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不安な個人、立ちすくむ国家 の商品レビュー

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18件のお客様レビュー

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2018/04/03

http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163907475 , http://www.meti.go.jp/committee/summary/eic0009/pdf/020_02_00.pdf

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2018/03/04

経産省若手の問題意識を知ることができる。若手がイキイキと仕事をしているようで羨ましい。わたしも官僚になるという選択肢はなかったか。

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2018/03/02

経済産業省の若手官僚が2017年に発表したペーパー発表したら物凄い反響があった。 その理由として、国家機関の省庁が現在の制度疲労を真っ向から批判して制度と現実のギャップを浮かび上がらしているからだと、自分もHPからDLした資料を見て感じた。 この本は、そのペーパーを発表した若手...

経済産業省の若手官僚が2017年に発表したペーパー発表したら物凄い反響があった。 その理由として、国家機関の省庁が現在の制度疲労を真っ向から批判して制度と現実のギャップを浮かび上がらしているからだと、自分もHPからDLした資料を見て感じた。 この本は、そのペーパーを発表した若手官僚と著名な文化人との対話や若手官僚のインタビューなどが書かれていた。 若手官僚と言っても40代くらいの人かと思ったが、実はもっと若く入庁10年以内(多くが4,5年程度)の人が多かったことが正直びっくりした。 キャリア組と呼ばれる彼らのインタビューを読むと 自分が抱く役所仕事のイメージと、実際に彼らがやっている仕事とのギャップ、そして仕事への取り組み方や考え方等があまりにもかけ離れていたので、それを知れただけでもよかったと思う本だった。

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2018/01/21

ソーシャルネットワークを瞬く間に駆け巡ったレポートについて、著者らのプロフィールなどと合わせ、知識人へのインタビューを通してレポートの作成背景やその想いを解説。国家の抱える課題を自分ごとにする事の大切さを訴える。地方の視点が欠けているのは自分自身にも言えると感じる一方で、満場一致...

ソーシャルネットワークを瞬く間に駆け巡ったレポートについて、著者らのプロフィールなどと合わせ、知識人へのインタビューを通してレポートの作成背景やその想いを解説。国家の抱える課題を自分ごとにする事の大切さを訴える。地方の視点が欠けているのは自分自身にも言えると感じる一方で、満場一致は不可能という日本の課題の複雑性と、その上で自分はどう生きるのか?を考えるきっかけとなる。

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2018/01/13

仕事がらみで読んでみました。 タイトルから期待した内容ではありませんでしたが、読みやすい本ではありました。 この本のもとになったレポートの内容について、何となくでも考えたことがある人にとっては、物足りない本かもしれません。 逆に、あまりそういうことを考えてこなかった人にと...

仕事がらみで読んでみました。 タイトルから期待した内容ではありませんでしたが、読みやすい本ではありました。 この本のもとになったレポートの内容について、何となくでも考えたことがある人にとっては、物足りない本かもしれません。 逆に、あまりそういうことを考えてこなかった人にとっては、示唆に富んだ本になる可能性が大きいと思います。 国に対して文句が多い人は、何だかんだいって、国を頼っているのでは、と思っています。 国に頼らず、できれば、国を支えていくためには、どうすればいいか、そういうことを考え、実行していく人が増えるようにするのが、教育の役目だと思っています。

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2018/01/13

 この本では、前半がレポート部分、後半が有識者との座談会として養老孟司、冨山和彦、東浩紀との対談が掲載されています。 前半部のリポートにおける提言は型破りでかつ伝え方も効果的であったと思います。型破りというのは、若年層への支援をというのみならず高齢者施策からのシフト(「あれもこ...

 この本では、前半がレポート部分、後半が有識者との座談会として養老孟司、冨山和彦、東浩紀との対談が掲載されています。 前半部のリポートにおける提言は型破りでかつ伝え方も効果的であったと思います。型破りというのは、若年層への支援をというのみならず高齢者施策からのシフト(「あれもこれも」=高齢者も若年層もではなく、あれかこれかへのシフト)、ある意味では現役世代のみならず高齢者も若年層を支える主体となるところです。また、統計数値・グラフを活用して、いわゆる伝統的な人生すごろくが崩壊しつつあること、高齢者が、意欲はありながら日がなテレビを見て過ごしているのが実態であること、一人当たりGDPと幸福度の連関性の薄さなどを効果的に伝えています。また「二度目の見逃し三振は許されない」というキャッチフレーズも印象に残りました。 このレポートは、よく書いたなあと思いつつも、後半の座談会でも指摘のあるとおり、議会制民主主義においては、結果として大きな舵を切ることは難しい(=二度目の見逃し三振は避けられない)こともまた事実と思われます。 後半の座談会では、「日本をどうするか」より大きな捉え方をした経産省若手プロジェクトレポートに対し、視点をミクロに寄せるとともに、国家の役割というものをある程度限定されたものに捉える識者とのやり取りが興味深いものでした。ここでは「国家を変える。組織を変える。」ではなく、「視点を研ぎ澄まし、従来当たり前と思われてきたことを疑問を持って捉えなおす」へのシフトが提言されているように思われました

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2017/12/31

私は1984年生まれで、経産省若手プロジェクトのメンバーと恐らく同世代か少し上くらいなので、先に公開されたレポートを含め、非常に興味深く読ませて頂いた。 本書の率直な感想として、誰向けに書かれた本なのかが分からなかった。 恐らくひとつには、若手プロジェクトと同世代に向けて、これ...

私は1984年生まれで、経産省若手プロジェクトのメンバーと恐らく同世代か少し上くらいなので、先に公開されたレポートを含め、非常に興味深く読ませて頂いた。 本書の率直な感想として、誰向けに書かれた本なのかが分からなかった。 恐らくひとつには、若手プロジェクトと同世代に向けて、これからの時代をどう生きるか考えて行動していきましょうということだと思う。しかし、これからの時代への不安は同世代の人たちは温度感こそあれども、既にみんな思っていることであり、今更感があると思う。 上の世代に向けては、シルバー民主主義への批判など、言いたいことは分かるが、それも多くの人にとって周知のことであるし、その先どうするというメッセージ性が薄いように思える。 現に、上の世代であり、本書のインタビュー相手である養老孟司氏、冨山和彦氏、東浩紀氏の話からは、それらの問題は理解した上で、これからどうすべきかという論点になっていたように思う。 ちなみに、上記3氏へのインタビューは、本書の読者に向けてというより、経産省若手プロジェクトメンバーの勉強のため、というような内容になってしまっていたのが非常に残念だった。 公開資料ならまだしも(それでも人件費などの形で国民の血税がコストになっているが)、書籍として読者に対価を支払ってもらうものとしては、質問者側のインタビュー内容のレベルが低いように感じられてしまった。(大学のお勉強サークルの同人誌でももっと濃い内容があるかもしれない。) 上記を踏まえて考えると、本書は中学生や高校生向けとしては、とてもよい内容に思える。経産省若手プロジェクトメンバーへのインタビューもあり、どのような経緯で経産省を志望し、若手プロジェクトに関わることになったのかも分かるので、将来的に社会をよりよくする仕事に携わりたいと思っている中高生にとっては、とても勉強になる一冊だろう。 本書に対しては色々といいたいことはあるが、私自身も同年代としてこの国の将来を憂いているし、官僚が正直ベースのレポートを公開して、多くの国民を議論に巻き込んだことは、意味があると思い評価している。しかし一方で、国民のエリート層の代表ともいえる官僚が今更このようなレベルの議論をしていることに失望も感じえない。 ちなみに重箱の隅をつつくようで恐縮だが、057頁の「民族学」は、「民俗学」の誤記と思われる。民族学(≒文化人類学)は社会学と同様に欧米から入ってきたものであるし、「世間」など日本社会の研究は民俗学の領域で盛んなことから、文脈からして「民俗学」が正しいと思われる。 こういう小さなことではあっても、それが積み重なって、官僚というものが、常識的な視点が欠けてしまっていて、一般市民と認識のギャップがあるもののように思えてしまう。 (私自身、経産省でもキャリアでもない国家公務員、地方公務員の友人はたくさんいるので、彼らが一般市民的な感覚を持っていることは重々承知しているのだが、公に公開するものである以上、プロ意識をもって作り上げて欲しい。) 日本という国家の未来をよりよくしたいと漠然と考えたいという方や、養老孟司氏、冨山和彦氏、東浩紀氏に興味のある方にとっては、勉強になる一冊。

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2017/11/14

【経産省若手官僚が問いかける、日本の未来】一四〇万ダウンロードを記録した資料を補足を含め完全版として書籍化。二十〜三十代の官僚たちが現代日本を分析した未来への提言。

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