岳飛伝(十三) の商品レビュー
李俊と史進のためにあるかのような一冊。 長い物語になりましたが、やはり“108人”の中の誰かが光ると、胸がスッとします。
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レジェンド級大ベテラン達が、それぞれの闘いを繰り広げる。スタミナは無いけど、とてつも無い切味! 恐るべきジジイ達!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
金主が親征し南宋に攻め込むも敗退した。 梁山泊に残った長老 史進と李俊が戦で漢を魅せた。 本巻で印象的だった話は李俊が日本に居る想い人(戦死した親友の妻)にやっとの思いで会いに行ったのに、李俊が日本に着いた10日前に彼女が亡くなっていたというもの。切ない。
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長く付き合ってきたキャラだからなのか このシリーズの中で久しぶりに(というか初めてかもしれないけど)笑った。あと数巻…
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史進、恐ろしいよ~~(((( ;゚д゚)))アワワワワ 彼を怒らしてはならない。 岳飛・秦容連合軍も順調。 さて、南宋はどう動くのか。
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李俊が飛んだ! 前巻ではよぼよぼのじーさん風であったのに、李俊はまだまだ現役なんだ! 「死ぬことは男だけの仕事ではない」と言って沙門島で死んでいった孫二嬢の仇はうったが、その手につかむことのできないものがあった…。 それでも李俊、生き続けてくれよ、と思う。 そして御年67歳の史...
李俊が飛んだ! 前巻ではよぼよぼのじーさん風であったのに、李俊はまだまだ現役なんだ! 「死ぬことは男だけの仕事ではない」と言って沙門島で死んでいった孫二嬢の仇はうったが、その手につかむことのできないものがあった…。 それでも李俊、生き続けてくれよ、と思う。 そして御年67歳の史進は誰よりも早く疾走する。 子午山に手を出すものは、死ぬよりも恐ろしい目に遭わせてくれようぞ。 今巻はじーさん二人に持って行かれたな。 ところで、カバー裏のあらすじだけど、燕青のエピソードは前巻のもの。 こういうミス以前もあったけど、編集者はちゃんと読んでないのかな。
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金の南進で南宋軍との激突が迫る中、沙門島を陥落させた李俊は十三湊へと向かいますが、ひそかに愛していた瓊英はすでにこの世を去っていました。 梁山泊第一世代の別れと死が、いたたまれない哀しみをひきおこしていきます。
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海では李俊が、南宋では燕青が、北では史進が動く。 梁山泊の重鎮のそれぞれの想いが行動に重なる。 西遼でも変化が始まった。 そして、金と南宋との戦い。 東西南北で動き出した嵐は、中央に向かってどの様に動くの?その嵐の中を梁山泊の勇者達はどう動くのか? 大水滸伝の中の時代が走りだそう...
海では李俊が、南宋では燕青が、北では史進が動く。 梁山泊の重鎮のそれぞれの想いが行動に重なる。 西遼でも変化が始まった。 そして、金と南宋との戦い。 東西南北で動き出した嵐は、中央に向かってどの様に動くの?その嵐の中を梁山泊の勇者達はどう動くのか? 大水滸伝の中の時代が走りだそうとしている。
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「一度だけ、申し上げておきます、総帥。大きな戦いの前ですし」 戦死するかもしれないので、言っておくということだった。秦容は、黙って次の言葉を待った。 「俺はここへ来て、よかったよかったと思っています。できるだけ、心を動かすまいとしてきましたが、人が生産をして生きていくことが、これ...
「一度だけ、申し上げておきます、総帥。大きな戦いの前ですし」 戦死するかもしれないので、言っておくということだった。秦容は、黙って次の言葉を待った。 「俺はここへ来て、よかったよかったと思っています。できるだけ、心を動かすまいとしてきましたが、人が生産をして生きていくことが、これほど素晴らしいと、ここへ来なければわからなかったでしょう」 恒翔が、ちょっと笑顔を見せ、腰を上げた。 秦容も、立ちあがった。 「礼を言う、恒翔。この地で、森を拓き、土を耕しながら、自分はここでなにをしているのだ、と何度も考えた。これでよかったのかと。いま、おまえはこれでよかった、と言ってくれたような気がする」(227p) 戦いが少なくなって、面白く無くなった。と感じている読者は多いと思う。けれども、町つくり、国つくりを戦いだとするならば、岳飛伝は、大きな戦いの連続であり、間違いなく岳飛ではなく、秦容がこの作品の主人公だった。楊令が始めた国つくりを、長いことかけて、梁山泊の若者や岳飛たちが、反芻して作り上げていった。岳飛伝とは、そういう物語である。 替天行道も盡忠報国も、「民のための国をつくる」その一点で、結局は同じだった、と秦容と岳飛が話し合う場面がある。 大きな戦いの前に、この大河物語のテーマがさりげなく示される。 2017年11月読了
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リシュンが切ない。シシンとともに最古参で、いよいよ死に場所が与えられたかと思うたびに見事に切り抜けて、いよいよ第一線を外れ、赴いた先は想い人ある日本。せめてもの静かな余生かと思いきや、かの女性は既に亡いという。切な過ぎました。残すところ遂にあと4冊。中原の動きも活発になってきて、...
リシュンが切ない。シシンとともに最古参で、いよいよ死に場所が与えられたかと思うたびに見事に切り抜けて、いよいよ第一線を外れ、赴いた先は想い人ある日本。せめてもの静かな余生かと思いきや、かの女性は既に亡いという。切な過ぎました。残すところ遂にあと4冊。中原の動きも活発になってきて、いよいよ大団円に向けての佳境といったところでしょうか。
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