信長を生んだ男 の商品レビュー

霧島兵庫(著者)

2023/01/05

母の愛情に飢えていた信長と父の愛情に飢えていた信行。父信秀と同じ病いとなり残された命を兄信長の為に使う決心をする

2019/11/04

最近の本を読んでいて、たったの１～２Pを削っているような気がします。歴史小説では読書の目を向けるためにも面白さを増すためにも登場人物の理解というものはとても重要なものだと思うのだが、最近の本は人物紹介欄がないものが多すぎる。僕のように下の名前でもわかる人間には関係ないんですけどね。
さて、この作品は面白い視点で楽しませてくれる。
「信長を生んだ男」
主人公は織田家全体になっていると思う。途中までは史実通りに進んでいくのだが、当主になるべき信長の甘さは非情さが足りないことに気が付いた。信行は御家のためとなるべく巧妙な策を練っていく。信行が兄の覇王への道のりに邪魔だと白刃を向けて最後の仕上げを行くシーンは驚き以外の何物でもない。
こんな歴史があってもおかしくはない。ここに出てくる登場人物は誰も書見を残していない…

2018/10/14

弟から見た信長像。
また新しい説を持ち出したもんだ。
濃姫って死ぬ時期さえ不明なんだっけ？
本能寺で高橋秀樹と共に死ぬ松坂慶子の印象が強烈なんですけど。（ふっるーっ！）

2018/03/04

信長と親父からの愛情嫉妬を感じて育った弟信行との関係を描く。信行は徐々に尾張の後継者となった信長と触れるにつき徐々に確執は溶け良き参謀となり活躍する中、信長の意外な一面も描く。

2018/02/24

信長とその弟、信行の物語。信長が武名をあげる前、尾張の一大名であった頃の話。
そこには、私たちが思い描く信長像を覆す人間らしい信長の姿があった。
とにかく読んでみてほしい。
本当におもしろかった。史実のうらにこんなエピソードがあったらいいなと思う、そんな話だった。