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異次元緩和の終焉 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2018/11/10

20171031野口悠紀夫 異次元緩和の終焉-2 金融市場の異常→持続可能とは思えない  国債市場は管理市場 金利という体温計は機能停止  株式市場はETF(上場投資信託)依存 株価も実態経済と乖離  日銀当座預金 残高の急増 マイナス金利により銀行収益の悪化 金利上昇のリスク ...

20171031野口悠紀夫 異次元緩和の終焉-2 金融市場の異常→持続可能とは思えない  国債市場は管理市場 金利という体温計は機能停止  株式市場はETF(上場投資信託)依存 株価も実態経済と乖離  日銀当座預金 残高の急増 マイナス金利により銀行収益の悪化 金利上昇のリスク  日銀保有国債の損失 +3%で69兆円の損失!   国債の支払金利急増により財政が破綻  コントロール不可能なインフレ ハイパーインフレ (当局は待っている) 20171031野口悠紀夫 異次元緩和の終焉-1 一貫して安部政権の経済政策を否定してきた。根本は、金融政策・財政政策は短期のカンフル剤常態化は麻薬と同じになってしまうそこから脱出するのが難しい本質は「成長戦略」努力によるイノベーションと生産性向上いつの間にか本質に取り込むことを回避安逸なみちを選択するようになってしまった蓄えができたので、食い潰しでもいいやと「三代目」の発想になってしまった名目的な純資産があると気が緩むしかしその純資産はいつの間にか盗まれてなくなっている歴史は同じことの繰り返し 面白いものだ上野千鶴子先生がそこまで見通して、結局、焼け野原に戻るだけというのは至言!

Posted byブクログ

2018/09/30

デフレ脱却、2%インフレ目標の為の異次元金融緩和の誤り 異次元金融緩和による円安、株高でしかない。 金融政策では日本経済の成長は不可能。 規制緩和、構造改革がなされないと経済は成長しない。 異次元金融緩和を止めない限り、今後の金利上昇、ハイパーインフレ、日銀の債務超過、財政破綻は...

デフレ脱却、2%インフレ目標の為の異次元金融緩和の誤り 異次元金融緩和による円安、株高でしかない。 金融政策では日本経済の成長は不可能。 規制緩和、構造改革がなされないと経済は成長しない。 異次元金融緩和を止めない限り、今後の金利上昇、ハイパーインフレ、日銀の債務超過、財政破綻は必至。 小生は信条としては愛国者ですが、経済的には非国民(個人の金融資産の外貨建化)にならざる得ないと思量します。

Posted byブクログ

2018/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日経新聞を読み続けていると、政府よりの考えになってしまうので、ときどき反対論者の説に触れ、フラットに戻しておきたいと思うのです。 過去の金融緩和(2001~2006年)で失敗したのに、 なぜ再び金融緩和政策を行ったのか。 徹底的に緩和政策に反対する著者が、一つ一つ丁寧に反論していきます。 2016年に消費が湧きましたが、これは政策の成功ではなく、原油価格の下落が要因だとしています。確かに一理あると思います。 緩和からの出口については、これから加速度的に関心が高まることでしょう。起こり得る影響について、あらゆる可能性を踏まえた心の準備が必要ではないかと思います。

Posted byブクログ

2018/05/17

賛否両論が渦巻いていた「アベノミクスの評価」に、ようやく経済学的な結論が見えてきたようだと本書を読みながら思った。 経済の論理は冷徹である。やはり「異次元緩和で景気回復」などは実現しなかった。あとは「出口」に向かわざるを得ない。 「黒田劇場」は、入場ははタダだが出口で「木戸銭」を...

賛否両論が渦巻いていた「アベノミクスの評価」に、ようやく経済学的な結論が見えてきたようだと本書を読みながら思った。 経済の論理は冷徹である。やはり「異次元緩和で景気回復」などは実現しなかった。あとは「出口」に向かわざるを得ない。 「黒田劇場」は、入場ははタダだが出口で「木戸銭」を取るらしい。高くつきそうであると暗然たる思いを抱く。 それにしても、わが国の政治経済のエリート達の質の劣化は酷いものである。「今がよければ後はどうでも良い」では一国の政治経済を任せることはできないではないか。 今後のキーワードは「持続性」ではないかと思った。 本書では「円安→輸入物価高→消費減→成長率低下」に対し「円高→輸入物価低→消費増→成長率高」との目指すべき方向性も示唆している。 本書は、一部上場企業と株式を保有する富裕層のみが利益を得る政策の転換を検討するために多くの示唆を与える本である。 2018年5月17日読了。

Posted byブクログ