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友を失った夜 とりひき の商品レビュー

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2019/05/05

[墨田区図書館] 星新一のショートストーリー二編。最初はやや教訓めいた、未来の地球を舞台にしたお話。まるで「今」書かれているかのような、当時から未来を見据えた、人間がずっと解決できないでいる問題を改めてつきつけられたようにも感じる話。 そして後半はよくある悪魔との取引もの×星...

[墨田区図書館] 星新一のショートストーリー二編。最初はやや教訓めいた、未来の地球を舞台にしたお話。まるで「今」書かれているかのような、当時から未来を見据えた、人間がずっと解決できないでいる問題を改めてつきつけられたようにも感じる話。 そして後半はよくある悪魔との取引もの×星新一お得意のロボットものをうまく掛け合わせたお話。悪魔とのとりひき、というところから「いい夢ひとつおあずかり」や、その本を読んだ際に夢つながりで類似作品として記憶してしまった、2016年度課題図書の「ひみつのきもちぎんこう」などが頭をかすめた。 私自身、「ショートストーリーの神様」とも言われる星新一の存在は知ってはいても、その実作品は殆ど読んだことがなく、子育てをしてから、F氏とねこと宇宙人の話とか、いくつか教材として読んだものがほとんどだったので、"えほん"として読むのもいいかなー、と息子にこそ読ませたかったんだけれど、ちょっと今回は読ませきれなかったのが残念。でも、またの機会にこの本でなくてもなんだけれど、星新一、読ませてあげたいな。

Posted byブクログ