誤断 の商品レビュー
製薬会社の製造の瑕疵を隠蔽しようとする会社と、会社の被害にあった住民との間で挟まれる新人の話 新人は住民側につく
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作者の作品は好きだ。 スピード感があるしプロットも破綻がない。 しかしこの作品は酷い。主人公に魅力が全く無いし、躊躇なく会社を裏切っている。 それも守るべき主張によるものではなく唯の日和見の結果だ。 こんなに魅力の無い主人公は初めて見た。
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製薬会社の製造の瑕疵を隠蔽しようとする会社と住民との間で挟まれる若手を中心にした話 はっきりしないことが多く中途半端
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長原製薬の広報部員・槇田は、副社長から極秘である調査を命じられた。相次いで発生している転落死亡事故に、自社製品が関わっている可能性があるというのだ。各地の警察に赴き、自社製品の使用履歴を密かに調べる槇田。経営不振により外資企業と合併交渉中の長原製薬にとって、この時期の不祥事は致命...
長原製薬の広報部員・槇田は、副社長から極秘である調査を命じられた。相次いで発生している転落死亡事故に、自社製品が関わっている可能性があるというのだ。各地の警察に赴き、自社製品の使用履歴を密かに調べる槇田。経営不振により外資企業と合併交渉中の長原製薬にとって、この時期の不祥事は致命的だ。槇田は被害者家族の口を金で封じるという業務を任されるのだが、過去の公害事件も再燃してきて――。警察小説の旗手が挑む、社会派サスペンス!
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o女史オススメ本。なかなかに面白かったけど、善悪的にはどちらが善で悪か明確なのに、どちらも好きになれなくて困った。 製薬会社が過去にも現在でも隠蔽工作を行うというショッキングな話だけど、 そもそも私も昭和な親に育てられたせいか、会社を大事にする気持ちも理解できる気がしたり。 けど、やはり、やり方が悪すぎる。 で、何故か眞島医師とか髙藤たちのほうにも思い入れできなかったのは、最初から攻撃的だったからかな? いわゆる原告団からすれば憎き相手なのだろうけど、ちょっとなあと引っかかるところを感じてしまった。 おかげで、槙田がようやくなすべきことがわかったときにも、すぐには納得できず。ちょっと大丈夫?なんて。 それでも話としてはほんとにハラハラドキドキさせられて面白かったと思います。 最後な社長が自分の存在意義をちゃんと理解しているところがまた良かったかもしれない。
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人はいろいろなところでいろんな判断を下しながら生きていく。それが間違うこともある。ささいな間違いからとんでもない間違いまで。そして企業として下した過ちがとんでもないことになると・・・
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+++ 長原製薬の広報部員・槇田は、副社長から極秘である調査を命じられた。相次いで発生している転落死亡事故に、自社製品が関わっている可能性があるというのだ。各地の警察に赴き、自社製品の使用履歴を密かに調べる槇田。経営不振により外資企業と合併交渉中の長原製薬にとって、この時期の不祥...
+++ 長原製薬の広報部員・槇田は、副社長から極秘である調査を命じられた。相次いで発生している転落死亡事故に、自社製品が関わっている可能性があるというのだ。各地の警察に赴き、自社製品の使用履歴を密かに調べる槇田。経営不振により外資企業と合併交渉中の長原製薬にとって、この時期の不祥事は致命的だ。槇田は被害者家族の口を金で封じるという業務を任されるのだが、過去の公害事件も再燃してきて――。警察小説の旗手が挑む、社会派サスペンス! +++ 大手製薬会社と、過去から連綿と続く隠ぺい体質、さらには、薬害の事後処理とそれに当たる社員の苦悩、そして経営悪化による合併と、さまざまな事情が絡み合って、胃が痛くなるようなストーリーである。製薬の現場に関しては全くの素人なので、現実にこんなことがあるのかどうかは確かめようもないが、絶対にあってほしくない事象であり、もしその当事者になってしまったとしたら、と考えると、うかうかと薬も飲めない気分である。しかもこの対応である。会社を守るのか、人間としての矜持を守るのか、実際に突き付けられたときの葛藤は、計り知れないものがある。重苦しさに胸を押しつぶされるようだったが、槙田の決断をたたえたいと思わされる一冊だった。
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製薬会社に勤める槙田。相次いでいる転落事故について副社長から調査を依頼される。自社製品が原因かとされる。その後40年前の自社工場の公害が原因ではないかとされる事故も調査、同様に口封じを命じられる。会社の合併の時期でもあり、副社長、槙田、会社弁護士、社長それぞれが倫理を取るのか会社...
製薬会社に勤める槙田。相次いでいる転落事故について副社長から調査を依頼される。自社製品が原因かとされる。その後40年前の自社工場の公害が原因ではないかとされる事故も調査、同様に口封じを命じられる。会社の合併の時期でもあり、副社長、槙田、会社弁護士、社長それぞれが倫理を取るのか会社をとるのか、どう動くのか。原因がどうなのか、その後登場人物たちはどうなったかあれば良かったかなあ。いや、実は違うことが原因で病気が蔓延したとか。まあ、槙田がちゃんと副社長に向き合ってくれたから良かったけれど。倫理を問う、隠蔽を暴露する物語であって。読みやすかったですよ。
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長原製薬の広報部社員「槙田」。 ある日彼は副社長の安城から呼びつけられる。 ある薬の薬害を調査し、薬害であるなら隠蔽をせよ。 疑問を抱きながらも社命に従う槙田。 なんとか工作を終えたかと思うと次はさらなる隠蔽任務が課せられる。 それは40年前、安城が隠蔽に奔走した案件だった。 社会と会社の板挟みになり苦しむ槙田のお話なんでしょうか。 薬害問題を背景に社会の会社の個人の利益とは何なのかがテーマなのだと思います。 しかし、会社の利益、被害者の利益、どこの描写もズシンとはこなかった。これは個人の感受性の問題も大きいかもしれませんが。 登場人物に魅力的な人が誰もいないんで、読んでてしんどい。(これは作者の方が意図的に「人物像」をぼやかして描いたのらしいです)内容は重いのですが、あまり重い描写はなく、抉ってほしいところがスルっと流され、槙田の内面のウダウダばかりが目立ち。 WOWWOWでドラマ化されたらしく、ドラマのほうが焦点が会ってたのじゃないかと推測します。(見てないけど) 題材には大いに興味をひかれたのですが、辛抱強く読み進めた結果、なにも残らなかった。
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製薬会社に勤める槙田は、副社長直々にある業務を任される。社会正義と企業利益の間で揺れ動く男たちの物語。警察小説の旗手が挑む、社会派サスペンス!
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