呉漢(下) の商品レビュー
光武帝の雲台二十八将第2位呉漢。
下巻は劉秀の功臣としての呉漢の活躍が目覚ましい。時に学のなさを隠しもしない呉漢は男の中の漢と思う。呉漢こそがただの農夫であった石から、光武帝の雲台二十八将第2位の功臣と言う黄金に変わった最も気高い者ではなかったろうか?
中古OFF
主人公が2人の人物と運命的な出会いを果たし、人生が劇的に変わる。 人との出会いが自身の運命を大きく変える。 驕り高ぶらず、常に信頼する人の話に耳を傾け、大切な人の望みを察し、最適な行動をとる。 少しの失敗はたいしたことではない。 大切なのは真摯に反省し、次の行動に移せるかどうか。...
主人公が2人の人物と運命的な出会いを果たし、人生が劇的に変わる。 人との出会いが自身の運命を大きく変える。 驕り高ぶらず、常に信頼する人の話に耳を傾け、大切な人の望みを察し、最適な行動をとる。 少しの失敗はたいしたことではない。 大切なのは真摯に反省し、次の行動に移せるかどうか。 信じた人を大切にすれば、自分も大切にしてもらえる。 まずは自分が信じた他者を大切にしよう。
Posted by
後漢が落ち着くまでに17年掛かっているというのはずいぶん長いね~大司馬となった呉漢は天子・劉秀に命じられるまま東に北に南に西に。蜀で天使を名乗る公孫述を討伐しようとして刺客に襲われたが、二人三脚で歩んできた祇登が身を挺して防いでくれたのだった~後書きで宮城谷さんも書いていたね。い...
後漢が落ち着くまでに17年掛かっているというのはずいぶん長いね~大司馬となった呉漢は天子・劉秀に命じられるまま東に北に南に西に。蜀で天使を名乗る公孫述を討伐しようとして刺客に襲われたが、二人三脚で歩んできた祇登が身を挺して防いでくれたのだった~後書きで宮城谷さんも書いていたね。いや刊行されてからまだ2年経っていない本だった。だれでも、天子になる可能性を持つが、やはり天の与えた資質・才能が左右するらしい。さすが大中国だね
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
後漢建国に貢献した武将 呉漢の物語の下巻。 東西南北の平定のための転戦による転戦で、どこの誰と戦っているのかわからなくなることがしばしばでした。 物語としては、呉漢と祇登、呉漢と劉秀の信頼関係が徹底的に描かれていて、史書では無名の祇登が本当にいいバイブレーターとして、単調になりそうな物語に人生の指針という深みを味付けていると思いました。 丁度、歴史的には呉漢の晩節を汚す黒歴史に入るところで終わるのは残念でしたが、その理由が祇登たちの暗殺が要因であることをにおわしていることで、呉漢の名誉を保つ終わり方だったと思いました。 上巻の初めに後漢を見出した潘臨が再登場するかと期待していましたが結局出てきませんでしたし、その後の消息も言及されなかったのも残念でした。 それにしても固有名詞の同音異字が多すぎて混乱しました。
Posted by
★2018年1月27日読了『呉漢(下)』宮城谷昌光著 評価B 中国、後漢の光武帝(劉秀)に大司馬となって、漢再興に貢献し、遣えた呉漢の後編。 個人的には、上巻の方が、農民から叩き上げる泥臭い、その後の呉漢を支える人たちとの出会いに焦点があてられ、人間ドラマが描かれていたと感じた。...
★2018年1月27日読了『呉漢(下)』宮城谷昌光著 評価B 中国、後漢の光武帝(劉秀)に大司馬となって、漢再興に貢献し、遣えた呉漢の後編。 個人的には、上巻の方が、農民から叩き上げる泥臭い、その後の呉漢を支える人たちとの出会いに焦点があてられ、人間ドラマが描かれていたと感じた。 後半は、いよいよ劉秀を支える大幹部=大司馬となって将軍を束ね、14年あまり続く国内統一への戦いを描く。 数多くの登場人物が現れては消え、各地に群雄割拠していた王たちも、劉秀の卓越した人使いによって、国内が次第に統一されていく。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大司馬となった呉漢が劉秀を輔け、天下平定が為されるまでを描く下巻。前作の『劉邦』でも感じたけれど、今作でも出典や元資料、付帯情報について、あえて多くは触れず、読者が物語に集中できるようシンプルな構成で書いてあるように感じた。 本編が余韻をもって閉じた後、「あとがき」で『後漢書』からひとつのエピソードが引用されるのだけれど、資料から想像される呉漢像からは自然と、作者が本編で造り上げた呉漢らしさが感じられる。物語の奥にある膨大な情報と、作者がそれをもって登場人物たちを深く理解していることを改めて思わされた。
Posted by
- 1