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伝説の女傑 浅草ロック座の母 の商品レビュー

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2022/03/12

渥美清やビートたけしらが活躍したフランス座、彼らはストリップ劇場の幕間のコントで名をなしてきた。その日本のストリップ劇場の手法の源流にはバーレスク(Burlesque)があると思われる。 バーレスクとはお色気ショーながらフルヌードはなし、バーレスクダンサー達の妙技に加え、幕間のコ...

渥美清やビートたけしらが活躍したフランス座、彼らはストリップ劇場の幕間のコントで名をなしてきた。その日本のストリップ劇場の手法の源流にはバーレスク(Burlesque)があると思われる。 バーレスクとはお色気ショーながらフルヌードはなし、バーレスクダンサー達の妙技に加え、幕間のコントやMCのトークを楽しむ演芸、パフォーマンスである。 一時期、このバーレスクは廃れていたが、近年は世界中でリバイバル熱が高まっている。その再起した「ニュー・バーレスク」を、ニューヨークの Duane park で見てきた。 一方、日本でも戦後、バーレスク劇場があった。しかし、ストリップ劇場が官能性重視の過激な演出へ変化するにつれて、エンタメ性豊かなバーレスクやそのスタイルは衰退していき、最終的にはストリップ劇場から幕間のコントすらもなくなってしまった。そんな日本のストリップ劇場の小史として興味深い本『伝説の女傑 浅草ロック座の母』を読んだ。 ● 『伝説の女傑 浅草ロック座の母』齋藤 智恵子 著を読む 実際、昔の浅草界隈やお笑い業界は紙一重のアブない世界だったようだ。そのアブない世界であったことを、更に裏付ける本を読んだ。それがこちらの浅草のゴッドマザーと呼ばれた女性の自伝。 渥美 清もビートたけしもフランス座の専属芸人だった。ストリップ劇場の幕間のお笑いを担う彼ら芸人と踊り子たちとは切っても切れない縁。実際売れない時期、鳴かず飛ばずの時代はいずれの芸人たちも踊り子たちに面倒をみてもらっている。そんな時代のストリップ劇場を踊り子の視点、経営者の視点で綴っているのがこちらの本。元はフランス座(東洋興業)と同系列であった浅草の老舗ストリップ劇場「ロック座」のお話である。 著者である齋藤さんは最初は旅芸人、続いて踊り子、すなわちストリッパーになる。踊り子として資金を貯めると、今度は経営者として地方のストリップ劇場を次々買収し、最後に、頂点の浅草ロック座を譲り受ける。彼女はかように興行一筋に生きてきたお方である。 詳細はコチラ↓ ニューヨークで魅了されたバーレスクと日本のストリップ劇場小史(大衆芸能の魅力 3) / 伝説の女傑 浅草ロック座の母 齋藤 智恵子著 を読む https://jtaniguchi.com/%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%83%a8%e3%83%bc%e3%82%af-%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%82%af-%e6%b5%85%e8%8d%89%e3%83%ad%e3%83%83%e3%82%af%e5%ba%a7%e3%81%ae%e6%af%8d/

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2019/09/29

ストリッパーからストリップ劇場を経営するようになった女性の本 読んでての印象は全てを語ってはいないんだろうなあという感じ そんな中で、いい話っぽい感じで書かれてもどうも興味をひかれない

Posted byブクログ

2019/03/03

バイタリティ溢れる人生。あっけらかんで、楽しんで。戦後の動乱期を生き抜いてきた人には、時代の荒波に乗り、寝る間も惜しんで働いて財を成す人がいる。人生がドラマのようだった。

Posted byブクログ

2018/08/13

すごい男がいたもんだ♪ ~あんたが一番 わたしは二番 ドン! ドン! (三好鉄生 すごい男の唄)そんな懐かしい歌を思い出しました。すごい女(ひと)もいたもんです。大正15(1926)年11月11日、宮城県は白石生まれ、齋藤智恵子さん、著者はビールではなく舞台(ストリップ)をまわし...

すごい男がいたもんだ♪ ~あんたが一番 わたしは二番 ドン! ドン! (三好鉄生 すごい男の唄)そんな懐かしい歌を思い出しました。すごい女(ひと)もいたもんです。大正15(1926)年11月11日、宮城県は白石生まれ、齋藤智恵子さん、著者はビールではなく舞台(ストリップ)をまわしています。浅草ロック座名誉会長「伝説の女傑 浅草ロック座の母」、2017.11発行です。自分にも、そして周りの人にも、誠実に、そして凛として生きた生涯が描かれています。読みやすいです。頭のいい人だと思います。感動しました。享年90

Posted byブクログ