「欲しい」の本質 の商品レビュー
事例がわかりやすい マクドナルド、スマートフォン、車、akb48、でぃずにー インサイトは3つのタイプに分類できる 価値、不満、未充足欲求 人の表面だけでなく、本音、言いにくい裏側の気持ちが大事(見栄を張りたい、人の上に立ちたい) インサイトを見つけるにはまず人を見に行くこと
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ぼちぼち読みやすい 4要素、3分類 シーン、ドライバー、エモーション、バックグラウンド 価値、不満、未充足感
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アイデアがなかなか出てこない、頭を柔らかくしたい人には良い本だと思う。普段から仕事で抽象化と具体化の行き来やゼロイチベースの企画ばかりをしている身からすると、既に知っていることが多かった。
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「ほしいの」の本質 insight 人を動かす隠れた心理=インサイト マクドナルドの失敗:ヘルシーというアンケートを基に作った「サラダマック」だ大失敗 実はジャンキーさを求めていた 自分の意識に基づいているのは5%、95%は無意識 答えを持っていないのになぜその行動をとったか聞か...
「ほしいの」の本質 insight 人を動かす隠れた心理=インサイト マクドナルドの失敗:ヘルシーというアンケートを基に作った「サラダマック」だ大失敗 実はジャンキーさを求めていた 自分の意識に基づいているのは5%、95%は無意識 答えを持っていないのになぜその行動をとったか聞かれると、後付けをして答えを取り繕う インサイト=潜在かしている ニーズ:顕在化している デザイン思考が注目される 「人間そのもの」を起点にして発想する 人間が求めているものは何かを見いだす 人間を見に行く:消費者に意見を聞いてはいけない、ターゲットの興味や関心に寄り添うこと ☆キーインサイトを探す キーインサイト:会えないアイドルへのあこがれ バリュープロポジション:会いに行けるアイドル アイデア:AKB48 他にも、大人が夢中になれる遊園地 ディズニーランド 受験生を応援するキットカット インサイトの4要素 ・ドライバー 源泉要因 ┗キットカットをぱきっとおる ・シーン 場面 ┗勉強の合間に一息入れるとき ・バックグラウンド 背景要因 ┗心がふっと軽くなり、ストレスから解放される ・エモーション 感情 ┗ストレスだらけの毎日 人間の裏の欲望に注目する インサイトの3分類 価値、不満、未充足欲求 幼児教育の通信販売が売れない ・価値:アウトドアで楽しむ姿を見たい ・不満:閉ざされた環境で子供と二人きり、煮詰まった関係 →だから「買わない」
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
インサイトからのアイデア開発によってイノベーションを生み出す 隠れていて見えづらい『欲しい』を探る ◼︎組み合わせの妙 キットカット 『パキッと折る(ドライバー)』×『ストレスからの解放(エモーション)』 受験生のストレスをパキッと割ることで解消する ◼︎インサイトからアイデア作成のフレームワーク ・ターゲット アイドルに関心のある男性 ・キーインサイト(隠れた不満や欲求) 会えないアイドルへの憧れを煽られていることに、うんざり ・バリュープロポジション(価値提案) 会いに行けるアイドル ⇨アイデア 秋葉原に常設の劇場を作り毎日公演を行う ◼︎ひとこと化(ぼんやりしていたアイデアがクリアにみえる。メンバー間の共有が進む。他の人へのアピール力が高まる) 【メソッド】 ・13文字以内の体言止め ・ディズニーランド 大人が夢中になれる場所 ・桃屋(辛そうで辛くない少し辛いラー油) 食べるラー油 ・JR東日本 エキナカ(通過する駅から集う駅へ) ・花王 ソフィーナ マイナス5才肌 ・アサヒ飲料 朝専用コーヒー ・大塚製薬 ファイブミニ 飲むセンイ (ズラす新鮮) その他 ・街コン ・朝マック ・終活 ・塗るつけまつげ ・山ガール ◼︎アイデアのプロトタイプ化(どの程度消費者に理解してもらえるのか) ・ヘンリー・フォードの言葉 『もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは「もっと速い馬が欲しい」と答えていただろう』 ・スティーブジョブスのプレゼンのように『シーン&ベネフィット』をわかりやすく提示することが重要 ◼︎インサイトを活用した業務プロセスを構築する際のポイント ①確率されたインサイト検索の仕組みが必要 個人の力量ではなく、確率されたフレームワークやメソッドの力でインサイトを検索する力が必要 ②場当たり的でない、標準化された業務プロセスで運用する ③データサイエンスに精通して統計的に正しい定量調査を行う 統計的に正しいリサーチ設計や集計、解析の能力が必要です。AIの時代にデータサイエンスの世界が更に進化することは間違いなく、そのような知識を取り込む力量も必要 ④海外リサーチの実施体制の構築 海外資料リサーチはネットを活用して更に容易に クラウドソーシングの活用、海外のリサーチャーやアンカーマンのネットワークなど、日本以外の場所でのインサイト検索の需要はこれからも増えることは確実。 ■『人間を見に行く』 自社の商品や市場から離れて、『人間が求めているもの』を知る それを起点にして自分たちの商品やカテゴリーと比較すれば、自分の商品やブランドに新たな価値を想像することができる ■市場規模 ・日本国内で使われている研究開発費:年間約約19兆円 (1014 総務省「科学技術研究調査」企業・非営利団体・公的機関・大学等の合計) ・マーケティング予算の中で最も大きな役割を占める広告費:約6兆円 (電通「2016年 日本の広告費」) 膨大な資金、それを支える優秀な人材、そして日本の企業が脈々と培ってきた技術力。それらの基調で大きなリソースを「筋の良い」オポチュニティやインサイトに向かわせたい。 逆に言えば、現状「筋の悪い」ことにそのリソースが注ぎ込まれていることが多いのです。だから、そういった残念なことを無くしたい。 そうすればグローバル競争に負けないイノベーションを創り出せます。 ■デコム (著者の会社)
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目的 インサイトの把握の仕方 感想 マクドナルドに求めるのはサラダではなく、ちょっと身体に悪いものを食べたいという欲求 自分の行動 自分のビジネスのニーズを把握する
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①顕在的な価値と潜在的な価値は異なる 例えば、マクドナルドが女性に「どんな商品が欲しいですか」とアンケートを取ると「ヘルシーなメニュー」という回答が大半を占める。だが、これに応じて例えば野菜を増やしたメニューを作っても女性の購買数は増えない。むしろこれまで通り、女性であっても期間...
①顕在的な価値と潜在的な価値は異なる 例えば、マクドナルドが女性に「どんな商品が欲しいですか」とアンケートを取ると「ヘルシーなメニュー」という回答が大半を占める。だが、これに応じて例えば野菜を増やしたメニューを作っても女性の購買数は増えない。むしろこれまで通り、女性であっても期間限定の照り焼き、月見といったバーガーの購買が軸となる。 女性であっても、マクドナルドへ「はガッツいて食への欲望を解放する場所であって欲しい」という潜在的なニーズがあるのである。 このように、顕在的な価値、人が口で言う「○○が欲しい」と潜在的な価値、心の内側でマクドナルドに求める欲しい、は異なる。 愚直にアンケートで出た結果に応じるべきではないし、アンケートも潜在的なニーズを引き出すための工夫が必要なのである。 ②潜在的なニーズは一個人の感じる不満と価値(Value)の差にある。 幼児教育のテキスト販売をするA社はテキストの売り上げに悩んでいた。広告用のチラシでは、成績UPのデータや親と子供が笑顔で机に向き合う写真を多用していたが効果はなかった。なぜか。 実は、保護者が潜在的に育児に求める価値(Value)は公園で子供が遊んでいる姿を見ている時、あるいは緑の多い公園で子どもと一緒にアウトドアを体験している時に「親になってよかった」と感じる。開放感こそが保護者の子育てに対するバリューなのである。 この潜在的な価値に対して、狭い空間で親子で机に向かう写真は逆効果。 これを踏まえて、A社では使う写真や言葉選びのコンセプトを「開放感と自由」に一新。チラシなどで活用する写真も可能な限り親子が楽しそうにしている、空間も意識させない写真に変更することで、改良を実現した。 潜在的な価値は不満、今回でいう子育てへの閉塞感や密閉感と価値、開放感や自由な雰囲気の差に隠れている。 ③価値(Value)には大きく8種類×2=16種類に分類できる とはいえ闇雲に価値(Value)を探すことは困難。大きく8種類×2=16種類に分けられる「人の欲望」から探すことが効率的。大きくは8種類あるが、その欲が行き過ぎてしまう8種類も人にはどこかで求めてしまう欲がある。 ①「放」⇔「脱」 開放感を求めるが、時に行き過ぎて逸脱したくなるという欲望。 ②「密」⇔「卑」 人と親密になりたい欲は、行きすぎると迎合し卑屈になる。 ③「律」⇔「制」 秩序を保とうとするが、いきすぎると支配欲がでてくる。 ④「安」⇔「固」 安定、平和を求めるが、それがいきすぎるとその安寧に固執してしまう。 ⑤「緩」⇔「堕」 休息は終わりを決めないと堕落へつながる。 ⑥「無」⇔「逃」 無心、没入したいという欲は、行きすぎると逃避につながる。 ⑦「達」⇔「利」 何かを達成したいという欲は、過剰になると強欲になり嫉妬につながる。 ⑧「楽」⇔「暴」 快楽や高揚を求め続けると、色欲や暴発につながる。 このように人の「欲しい」に応えるためには安易にアンケート結果や口で言う「欲しい」に惑わされるのではなく、価値(Value)=「潜在的な欲望」に焦点を当てていく工夫が必要となる。
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インサイトの本来の意味。アイデアに到達するまでの体系的なフレームワーク。考え方をわかりやすく説明してくれている。 2回目読みました。時間おくと1回目とはとらえ方がまた違って面白く読めた。
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インサイトは顧客を動かす隠れた心理。 インサイトの発見は直接聞くのではなく、人間を見に行くことで行う。→確かに、アンケートに回答するとき、はっきり意識はせずに相手の期待に沿うような回答をしていたことがあった。 インサイトを利用したアイデア創出は、決して簡単ではないが、人間味が...
インサイトは顧客を動かす隠れた心理。 インサイトの発見は直接聞くのではなく、人間を見に行くことで行う。→確かに、アンケートに回答するとき、はっきり意識はせずに相手の期待に沿うような回答をしていたことがあった。 インサイトを利用したアイデア創出は、決して簡単ではないが、人間味がありかつ破壊的イノベーションに繋がる非常に面白いものだと感じた。
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1.本屋でちらっと読んだ際、ニーズとは、顕在化している情報で、それもとに商品を作るのでは遅すぎるという言葉が響いたので購入しました。 2.インサイトとは、人間の隠れた心理を指しています。現代では、どの商品も「だいたい良い」とされ、似たり寄ったりの消費が並んでいます。そして、いつ...
1.本屋でちらっと読んだ際、ニーズとは、顕在化している情報で、それもとに商品を作るのでは遅すぎるという言葉が響いたので購入しました。 2.インサイトとは、人間の隠れた心理を指しています。現代では、どの商品も「だいたい良い」とされ、似たり寄ったりの消費が並んでいます。そして、いつしかそのような商品は店頭から消えていきます。そうならないためには、人間の心理について深く知る必要があります。昔は、モノが不足しており、常に問題がある状態でした。そのため、機能が良ければ飛ぶように売れていました。しかし現代では、モノが飽和状態にあり、解決しなければならないことはほとんどありません。それに加え、だいたい良い商品が並んでいるため、大差がなくなっています。 そこで、差別化するためにはインサイトの考えを持ち、顧客が抱えている不満を自分たちで導き出す必要があります。この時にどのような手順でインサイトを発掘していけばよいのか、そもそもインサイトとはどのような概念なのかを詳細に述べている1冊となっています。 3.インサイトの意味については理解できたのですが、自分の今の仕事にどう結び付けていくかを考えたとき、すぐにアイディアが浮かびませんでした。金融という職業柄、金は誰しもが必要なものであるにもかかわらず、良い提案につなげられない悩みがあります。例えば、お金を増やしたいと連発しているにもかかわらず投資を嫌がる。昔の概念に引きずられ、金利が上がってくれることを祈る人たちが増えいます。このような心理にはどのような背景があるのか、この気持ちを探っていきたいとこの本を読んで思いました。
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