思い出した訪問 の商品レビュー
“綺麗な紙が見つかると、彼女はとても悲しい気持ちになった。自分の怠惰を痛感した。” 時の流れのやるせなさ、悲哀を感じる一冊。
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最後まで何があるのかわからないミステリー おじいさんと約束した紙を渡すことを何年も過ごして、 新聞から亡くなったことを知る そうしたことで、約束した紙を思い出し 渡せなくなった紙を風になびかせる 忘れる前に仕事をすることが重要かもしれない 忘れてしまうのも重要かも。 おじいさん...
最後まで何があるのかわからないミステリー おじいさんと約束した紙を渡すことを何年も過ごして、 新聞から亡くなったことを知る そうしたことで、約束した紙を思い出し 渡せなくなった紙を風になびかせる 忘れる前に仕事をすることが重要かもしれない 忘れてしまうのも重要かも。 おじいさんも忘れているだろうし、 いずれ離れてしまう出会いだった。 渡していたらどうなっていたかも、とは考えられるが…
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1.おすすめする人 →大人が読んでも楽しめる絵本が読みたい 2.内容 →ある少女が何年も経ってから約束を思い出すが、 それが果たせずに終わる話。 一見切ないだけに思えるこの絵本だけど、 エドワード・ゴーリーの描く絵が 不穏さを表現している。
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芸術や景色や慣れない海外の料理がわからない年の頃、雑誌の面白さもわからない少女の思い出。 かつての高尚で洗練された功績を持つ老人、過去の栄光ときらびやかな人々を語る言葉言葉。 ただ幼い頃の世界の持つわからなさが、ゴーリーの絵を通して、鬱々と不穏に描かれています。 荒れた庭、欠け...
芸術や景色や慣れない海外の料理がわからない年の頃、雑誌の面白さもわからない少女の思い出。 かつての高尚で洗練された功績を持つ老人、過去の栄光ときらびやかな人々を語る言葉言葉。 ただ幼い頃の世界の持つわからなさが、ゴーリーの絵を通して、鬱々と不穏に描かれています。 荒れた庭、欠けた像、失われた約束。死と暴力の外にいる猫たち。何かを語っているようで肝心なことは何もわからないこの感じ。
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思い出したことに価値があるんじゃないかな。 その価値に気付くのはまた数年後かもしれないけど。 飛んでいった紙もまた誰かの為になるかもしれないしね。。。 恩は遠きにかえせと言う言葉を大切にしていますが、これもまさにそういうことではないかと思います。 絵本なのでパラッと読めちゃい...
思い出したことに価値があるんじゃないかな。 その価値に気付くのはまた数年後かもしれないけど。 飛んでいった紙もまた誰かの為になるかもしれないしね。。。 恩は遠きにかえせと言う言葉を大切にしていますが、これもまさにそういうことではないかと思います。 絵本なのでパラッと読めちゃいますが時折読み返したいですね。それこそ、思い出した時に。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
仄暗い雰囲気の漂う、せつないお話。茶会の口約束を何年か経ったあとに思い出し、果たそうとするもそれによって相手の死を知る。 素敵な年配の男性というのがクレイグ氏。著名人だから新聞で訃報が知れるのかしら。スクリム=ショー嬢の存在も不思議。表紙・裏表紙は装飾刈込のあるお庭か。 訳者は柴田元幸さん。
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背景の植木が気になる。 あと、有名なをっさんと、彼の紙キチガヒと、名詞のセンスのマニアックぶりも気になる。
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脳裏に焼き付いて離れない風景。遠い昔のことなのに、まるで昨日のことのように思いだす。ふいに、思いだす。少しさみしくて、でもおだやかで優しくて。 この絵本を読んだときの「感覚」を、言葉にはできなくても、少し難しくても、子どもたちに触れさせてあげたい、と思った。本屋さんでは「大人の...
脳裏に焼き付いて離れない風景。遠い昔のことなのに、まるで昨日のことのように思いだす。ふいに、思いだす。少しさみしくて、でもおだやかで優しくて。 この絵本を読んだときの「感覚」を、言葉にはできなくても、少し難しくても、子どもたちに触れさせてあげたい、と思った。本屋さんでは「大人の絵本コーナー」にあるような、絵本。そんな区分けいらないと思う。
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思い出すの遅すぎだし、思い出したからって、そこまで切なくなることないのでは。という物語。禍々しい海の描写が印象的。
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まさに思い出したかのように新しいゴーリーの本を読む。あるんだ、こういうこと。最初からわかってるんだ、死の影。わかっているけど探してしまう、1枚1枚の絵の中の兆候。
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