ペダリング・ハイ の商品レビュー

高千穂遙(著者)

2023/07/01

名古屋から上京して先ずは叔父に挨拶に行き、使わなくなったクロスバイクを貰ったものの…
使ってなかったうえに錆も酷くて、身体にも合わず無理やり走って途中の自転車ショップに飛び込んだ日夏竜二。

そこで出会った人たちとロードバイク。
そこからロードレースの世界へと引き込まれていく。
惹き込まれてしまう…といったほうが良いのかもしれない。

トレーニングは必須、それも精神トレーニングといったほうがいいのかもしれないが…。
それだけではない、所謂レースは知能勝負であり、判断力や決断力、センスも必要。
とにかく生半可ではないということ。
だが熱くなる。
読んでいても熱いものを感じた。

いつ始めてもいいのかもしれないが、年齢など気にしないでもいいかもしれないが、そうそう安易な気持ちでロードバイクを手にすることはできないなぁと思った。

2019/10/08

調布の深大寺にあるサイクルショップを舞台に、上京したての大学生が偶発的にローディーおじさん達に見込まれて、ロードレースにはまっていく、というストーリー。ロードバイクを始めたい初心者は、ロードバイクやロードレースの基礎知識を得るのに役立つし、ベテランもあふあるネタで楽しめそう。私といえば、いつも走ってる尾根幹の小山田周回路が後半たっぷり出てくるので、身近感がハンパない。新たなトレーニングコースの参考にもなる（やはり蓮光寺坂は何回かに一回は取り入れるべきか）。

2018/10/28

大学入学のため上京した日夏竜二が、ちょっとした
偶然でロードバイク、ロードレースに参加する
ことになる。

とにかく著者の趣味を前面に押し出した小説。
続編を書きそう。