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秀吉の活 の商品レビュー

3.2

11件のお客様レビュー

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2024/05/17

面白かったです。最初は土下座ばかりしかしていなかった秀吉が、最後は偉そうに指図していて偉くなったなと思います。この本を読み改めて秀吉の出世の凄さがわかりました。【小6】

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2023/07/29

「活きる」をテーマに秀吉の一生が重々しくなく描かれているので、らくらく読める。竹阿弥との関係が、以前の大河ドラマだとぎすぎすしていたので、この話の二人の関係は救われるようで面白かった。朝廷工作の話も、できすぎてる感じもするけど「活きる」のテーマに沿うもので、良かったと思う。ただ、...

「活きる」をテーマに秀吉の一生が重々しくなく描かれているので、らくらく読める。竹阿弥との関係が、以前の大河ドラマだとぎすぎすしていたので、この話の二人の関係は救われるようで面白かった。朝廷工作の話も、できすぎてる感じもするけど「活きる」のテーマに沿うもので、良かったと思う。ただ、秀次切腹事件はさすがに取り上げられなかった笑。

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2022/05/04

秀吉と言えば才能の塊のようなイメージだが本書ではその常識を覆す。いたって普通に描かれており活きる為に全力を尽くす新しい秀吉像になっている。佐久間信盛を名将ぽく描いているのも良い。

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2019/01/27

秀吉の半生を描いた作品は数あれど、まだまだドラマティックな仮説は生まれるもんだなあと。 苗字なしの百姓から天下人になったという大枠や、あらゆる史実もしっかりなぞりつつも、なぜ木下姓になったのか?なぜ馬印が瓢箪になったのか?明智の最期は実は、、、みたいなあたりが、そうだったかもしれ...

秀吉の半生を描いた作品は数あれど、まだまだドラマティックな仮説は生まれるもんだなあと。 苗字なしの百姓から天下人になったという大枠や、あらゆる史実もしっかりなぞりつつも、なぜ木下姓になったのか?なぜ馬印が瓢箪になったのか?明智の最期は実は、、、みたいなあたりが、そうだったかもしれない話として良い妄想を見せてもらえた。明智はこんなにヒールだったと思っていないし、無名の山賊にやられたみたいな説が多いけど、こういう智将英傑どうしの知恵比べのうえでの最期であってほしい、せめて。ドラマティックなシーンだった。あ、あと静ヶ岳でなぜ前田利家が撤退したのかのシーン。あれもよかった。そうだったかもしれない。 この乱世、すこし風向きが違えばどうなっていたんだろうなあ。そしてどんな作品でも、秀吉の晩年のさまは心折られる虚しさがあるし、淀殿がでてくると、家族をほぼ殺された張本人に嫁いだ身の上、及ばずながら心を寄せて想像してしまう。権力を極めるうちにみな目が曇るんだろうか。生きる、ではなく活きる。言うは易く、犠牲を伴う道なのかもしれないなあ。秀吉の生き様を描いた作品のなかのひとつとして、記憶に残る1冊。になったとおもう。

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2018/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

歴史物をいくつか読んできた中で、秀吉をこんな風に描く作品は変わっていて面白かった。 歴史に「もし」はないが、もし本能寺の変がなければ、 秀吉は本当にお暇を頂けたのか・・・と考えるのも楽しい。 そして天下をとったあとの話は、どれも切ない。

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2018/09/18

歴史上、トップに昇るほどの有名な人物であり、数々の歴史・時代小説に登場する人物であるけれど、彼をまさに主人公とする読み物は意外と読んでいなかったかも。百姓上がりながら、狡賢いほど機転が利いて、要領よくて、知略でもって天下人にまで駆け上がったというのが私の豊臣秀吉のイメージだったが...

歴史上、トップに昇るほどの有名な人物であり、数々の歴史・時代小説に登場する人物であるけれど、彼をまさに主人公とする読み物は意外と読んでいなかったかも。百姓上がりながら、狡賢いほど機転が利いて、要領よくて、知略でもって天下人にまで駆け上がったというのが私の豊臣秀吉のイメージだったが、本書の秀吉は迷いに迷って、失敗も繰り返して、すごく格好悪いんだけど、その姿は人間味あふれていて、やっぱり魅力の尽きない人物なんだと実感させられる。 とはいっても、天下人になった後の秀吉は、、、。朝鮮出兵へと繰り出す秀吉を描くには結局こういう筋書きにならざるを得ないかと思いつつ、もの哀しさを覚えながら読まなければならなかった。毛利討伐に賭ける秀吉の想いが本書通りであったならば、その願いを叶えてあげたかったし、もっと活きた人生であったかもしれないのに、と思ってしまう。

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2018/05/02

秀吉モノだから勿論一気に読める。 いやっちゅうほど太閤記は読んでるから、如何に新しい視点で描くかに掛かっている。 本作は題名が示すように秀吉の「就職活動」つまり「就活」、続けて「婚活」「妊活」「終活」等、活動時期を際立たせた描き方が新しい。草履取りから成り上がっていく様は面白いが...

秀吉モノだから勿論一気に読める。 いやっちゅうほど太閤記は読んでるから、如何に新しい視点で描くかに掛かっている。 本作は題名が示すように秀吉の「就職活動」つまり「就活」、続けて「婚活」「妊活」「終活」等、活動時期を際立たせた描き方が新しい。草履取りから成り上がっていく様は面白いが、山崎の戦い以降急速に面白くなくなる。 ちょっと残念。 新しい歴史解釈は何もなし。 やっぱり新しく描くには秀吉は難しいよね。

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2018/04/23

秀吉ベースの生き方指南的な。よく見知った秀吉のエピソードに独自解釈が加えられ、それがなかなかよくできている。ちょっと都合がいい気もするけど、これはこれで読み物として気軽でよろしい。

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2018/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「同じ"生きる"なら、"活きる"でないと駄目なのじゃ」 実父からの教え通り、たくさん考え他人に気配りして一生懸命働く藤吉郎。 百姓から天下人に登りつめるまで、就活、婚活、昇活等10の「活」から豊臣秀吉の生きざまを描いた物語。 頭を使って己にしかできない仕事し、言葉通りどんどん出世していく。 強い信念をもつ藤吉郎も凄いけれど、その藤吉郎の良さを見極め導いた織田信長の存在は大きい。 偉大な指導者、気のおけない友達、ライバル、賢い伴侶等、人との出逢いを活かせたことが後の「秀吉」を生み出したのだと思う。 そして信長は天下統一を果たせず志半ばの人生であったけれど、誰よりも活き抜いた悔いの全くない人生だったのでは、と思いを馳せる。 人生をよりよく活きるためには信長のような道標が重要だ。

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2018/01/16

楽しみにしていた「秀吉の活」。普段というか最近の秀吉のイメージと違って良かった‼️他の登場人物も素晴らしい❗️織田信長・竹阿弥・浅野又右衛門・寧々・豊臣秀長・前田利家・佐久間信盛・菊亭晴季・近衛前久それぞれいい人物でかっこよかった。 竹阿弥と秀吉の関係も今まで見てきたのと違くて新...

楽しみにしていた「秀吉の活」。普段というか最近の秀吉のイメージと違って良かった‼️他の登場人物も素晴らしい❗️織田信長・竹阿弥・浅野又右衛門・寧々・豊臣秀長・前田利家・佐久間信盛・菊亭晴季・近衛前久それぞれいい人物でかっこよかった。 竹阿弥と秀吉の関係も今まで見てきたのと違くて新鮮味があって佐久間信盛の力攻めをしない本願寺包囲も同じく新鮮であった。信長に例え追放されても信長の天下布武のために最善の方法でやり抜く信盛はカッコいい。賤ヶ岳の合戦も面白かった。よくわかったのはどんなに出世をしても誰よりも高い地位を手に入れて天下人になっても余裕ではなくらむしろ追い詰められていた秀吉というのがわかった。大変面白かった‼️

Posted byブクログ