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押絵と旅する男 の商品レビュー

3.9

21件のお客様レビュー

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2023/07/28

「水の温度が知りたかったら、まずは飛び込んでみるのよ」と言ったのは18世紀の乙女ヒマーワリ・オトメーロン嬢ですが、21世紀の読書人ひまわりめろんも全くの同意見なのであります おほほほ、でもBLと虫には飛び込みませんことよ(誤った乙女感) ということでなおなおさん本棚で気になっ...

「水の温度が知りたかったら、まずは飛び込んでみるのよ」と言ったのは18世紀の乙女ヒマーワリ・オトメーロン嬢ですが、21世紀の読書人ひまわりめろんも全くの同意見なのであります おほほほ、でもBLと虫には飛び込みませんことよ(誤った乙女感) ということでなおなおさん本棚で気になっていたので借りてきちゃいましたよ! 土瓶さん「勇気」って何かね(菅原文太) もう向日葵の表紙の本8冊同時に借りてる時点で恥ずかしいなんて気持ちは無くなりました 私思うんですよ 人が一生のうちで「勇気」を振り絞れる回数って実は決まってるんじゃないかと だとしたらそのうちの一回を使うのは今なんじゃないでしょうか(絶対違うわ) あ、私今回ぜんぜん振り絞ってないですからね 言われるまで気付きませんでしたから あー乙女の本棚かー うーんまぁおっさんの中身が実は乙女だったんだと思われても別にええやん むしろ素敵やんって 今の時代が求めてるのはこれだと思うんですよ それにね、私なんか(ほとんど忘れちゃいましたけど)江戸川乱歩なんて全部再読なわけですよ 再読だったらこんな素敵な挿絵がついてたほうが絶対お得ですよ 江戸川乱歩のちょっとゾクッとくる世界観にぴったりだったし 引き続き〈乙女の本棚〉追っちゃいますよ! 何が恥ずいねん! むしろあれだ いつもココロに乙女を!と言いたい

Posted byブクログ

2023/07/15

 乙女の本棚シリーズから、江戸川乱歩さんとしきみさんのコラボ作品「押絵と旅する男」です。表紙からは、なんとも言えない違和感を感じてしまったけれど、読み進めるとその訳もわかってきます。  蜃気楼を見に行った帰りの汽車の中で、押絵を持った男性と出会う…。男性は押絵を車窓にむけて、押...

 乙女の本棚シリーズから、江戸川乱歩さんとしきみさんのコラボ作品「押絵と旅する男」です。表紙からは、なんとも言えない違和感を感じてしまったけれど、読み進めるとその訳もわかってきます。  蜃気楼を見に行った帰りの汽車の中で、押絵を持った男性と出会う…。男性は押絵を車窓にむけて、押絵に外の景色を見せているかのように見えたため、興味を持って近づくと見事な押絵を見せてくれた上にその由来を語りだす…。  押絵の初老の男性は兄で、兄のために押絵を持って旅を続けているのだと…。この兄弟の想いを推し量ろうとすると、切ない気持ちになってそれが読後の余韻として広がります…。しきみさんのイラストも、この作品にぴったりです!

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2023/06/13

蜃気楼を見に行った帰りの汽車で、わたしは押絵を持った男と出会った。男はその押絵について語りはじめ……。 物語が独特の怪しさを含んでいて、変てこれんな気持ちになった。 読みやすいんだけど、特殊な癖が滲み出ているように思う。

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2022/08/06

江戸川乱歩をこうして読みやすくしてくれると、非常に面白い。 摩訶不思議とはまさにこのこと。 余韻がたまらない。

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2021/09/04

「ビブリア古書堂の事件手帖」に登場した本。図書館で借りて読んでみた。30分あれば読める量。場面設定など、不思議を演出するためにいかにもという描写が多く感じられる。内容は可もなく不可もなくというのが正直な感想。 挿絵があるので、どうしてもその絵にイメージがひっぱられる。挿絵がない文...

「ビブリア古書堂の事件手帖」に登場した本。図書館で借りて読んでみた。30分あれば読める量。場面設定など、不思議を演出するためにいかにもという描写が多く感じられる。内容は可もなく不可もなくというのが正直な感想。 挿絵があるので、どうしてもその絵にイメージがひっぱられる。挿絵がない文字だけの本を読んでイメージを膨らませることをおすすめする。

Posted byブクログ

2021/03/06

当時のファンタジー小説みたいなものでしょうか。 江戸川乱歩発想がすごいですね(^-^) イラストも綺麗ですし読みやすかったです(^_^)

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2021/02/20

江戸川乱歩の原作とイラストレータ-(しきみ)との見事なコラボレーションで、妖艶かつ幻想の世界を目の当たりに甦えらせてくれます。額の中に納まった華麗な<押絵>には、時代を超えた悲しい恋の物語が秘められていました・・・。「浅草凌雲閣(十二階)」の展望台から「覗きからくり」の<八百屋お...

江戸川乱歩の原作とイラストレータ-(しきみ)との見事なコラボレーションで、妖艶かつ幻想の世界を目の当たりに甦えらせてくれます。額の中に納まった華麗な<押絵>には、時代を超えた悲しい恋の物語が秘められていました・・・。「浅草凌雲閣(十二階)」の展望台から「覗きからくり」の<八百屋お七と吉三郎>へと舞台が廻っていき、華やかさの影にやるせない哀愁の結末が待っているのでした。

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2019/06/15

乙女の本棚シリーズ。既読で大好きな話ですが、これは夕暮れの汽車の中で話が進むこともあって、私の中の情景は薄暗いセピア色の中に、押絵だけが鮮やかに老人とともに浮き上がるようなものでした。こちらは文はおそらく原文のまま、4ページに一度ほどの割合で美しいイラストが現れます。コラボされて...

乙女の本棚シリーズ。既読で大好きな話ですが、これは夕暮れの汽車の中で話が進むこともあって、私の中の情景は薄暗いセピア色の中に、押絵だけが鮮やかに老人とともに浮き上がるようなものでした。こちらは文はおそらく原文のまま、4ページに一度ほどの割合で美しいイラストが現れます。コラボされているのは刀剣乱舞のキャラも描いたしきみさん。文字の色までこだわっていて、文章で読んだときの印象との違いを堪能しました。切り取られる情景がどれも印象的で、読後の余韻も素晴らしかったです。シリーズの他の作品もぜひ読んでみたいです。

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2018/09/21

汽車の中での奇妙な出会いからグイグイ話に引き込まれた。例えるなら、世にも奇妙な物語。イラストも合っていて新鮮だった。

Posted byブクログ

2018/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

覗き絵の向こうの娘に恋をして、その思いゆえに押絵となった兄。その兄を見て絵を買い取り、新婚旅行やその後も旅に連れて行く弟。そのようにして、年を重ねていく兄弟。不思議な世界に怪しげなしきみさんのイラストが映える。この乙女の本棚シリーズのチョイスは不思議系だな。

Posted byブクログ