柄谷行人書評集 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新聞書評や、雑誌掲載の、柄谷行人としては短い批評が時代順に、おそらく、すべて読むことができる。若き日の柄谷と出会うことができるのが、なんといっても面白い。中でも、若き日の野口武彦さんの小説についての書評と出会えたのはカンドーものだった。内容は厳しいが、とにかく懐かしい。
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ブログ更新:『柄谷行人書評集』 http://earthcooler.ti-da.net/e10160870.html 「八〇年代末」以降、文学批評の「現場」から降りる著者の「態度の変更」の理由は、ここではそっけなく省略されている。しかし本書を構成に従って読むことで、その現在性の...
ブログ更新:『柄谷行人書評集』 http://earthcooler.ti-da.net/e10160870.html 「八〇年代末」以降、文学批評の「現場」から降りる著者の「態度の変更」の理由は、ここではそっけなく省略されている。しかし本書を構成に従って読むことで、その現在性のダイナミズムが迫ってくる。事後的にその「理由」を推理することなどよりも、それは贅沢な読書体験にちがいない。
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