下鴨アンティーク 白鳥と紫式部 の商品レビュー
シリーズ第7弾(本編最終巻) 「雛の鈴」「散りて咲くもの」「白鳥と紫式部」の3編と あとがきの後に白鳥と紫式部の少し後のお話し。 最後の着物は、本当に最後にふさわしい着物でした。 そして、鹿乃と慧がうまくいって、心配なのは良鷹で、 真帆ちゃんがいるとはいえ、そういうのとは違うと ...
シリーズ第7弾(本編最終巻) 「雛の鈴」「散りて咲くもの」「白鳥と紫式部」の3編と あとがきの後に白鳥と紫式部の少し後のお話し。 最後の着物は、本当に最後にふさわしい着物でした。 そして、鹿乃と慧がうまくいって、心配なのは良鷹で、 真帆ちゃんがいるとはいえ、そういうのとは違うと 思っていたので、白鳥と紫式部で(´。`;)ホッとしました。 あとは番外編を残すのみです。
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これ以上ないくらい素晴らしい完結巻だ! けど、もう少し先が気になる……と思っていたら番外編があるらしい。 ●雛の鈴 鈴の音が鳴る帯の話。 淡島信仰と加賀手毬。 また、野々宮の家を出て新しい関係を築き始める慧と鹿乃、そして良鷹3人の関係を描く話。 ●散りて咲くもの 芙二子の目録にある最後の1枚の着物。 かつて失踪した“野々宮の女”の着物は、次世代に、芙二子に、そして鹿乃に受け継がれる着物だった。 この話を書くために、以前の巻で信篤と汐子(鹿乃たちの曾祖父母)の話を出したのか……。 ●白鳥と紫式部 紫式部に始まって紫式部に終わる。 最終巻に相応しいタイトル。 半分以上が良鷹目線で、シリーズでは一番本格ミステリーの要素が強い話だったかも。 いずれ慧と結婚した鹿乃は家を出ていく……その時までに良鷹は立ち直れるのか!?と誰もが心配していたところに、新しい野々宮家の一員が! 良鷹の中学時代の同級生の子であり、父が亡くなって身寄りのない娘を引き取ることになる。 彼女―幸はまだ十歳だが、いずれ良鷹の紫の上になったりは……しないだろうか。。。 血、繋がってないし。 そして幸にもどうやら不思議な力があり(何しろ亡くなった祖母の化身である白露と話ができるほど)、鹿乃が家を出ても次の代の“野々宮の女”になれそうである。
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主人公たちやその家族は、みんな何か研究していたり、得意分野がある人たちばかり。 教養がある。 何かに対して確固とした知識を持っているって素敵なことですね。 そして、決してそれを振り回さない。 そんなことしなくても自らの生き方の中にそれがしみ込んでいる。
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可愛らしいシリーズが完結。冒頭、着物も残り2枚、から始まって驚いた。もっと大量にあるのかと思ってたので。これからは鹿乃が跡継ぎとして着物も増えたりするのかもしれませんね。小さい娘さんが増えたことも驚き。
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着物に遺された、あなたへの想い。 直接は言えなくても、遺された想いがある。祖母から受け継いだいわくつきの着物も残りわずか。鹿乃の成長も見える巻。慧は父親のことや鹿乃への想いが一段落して、すごく余裕がある感じになった。何気に兄の良鷹がフィーチャーされている巻でもある。 「雛の鈴」着物に託した母の想い。わかっていても言えなかったこと。知っていたけれど、知らないふりをした愛情。着物の謎を解くということは、誰かの個人的な領域に踏み込むことでもあり、今回のように拒絶する人もいる。うまく落ち着いてよかった。鹿乃の一生懸命さが人を動かした、というところ。 「散りて咲くもの」最後の一枚は、野々宮家の人が遺した着物ということで、鹿乃や良鷹も気負うところがあったか。『山歌集」や『櫻の園』が出てきたけれど、このシリーズだから危ない方向に行くとは思わず、穏やかな着地へ。桜は散って、次へとつなぐ。卒業式のシーンがありましたが、赤レンガの校舎とか、ほとんどが同じ大学へ進むというところに、やはりこの学校のモデルは……と思った。 「白鳥と紫式部」良鷹の同級生が亡くなり、彼から着物が届く。体の弱かった津守亘が、一度だけ話をした良鷹に託したかったものは。彼の娘である幸がかわいらしい。良鷹は愛情を注ぐのが上手いのかも。結婚する前に娘(的な存在)ができてしまった良鷹だけど、真帆のことは、このまま腐れ縁で行くのだろうか。 人と人をつなぐのは、やはり愛おしいという想い。こじれても、誤解があっても、一度のすれ違いでも、会ったことがなくても、想いを遺すことはできる。世界の優しさを信じている物語だった。
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妹からの譲受本。 これはまわってくるのを楽しみにしてるもの。 ラスト2冊とのこと。 でも序盤で、不思議な着物が残2って!?
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シリーズ7弾。 今作は、蔵の中にある不思議な着物の謎を全て解き明かす最終回です。 最後の着物は、鹿乃の身内で先祖である人のもの。 野々宮家に関わる着物で、それぞれ未来に受け継ぐものが明かされます。 最終回にふさわしい終わり方で、よかったと思います。 本編は終わり、番外編が載って...
シリーズ7弾。 今作は、蔵の中にある不思議な着物の謎を全て解き明かす最終回です。 最後の着物は、鹿乃の身内で先祖である人のもの。 野々宮家に関わる着物で、それぞれ未来に受け継ぐものが明かされます。 最終回にふさわしい終わり方で、よかったと思います。 本編は終わり、番外編が載っています。 番外編は鹿乃より、良鷹の方の話がメインです。 あとがきの後にも、短編が載っているので、読み忘れに注意。
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本編最終巻。これまでそんな風に感じた事はなかったのに、鹿乃の善良さの圧が…。しっかり者なのに幼い雰囲気な事も、これは以前から感じていたけれど、嫌いな訳じゃないのに気になり、両方共次第に慣れた。十歳児を囲む遺産相続に胸が苦しくなる。主要人物達はあんなに善良なのに。。温かい日々が始ま...
本編最終巻。これまでそんな風に感じた事はなかったのに、鹿乃の善良さの圧が…。しっかり者なのに幼い雰囲気な事も、これは以前から感じていたけれど、嫌いな訳じゃないのに気になり、両方共次第に慣れた。十歳児を囲む遺産相続に胸が苦しくなる。主要人物達はあんなに善良なのに。。温かい日々が始まりそうでほっとした。
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下鴨アンティークシリーズ第7弾。本編はこれが最終巻。 主人公鹿乃と慧の話よりも鹿乃の兄の良鷹の再生の話が中心な様な。もう少し鹿乃と慧のその後を見たかったな。
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いいぞぉー!良鷹ー!!! 世界で一番の果報者となれー!!! 今まで『過去』に捕らわれ続けた良鷹が幸ちゃんという前に導いてくれる存在に巡り合わせてくれたこの奇跡にマジ感謝。 親戚と家政婦はマジ愚者。 何故かラップ調になるほどマジ嬉しい
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