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僕らだって扉くらい開けられる の商品レビュー

3.4

20件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

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2024/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初はちょっとした超能力を持った人たち(こんな超能力ならなくても一緒!って思えるレベル)の短編なので、ちょっとつまらなかった。 けど、最後の章で今までのしょうもない超能力が一致団結した所が面白くて、スカッとした。

Posted byブクログ

2024/03/13

ちょっとした超能力を使えるようになった人達の連作短編。 最終章には、みんな集まってささやかな超能力を駆使して扉を開けます。 面白おかしいだけじゃない!

Posted byブクログ

2024/01/14

「さわらずに物を動かせる!……ただし10cmだけ 相手を金縛りにできる!……でも力を使うほどハゲる 目を見ると心が読める!……でも他人の目が怖くて見られない etc… こんな役に立たない能力(ルビ:ちから)、なくてもよくない?? ある日突然、不思議な力に目覚めてしまった五人。 ...

「さわらずに物を動かせる!……ただし10cmだけ 相手を金縛りにできる!……でも力を使うほどハゲる 目を見ると心が読める!……でも他人の目が怖くて見られない etc… こんな役に立たない能力(ルビ:ちから)、なくてもよくない?? ある日突然、不思議な力に目覚めてしまった五人。 悪戦苦闘しながら能力と向き合ううちに、さえない毎日が、思いもよらない方向に転がりだし――。」 「どんなに微力でふがいない人たちだって、力を合わせれば世界は変わる。ちりばめられたさまざまなピースが最後にかっちりハマる、優しくて愛らしいエンタメワールド。」

Posted byブクログ

2024/01/05

ちょっとだけ使える不思議なチカラ。ひょっとしたら近くにも…、いたら大変か。三葉食堂の「スタミナ定食」食べたくなった。

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2023/12/04

とても面白かった。超能力者5人の連作短編。と言っても、備わった力は、物を10cmだけ右に動かせる念動力とかショボいもの。コメディのようだけどとても暖かい内容の作品。超能力の無い登場人物もみんな、少しずつ力を合わせて、為せば成るの前向きな良い作品でした。

Posted byブクログ

2024/04/16

 超能力者。なれるものならなりたいと思う人は多いだろう。けれど知らずのうちに身についたその力がちっぽけなレベルだったら!?   平凡な人生を歩む5人のプチ超能力者の活躍と人間的成長を描くSFコメディ。プロローグと本編6話からなる。          ◇  とある町の大衆食堂で今...

 超能力者。なれるものならなりたいと思う人は多いだろう。けれど知らずのうちに身についたその力がちっぽけなレベルだったら!?   平凡な人生を歩む5人のプチ超能力者の活躍と人間的成長を描くSFコメディ。プロローグと本編6話からなる。          ◇  とある町の大衆食堂で今村心司は先輩社員の北島と昼めしを食べていた。ここ三葉食堂のイチオシはスタミナ肉炒め定食だ。  いつもならもりもり食べる今村だが、今日は食欲がない。取引先からの頼みごとを忘れて放ったらかしにしてしまったため契約解除を言い渡されたからだ。  逆に大口の契約を勝ち取った北島は意気軒昂で、今村を慰めつつも見下すような発言を繰り返している。  と、それを見かねた食堂のおばちゃんが口を挟んできて、北島をたしなめるついでに、こう言った。  「今村君はそのうち救世主になるかも知れないよ。超能力者なんだから」  今村がおばちゃんに目配せしたが後の祭り。さっそく食いついてきた北島に強制され、やむなく今村が醤油差しに手をかざし目を閉じる。  すると醤油差しは北島の目の前で……。   (第1話「テレキネシスの使い方」)        * * * * *  意外、と言っては失礼だけれど、実によくできたストーリーでした。  まずプロローグ。  幼い子どもの嘆きのようなことばだけが続きます。どうやら監禁されているようだということしかわかりません。  コミカルなシーンの多い本編ですが、このプロローグが緊張感を与えてくれています。  そして第1話から第5話が能力者5人の物語で、その能力は次のとおりです。 ・今村心司 − テレキネシス:念動 ・金田正義 − パラライズ:金縛り ・井谷田亜希子 − パイロキネシス:発火 ・御手洗彩子     − サイコメトリー:残留思念感知 ・寺松覚 − マインドリーディング:読心  バビル二世の能力を1つずつ5人に分割したような感じですが、その能力にはいずれも使用上の制約があり、レベルとしても高いものではありません。  けれど、そこが物語のポイントになっているのです。  その他にも3人の能力者が登場します。 ・津田光庵 − プリコグニション:予知 ※ 5人をバックアップする老陶芸家。 落ち着きと深みのある人柄ですが、ときおり寒いギャグを飛ばすコミックリリーフの役割も担います。 ・敷島喜三郎    − リモートビューイング:遠隔透視 ※ 地元の有力者で財産家。超能力の研究に余念がない。  能力者として優れた素質を持つ幼い和歌を拉致監禁する。敵キャラです。 ・音無和歌 − テレパシー:精神感応 ※ 4歳の女児。 まだ受信能力を持つ人間にしか思念を伝えることができない。5人の勇気を奮い起たせるキーパーソンでもありました。  これだけの能力者が登場。最終話で津田に背中を押され、5人の能力者が敷島に囚えられた和歌を救出するべく、要塞のような敷島美術館に潜入します。  まるでレイア姫を救出するために帝国軍艦船に潜入するルークたちのようですが、ショボい能力しか持たない5人がいかにしてミッションを遂行するのか、興味津々です。詳しくは作品をお読みください。  コメディタッチで進んできた物語が最後に来て緊張感をはらむ展開に。これはプロローグを受けるかたちで描かれていくからです。  なかなかのエンタメ作品でした。

Posted byブクログ

2023/08/23

最初の超能力者のお話読んで、これ好き!絶対面白いと思いましたが、その通りでした。全員揃ってからのワクワクが止まりませんでした。

Posted byブクログ

2023/08/07

地味な、使い道の無さそうな、万能じゃない超能力を持った人々の話。手を使わず物を10㎝右に動かすとかそういう超能力(笑)各々が持つ超能力を使って人を助けたり、最終的に皆で協力する所なんかは熱かった!何を持つかじゃなくて、どう使うか、なんよな。

Posted byブクログ

2021/09/06

何にも役に立たなそうな能力も誰かのためになったりすることがあるんだな〜、別に能力があってもなくてもそれは変わらない気がする 僕らだって扉くらい開けられるってタイトル、小さなプライドが見えてすきです

Posted byブクログ

2021/09/05

あんまり役に立たないぐらいの超能力者の短編集。最後は、力を合わせて事件を解決するところは面白かったです。

Posted byブクログ