対岸のヴェネツィア の商品レビュー
小説のようなお話でした。 旅行しただけではわからない、その土地の人間模様や気候などの癖を味わい尽くしておいでて、わたしも見知らぬ土地に住めたような気持ちになりました。旅行もままならない今、この本が読めてよかったなと思います。 そして「読むために生まれてきた」の章にかかれていた教養...
小説のようなお話でした。 旅行しただけではわからない、その土地の人間模様や気候などの癖を味わい尽くしておいでて、わたしも見知らぬ土地に住めたような気持ちになりました。旅行もままならない今、この本が読めてよかったなと思います。 そして「読むために生まれてきた」の章にかかれていた教養を身に付ける意義がすごく腑に落ちました。 他にもハッとする言葉がたくさんで、どんどん引き込まれて最後まで読み切れました。
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エッセイなのか?小説なのか? エッセイなのに、小説を読んでいるような感覚。自然の描写が素敵で、ヴェネチアが色鮮やかに想像できる。一方で、常に水に浸され、風に吹かれる一面も。明るいようで暗い。日常がよい。
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ヴェネツィアでも、ジュデッカ島に住むというのはなかなかの事。 住んでみて初めてわかる事が沢山。日常の何気ない出来事がサラリと書かれているのが素敵!
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幻都と日常の12章。 ヴェネツィアに移り住むと決め物件探し。 ジュデッカ島という、離島で暮らすことになる。 人懐っこいイタリア人。 付き合うのには、とてもエネルギーがいる。 でも、内田さんの本を読むと、すぐにでもイタリアへ行きたくなるから不思議。 そして、青果店の女店主や、陸に上...
幻都と日常の12章。 ヴェネツィアに移り住むと決め物件探し。 ジュデッカ島という、離島で暮らすことになる。 人懐っこいイタリア人。 付き合うのには、とてもエネルギーがいる。 でも、内田さんの本を読むと、すぐにでもイタリアへ行きたくなるから不思議。 そして、青果店の女店主や、陸に上がった船乗りに会い、楽しくおしゃべりをしたい。 明るいヴェネツィアだけではなく〈ヴェネツィアには、たくさんの影が潜んでいる〉「セレニッシマ 穏やかな、そして穏やかな」の中の一文。 「対岸のヴェネツィア」は内田さんのエッセイの中で一番好きな作品になった。
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ヴェネツィアの美しさ、気候の厳しさ、歴史の深さ、街の様子、そこに住む人たち。美しい観光地のイメージしかなかった街のいろいろな一面を知って、ますます気になる街になった。訪れてみねば。
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去年初めて訪れた ベネチアの風景がなんか蘇ってきた。 文書の語り口がなんだか柔らかくて、ほっとします。。
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水路を隔ててすぐ目の前にヴェネチィア本島が見えるジュデッカ島で暮らすことになった著者の随筆。水路と迷路のように入り組んだ道、何百年の歴史の滓が淀んだような街。そこに住む逞しく生きる人々。気軽に愉しく読めるエッセイ。
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