サブカルで食う の商品レビュー
バンドブームを知っている世代にはおなじみの大槻ケンヂの著書。 お気楽に稼いで羨ましい、と思っていたが、どの職業でもそれなりの苦労があるという当たり前の事実に気づかされた。 「運が良かっただけ」と言わるような有名人たちの、「運が良かったからこその苦労」を知ることができた。 <アン...
バンドブームを知っている世代にはおなじみの大槻ケンヂの著書。 お気楽に稼いで羨ましい、と思っていたが、どの職業でもそれなりの苦労があるという当たり前の事実に気づかされた。 「運が良かっただけ」と言わるような有名人たちの、「運が良かったからこその苦労」を知ることができた。 <アンダーライン> ★★★★★ 「人気が出る」ということは「ある日突然、いわれのない愛と憎しみを一身に受けるようになること」です。 ★★★★ 会ったこともないような人に対してそこまでの憎しみをぶつけられるっていうのはショックでした ★★★ 「人間は根本的に悪である。けれども善であろうと努める生き物でもある ★★★「何で俺がリアクション芸人さんと同じ扱いなの?」とかとまどう結果になっても「最初に出たあんたが悪い」というテレビ側の正論に反論するのは困難ですし、調子に乗ってでてきた方の負けなんですね ★★★★ ラブコメっていうのは ・ちょっと変わった形での出会い(起) ・どうもお互いすきになったらしい(承) ・でも喧嘩をしてわかれてしまう(転) ・やっぱり復縁してめでたし(結) ★★★ 相手のニーズを受け入れるゲーム ★★★ 世間から忘れ去られてはいけない ★★★★ 世の中はよくできているもんで、そういうことって暗黙の了解なり、法律なりでストップしてくれているんですよ。踏み込まなかった自分をヘタレだと思う必要はないですよ ★★★★★ 「周りの人たちとは違う私」というのを実感したかったり、自分のコンプレックスを負の世界とアクセスすることで変えようとしたり…いわゆる超越願望ですね ★★★★★ 時間はある種の牢獄だ ★★★★★ 「燃えよドラゴン」が「よくあるアクション映画」と感じるということは、いかに「燃えよドラゴン」が世界を変えたかという証明に他ならない
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好きなことだけやって食えたらいいのに!という人のみではなく、自分の限りある時間をなるべく好きなことに費やしたい人にもおすすめ。 オーケンの知識量と学ぶ姿勢は、サブカルのみではなく何においても真似して損はないと思いました。この本の結論(極論)は最後の対談に集約されています。
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大槻ケンヂの半生記。間違ってもビジネス書ではない。 読書や映画の知識が凄い人だと言うことをまず感じた。第2章にあるオススメ小説や映画・漫画・音楽のタイトルたちは、ほとんど聞いたこともなかったけど凄く見ていたんだなということが伝わってくる。 良い意味で冷静な発言が多く、ドラッグや...
大槻ケンヂの半生記。間違ってもビジネス書ではない。 読書や映画の知識が凄い人だと言うことをまず感じた。第2章にあるオススメ小説や映画・漫画・音楽のタイトルたちは、ほとんど聞いたこともなかったけど凄く見ていたんだなということが伝わってくる。 良い意味で冷静な発言が多く、ドラッグや心霊などの陰性なものに目を向けるなとか、サブカルでもチームワークの上で表現が出来上がっている、サブカルで食うためには自分が底上げしたいと思えるジャンルを持っていることなど、さらりと書かれていることで心に残る表現が多かった。
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サブカルで生計を立てたい人のための本。 サブカルで食べていくためには、結局は運による所もあるだろうけれど、運を引き寄せるために必要な継続力などについても書かれている。 自由人として生きるために必要な事が著者の実体験を交えてかなり赤裸々に書かれていて、とっても面白かったです!
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今読んで良かった 結局、就職して一日中デスクに張り付いてたって、ニートであったって、好きな物に対してだけは真面目でないと人はダメになるね。
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古のサブカルめんどくさジジイが書いた本。最近は、元祖サブカルのひねくれ感をアンチする声が多いのでこういうおじさん久しぶりに見れてうれしい。 若林のエッセイにもあったけど、「やって無駄ってことはなくて、やっただけ当たる(成功する)確率が上がってる」的な姿勢が何に対してもステキ。 ...
古のサブカルめんどくさジジイが書いた本。最近は、元祖サブカルのひねくれ感をアンチする声が多いのでこういうおじさん久しぶりに見れてうれしい。 若林のエッセイにもあったけど、「やって無駄ってことはなくて、やっただけ当たる(成功する)確率が上がってる」的な姿勢が何に対してもステキ。 就活うまくいかないし、サブカルで食っていくほどの情熱(「○○をみんなに知ってもらいたい!」等)はないけれど、そういうものを探せばいいよっていうオーケンさんのあたたかさがすきだった
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久しぶりにオーケンの本を読む。 家に積読がすげーたまっているから、まずはそれを読めよ!って話なんだけどね…。 タイトル通り、サブカルで食っていくには?って事なんだけど、才能、運とかすでに結論が出ているので、いつも通りオーケンのエッセイとして読むが良いかと。 どんなに成功してい...
久しぶりにオーケンの本を読む。 家に積読がすげーたまっているから、まずはそれを読めよ!って話なんだけどね…。 タイトル通り、サブカルで食っていくには?って事なんだけど、才能、運とかすでに結論が出ているので、いつも通りオーケンのエッセイとして読むが良いかと。 どんなに成功している人でも山あり谷ありなわけで、そこはちゃんとわかった上で読むのが正解。 軽めに読むにはちょうど良い一冊でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「日本印度化計画」を歌う筋肉少女帯の大槻ケンヂが、サブカルでどの様に食い扶持を繋いでいくかを語る本。 サブカルで食うための方法を、梯子を外して笑いを取るのではなく、現実的にに描いていて良かった。 「表現したい「何か」があるのか」「ただ自分を表現したいのか」を確かめろという主張は面白かった。 「自分の好きなジャンルやシーンを底上げしてやる!」という熱意がどうしても必要になってくるらしい。心に響く。 若いうちに自分の時間を使って「自習」、僕の言葉で噛み砕いて言えば自分が何が好きかの試行錯誤、自分の楽しませ方を学んでおかないと将来大人になった時つまらない人間になるというのは面白かった。 僕は大学入ってから、友達もあまりできず一人で映画やサブカルチャー批評の本を読んでいて、自分が一人置いていかれているような気がずっとしてならなかった。 依然としてこのままではいけないのと思っているが、この本はとりあえずその時間の使い方もアリなんじゃないかと肯定してくれているようで嬉しかった。 この本で何度も紹介されているが、サブカルで食っていくためには「才能・運・継続」が必要だという。才能と運はやってみないとわからないけれど、継続はやっていれば中の下ぐらいにはとりあえずなれるという文章に勇気を貰った。 少年ジャンプの掲げる「友情・努力•勝利」と比べたらかなりドライな三原則だが、まじめにサブカルで食うための方法を伝えてくれている熱意を感じた。 80年代サブカルチャーのことが全くわからないから正直出てくる固有名詞が何を言っているんだかわからない部分もあったけど、紹介されている本や映画は是非とも見たいと思った。
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暑い中スーツを着て就活をする、ということができそうもない若者に向けて書かれた自伝的な与太話。サブカル本だけに巻末資料は無駄に充実。
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なんの取り柄もないサブカルワナビーなわたしですが、それでも好きなことだけ突き詰めていればなんとか食っていけるのかもしれないという勇気をくれた。好きなことがないなら好きなこと探すしかない。全然勃たねぇけど俺は今日コレで抜くんだ!!!という気概ね。
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