おいしい記憶 の商品レビュー
いろんな方々がご自分の「おいしい記憶」について書いておられます テレビでよく見かける芸能人、文章を書くことを生業としておられる方々、そして大人から子どもまでの市井の人々 流石に、文章を書くことで生きておられる方の文章は読みやすく、中身もずっしりと身が詰まっている、そして一般の方の...
いろんな方々がご自分の「おいしい記憶」について書いておられます テレビでよく見かける芸能人、文章を書くことを生業としておられる方々、そして大人から子どもまでの市井の人々 流石に、文章を書くことで生きておられる方の文章は読みやすく、中身もずっしりと身が詰まっている、そして一般の方の書かれた文章は、荒削りなところがありながらも「語りたい何か」に突き動かされて筆を進めていることがひしひしと伝わってくる 芸能人の文章は、言わずもがな… 文章の違いの大きさに驚愕できる一冊でした あぁ、海老味噌食べてみたい
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周りの人のおいしいものの話やレシピを聞くのが好き。 その話をしてる時ってみんな良い表情してるから。 「あなたのおいしい記憶を教えてください」コンテストの受賞作品が後半にまとめられている。 どの話も読んでいて懐かしくそして心がギュッとなって涙が出てきそうなエピソードばかり。 会っ...
周りの人のおいしいものの話やレシピを聞くのが好き。 その話をしてる時ってみんな良い表情してるから。 「あなたのおいしい記憶を教えてください」コンテストの受賞作品が後半にまとめられている。 どの話も読んでいて懐かしくそして心がギュッとなって涙が出てきそうなエピソードばかり。 会ったこともないけど、書き手の思い出をおすそ分けしてもらって幸せな気持ちになれた。 山本一力さんの『八州男の黒帯』がすごく感動した。 美味しい記憶って永遠だ!
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「おいしい記憶」に纏わる作家・著名人のエッセイ12本とコンテストの入賞作品10本、計22本が収録されたアンソロジーです。 皆さんの「おいしい記憶」を読みながら、微笑んだり、懐かしい思いに耽ったり又自分自身のおいしい記憶を考えたりしながら楽しく読みました。 ずっと漫画もエッセイ...
「おいしい記憶」に纏わる作家・著名人のエッセイ12本とコンテストの入賞作品10本、計22本が収録されたアンソロジーです。 皆さんの「おいしい記憶」を読みながら、微笑んだり、懐かしい思いに耽ったり又自分自身のおいしい記憶を考えたりしながら楽しく読みました。 ずっと漫画もエッセイも読んでいる柴門ふみさんの「おいしい記憶」では山で亡くなられたお父様の事が書かれており、驚きと共に印象に残りました。 装丁や各タイトルページにある、けしごむはんこのイラストも可愛くてほっこりします。 私は亡き父が時々作ってくれたサトイモの黒ごま和えの味が今でも忘れられない1品です。
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食べ物の話なのに昔の思い出の話をしているからか、 なんだか切なくなった。 自分の懐かしい食べ物はなんだろう。 母のつくる餃子。地元の肉まん。唯一苦手だった給食の一品。きっと忘れてしまったであろう、あんな味、こんな味。 忘れてしまってもきっと私の体の記憶は覚えているのだろう。
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食べ物の話は、その人の生活や人柄が伝わるので楽しい。 巻末の一般の方のエッセイ? 子供の作文も良かった。
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人は食べたもので出来ている。だから、気持ちのこもった食べ物を食べてきた人は、とても豊かな気持ちで出来ているに違いない。そんなことを思わせる名作集だ。作家さん達のやはり素晴らしい文章も味わい深い。しかし、一般の部の方々の文章はストレートさが突き抜けていてさらにすごい。涙なしには読め...
人は食べたもので出来ている。だから、気持ちのこもった食べ物を食べてきた人は、とても豊かな気持ちで出来ているに違いない。そんなことを思わせる名作集だ。作家さん達のやはり素晴らしい文章も味わい深い。しかし、一般の部の方々の文章はストレートさが突き抜けていてさらにすごい。涙なしには読めない傑作だ。
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食にまつわる様々なエッセイ。 必ずしも「おいしい」事が強く記憶に残るわけではない。 強烈に忘れられないのは意外と舌そのものの記憶よりも、その背景にあるものの存在が大きいのかもしれない。 中央公論新社
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人には食にまつわる温かい記憶がある。12人の著名人の「おいしい記憶」をまとめたエッセイ集。読めば誰かと食事をしたくなる1冊
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自分が働いている新聞にも書きましたが、ブクログにも。 ちなみに、こっちが元の原稿です。 □□□ だれにでも、食に関する思い出のひとつやふたつはあるもの。「おいしい記憶」(中央公論新社、1404円)は、作家や著名人ら12人が書き下ろした食にまつわるエッセー12本と、一般を対象に募集...
自分が働いている新聞にも書きましたが、ブクログにも。 ちなみに、こっちが元の原稿です。 □□□ だれにでも、食に関する思い出のひとつやふたつはあるもの。「おいしい記憶」(中央公論新社、1404円)は、作家や著名人ら12人が書き下ろした食にまつわるエッセー12本と、一般を対象に募集したエッセーコンテストの受賞作品10本を収録したアンソロジーだ。 何と言っても執筆者の顔ぶれが豪華かつ多彩。女優の上戸彩さんや元プロテニス選手の松岡修造さん、演出家の宮本亜門さん、直木賞作家の中島京子さんに姫野カオルコさん……。贅沢な高級料理をバラエティ豊かに詰め込んだデラックス幕の内弁当のようだ。 岩見沢で講演したこともある札幌在住の作家、森久美子さんは、ハイカラな祖母の作るおにぎりの思い出を語る。祖母が手の熱いのを我慢して作るおにぎりは「かぶりついても崩れない。そして口に入れると、ふわっとご飯がほどけ」たとか。思わず喉が鳴った。 直木賞作家の山本一力さんは、持ち前の硬派な筆で、冷やしそうめんの思い出をつづる。とびきり陽性で大好きだった異父兄と山の上で食べた冷やしそうめんの記憶は鮮明で、「夏の食べ物なら、なにをおいても『冷やしそうめん』」といわしめるほど人気作家を虜にした。 少々驚いたのは、漫画家の柴門ふみさんのエッセー。衝撃的なエピソードの後に、おむすびのおいしさが語られるのだが、その落差の大きさに不思議な感覚を味わった。いずれにしろ、食にまつわる記憶がテーマでありながら、人の記憶であるのが面白い。 かく言う筆者は、母が進取の気象に富む人で、食にまつわる思い出には苦いものが多い。冷蔵庫にあるものを適当にぶち込んで作るジュースを飲んで初めて「絶望」という言葉の本当の意味を知ったし、「ハワイアンカレー」だと嘯いてニンジン、タマネギ、ジャガイモがそのまま入ったカレーライスは悪い冗談としか思えなかった。 ただ、揚げ物は抜群においしかった。母の名誉のためにも言い添えておく。
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上戸彩の子ども産んでから全く食べても太らなくなったというのが信じられないし羨ましい気持ちでいっぱいになった。。。
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