴訟や法律に関する知識というよりは考え方の端緒を学べる一冊と考えたほうがよいでしょう。ストーリーとしては中年社員とゆとり世代社員が反目しながらも会社の緊急事態に直面するなかで力を合わせながらお互いを少しづつ理解していくというもので、特に後半は面白みのある内容に仕上がっていると思いました。
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缶詰メーカーの殿山缶詰は、零細企業ながら歴史ある缶詰製造会社だった。 長らく、親族を中心に大手取引先などに地道な営業を続けていた。 そんな中、殿山缶詰にも大卒の新入社員が入るようになった。 しかし、ゆとり世代の彼らは、仕事への熱意は薄く、叱責する上司の発言の揚げ足を取り「訴訟...
缶詰メーカーの殿山缶詰は、零細企業ながら歴史ある缶詰製造会社だった。 長らく、親族を中心に大手取引先などに地道な営業を続けていた。 そんな中、殿山缶詰にも大卒の新入社員が入るようになった。 しかし、ゆとり世代の彼らは、仕事への熱意は薄く、叱責する上司の発言の揚げ足を取り「訴訟」「慰謝料」などの言葉をちらつかせ謝罪を要求する。 次第に社内の雰囲気は悪くなり、上司たちは頭を悩ませる。 ストーリーの進行のなかで判例を織り交ぜながら、パワハラ、セクハラ、就業時間問題など、現実の会社運営上でよく問題になりそうな法律問題が分かりやすく表現されている。 非常に読みやすく、あっさりと読めてしまうので気軽に法律問題に触れることができる小説である。
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2019/02/18読了 なんと面白い! ビジネスというより、世代差の戦いでした。 いかんせん私もゆとり世代なので、登場人物の言い分もわかるというもの。 フィクションとしてはおおいに楽しめました。 法律を武器に会社内での争いが勃発。揚げ足取りから、上司勢もやられてばかりでは...
2019/02/18読了 なんと面白い! ビジネスというより、世代差の戦いでした。 いかんせん私もゆとり世代なので、登場人物の言い分もわかるというもの。 フィクションとしてはおおいに楽しめました。 法律を武器に会社内での争いが勃発。揚げ足取りから、上司勢もやられてばかりではなく 反旗を翻し、ドロドロかと思えば、終盤に起こるとある事件で なんだか妙にスッキリしちゃう 不思議と面白いエンタメ小説でした。 知識は武器となり、更に時代の流れもあり ひねくれてしまえば救いようもない「訴えてやる!」の言い合い でもお金よりも名誉や地位よりも やっぱり人情が関わってくる以上、落としどころをうまいことみつけなければならないので。 池井戸潤の作品のような、大革命!とかドロドロヘドロの中から這い上がるとかではないけど こういうビジネスのベルも面白い。 あと、純粋に勉強になりました。良い本!
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若手社員が中間管理職を懲らしめるが最後は・・というストーリーよりも、佐山クンの展開するロジック、対戦するオトナたちのロジックパターンが、参考になるといえばいえる。
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