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うらたろう(6) の商品レビュー

4.3

4件のお客様レビュー

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2019/01/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中山先生独特の登場人物たちのどっかイっちゃってる人格形成が見事。まともな奴がほぼいない。 藤田イズムとも重なる主人公たちの暑苦しさ、絶望感への展開は見事。 男子必見と言える、一気に読むべし。

Posted byブクログ

2018/02/14

打ち切りと分かっていながら全巻一気読みしましたが、中盤から漂う「打ち切り感」がただただつらい。 生(逝)きたがり2人の旅をもっと眺めていたかった。

Posted byブクログ

2018/03/04

暴走列車のように駆け抜けていった……。 当初の予定通りの物語をもちろん読みたいけど、個人的にはこれもこれで。 (最終巻の駆け足を抜きにしても)圧倒的な熱量とスピードの勢いで読ませる魅力、疲れるけどたまにはこういうのも。

Posted byブクログ

2017/11/28

理屈も理由もなく、殿堂入り一発決めです!! 中山先生、ありがとうございますッッッ 巻数こそ、『ねじまきカギュー』に及ばず、オマケ漫画もないですけれど、ストーリーに宿る熱量、中山イズムは微塵も負けちゃいません。むしろ、巻数が少ないからこそ、ギュッとギュッギュギューと凝縮されている印...

理屈も理由もなく、殿堂入り一発決めです!! 中山先生、ありがとうございますッッッ 巻数こそ、『ねじまきカギュー』に及ばず、オマケ漫画もないですけれど、ストーリーに宿る熱量、中山イズムは微塵も負けちゃいません。むしろ、巻数が少ないからこそ、ギュッとギュッギュギューと凝縮されている印象を、私は受けました 読み手をぶん殴る、一発に籠めた重さは、それこそ、藤田和日郎先生や羽海野チカ先生だって、KOできるほどだ、と言いきれます 新作を引っ提げて、週刊ヤングジャンプに帰還し、雑誌の質を高めて欲しい、と思っちゃいますが、ぶっちゃけ、先生のパンチを受けられるなら、週刊ヤングジャンプでなくとも、ヤングアニマルや月刊アクションでも構わないんですよね まぁ、週刊ヤングマガジンやスピリッツは読んでないので、そうなったら、「マジか~」と凹むかも知れませんが、それならそれで、単行本を首を長くして待つって言う楽しみが出来るのでアリです 要するに、中山先生が、描きたいものを描ける、それが一番です。週刊ヤングジャンプが、中山先生が全力を発揮できる環境を用意してくれるなら、それに越した事はありません この最終巻の表紙を見ると、ホラーか、と勘違いされてしまいそうですが、違います。あー、いや、全否定はできませんが、本質はホラーじゃありません そうです、中山敦支っていう、漫画界の猛者が最も得意とする、ぶっ飛んだラブコメです、この『うらたろう』は 生きるとは何か、死ぬってどういう事か、そして、愛の意味を、暴力的かつ残虐的、破壊的な描写で、とことん、本気で読み手に問うてきます 正直なとこ、今いち、この『うらたろう』の人気が出なかったのは、中山先生の放ってくる問答に、読み手がギブアップしてしまったからだと思います 私も、どうにか、最後まで立っているのがやっとでしたから、中山先生の作品に適応していない漫画読みにとって、この『うらたろう』が持つ熱はキツかったのでしょう けど、中山先生は読み手に合わせ、熱を押さえず、始終、己の感情を大声で吼え続けました。それは、実に凄いことです 私個人の印象ですが、この『うらたろう』、週刊ヤングジャンプで読んでいなかった人は、全6巻を一気読みした方が、この最高さを魂で感じ取る事が出来ると思いました また、この『うらたろう』の魅力を引き出しているのは、担当さんが作っている帯にもあります この帯があるとないでは、雲泥の差でしょう 担当さん、『うらたろう』の面白さを、ファンの誰よりも、よく理解していらっしゃいます。それこそ、中山先生以上に、『うらたろう』のテーマと真摯に向き合っていなきゃ、こんなにも読み手の購買と読書欲を刺激する帯は作れません もしかすると、中山先生より、たった6巻で終わってしまった事を悔しがっているのは、担当さんだったのかもしれません こんな熱い漫画編集者が、週刊ヤングジャンプにいるのなら、中山先生の次回作は、やっぱり、ここで連載されるべきですね どこがいいのか、それを聞かれると、一番はここって決めるのが難しいですね ラブコメとしてもストーリーが一貫している、アクションバトルが激熱、キャラデザインがギラギラしている、何よりも、中山先生の「答え」がちゃんと明確に提示されている、魅力は多すぎて、決められません やはり、藤田作品、羽海野作品と同じく、一言に纏まらない面白さが魅力でしょうか この(6・完)でお勧めの回は、何と言っても、第50話「千代と温羅太郎」ですね。こうも、グッと来るハッピーエンドは、中山先生にしか描けません。間違いなく、青年漫画家として、一つ上に行きましたね この台詞を引用に選んだのは、先にも書きましたが、中山先生の「答え」だからです。正解ではないでしょう。けど、大事なのは、丸投げせず、悩み続け、抗い続け、自問し続け、自分の信じるものに辿り着く事です。漫画家としても、人間としても、中山先生は尊敬できます。愛とは感謝、それが中山先生の今の答えなんですね。もしかすると、出来たのかもな、自分の死と等しい愛を抱いて、一緒に生きて、逝きたい人が

Posted byブクログ