深爪流 の商品レビュー
前作「深爪式」を読み終えて即購入した。 相変わらず下ネタのオンパレードなのに、言い回しが秀逸で爽快感すらある。 深爪さんの著書を読む度、書いてある状況はひどいのに表現力豊かな方がシモを語るとこんなにも味わい深い「文学」に昇華するのかと唸ってしまう。 しかしながら、前作よりも家族...
前作「深爪式」を読み終えて即購入した。 相変わらず下ネタのオンパレードなのに、言い回しが秀逸で爽快感すらある。 深爪さんの著書を読む度、書いてある状況はひどいのに表現力豊かな方がシモを語るとこんなにも味わい深い「文学」に昇華するのかと唸ってしまう。 しかしながら、前作よりも家族や価値観にまつわる深いエピソードが多く、笑いの中に心を強く支えられるような言葉が並んでいて、ホロッとくるページも多い。(そしてその後すぐにまた下ネタに戻る) 癒しや許しではないけれど、こういうアプローチで心を軽くする薬のような本があってもいいなと思った。
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派手な色に目を引かれて手にした本。全編、下ネタの嵐だったけれど、後半は作者の生い立ちや、哲学が垣間見えて、なかなか考え深かった。まぁ、下ネタが基本ですが
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前作と合わせて読んだのだが、順番として前作を読んで良かったという印象。 割と軽妙で軽く下品(褒めてる)な話が多かった前作に対して、母子家庭の話など少し重いというか考えさせられるものが多かった気がする。 個人的には「自分がされて嫌なことは人にするな」の話がなるほどなあとなった。他人...
前作と合わせて読んだのだが、順番として前作を読んで良かったという印象。 割と軽妙で軽く下品(褒めてる)な話が多かった前作に対して、母子家庭の話など少し重いというか考えさせられるものが多かった気がする。 個人的には「自分がされて嫌なことは人にするな」の話がなるほどなあとなった。他人と自分の線引きって難しいんだよな… 巻末のお悩み相談もなるほどなあ…なるほどなあ…と読んでしまった。まさに「役に立ちそうで立たない少し役に立つ話」だなと。 あ、下ネタは普通に不意に差し込まれてます。謎の安心感。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前回に引き続き、文面から面白いので読みやすくすらすら読めた。 真に自信がある人とは、他人のせいにせず、すべてを自分の責任として飲み込める人。「幸せな人」というのは自分の人生を肯定できる人。軸が自分にないといろいろブレるし、自分を突き通すことで周りにも理解を得られるかもしれないし、やっぱりそうだよな〜と思った。 「誰にも嫌われたくない」が 高確率で裏目に出るワケではアドラーさながら。 今作では、より思想的で問題に単刀直入に意見を呈するスタイルが多かったので、なるほどと思いながら読み進められた。 線を引きたいところはたくさんあれど、あとがきのところが結構良かった。 つらいときや悲しいとき、悩んだときにノートに現在の状況や気持ちを書き出すとすべてが他人事のように思えてきて、いままで気づかなかった問題点や最高の解決策を思いついたり、書いただけで気持ちが整理されて不安が解消されたりしたというのは、結構吉田兼好みたいで好き。 読み飛ばしてしまいがちなあとがきでも、ここに書いてあった上記の旨はたしかに実践してみたいと思った。
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だいたい下ネタなのだが、今まで行きてきた中でもやっとしていたことや、コミュニケーションの些細なことについてコメントしてくれる。文才がすごい。なんども吹き出しそうになった。
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副題の通り「役に立ちそうで立たない少し役に立つ話」の本だった。 どうでもいいこと、無意識のうちに考えていたこと、心の中で重く鎮座していたこと、いろんなことのヒントや答えを教えてくれる。あとがきの中で「(悩みや不安を)書いただけ気持ちが整理されて、不安が解消されてしまったことさえ...
副題の通り「役に立ちそうで立たない少し役に立つ話」の本だった。 どうでもいいこと、無意識のうちに考えていたこと、心の中で重く鎮座していたこと、いろんなことのヒントや答えを教えてくれる。あとがきの中で「(悩みや不安を)書いただけ気持ちが整理されて、不安が解消されてしまったことさえあった」と綴られていたが、それは読み手側も同じである。自分のもやっとした気持ちが代弁されていると、なかなか考えや思いを人に伝えられない私は、それだけでスッキリしてしまったのである。 私なんぞのどうでもいい恋愛の話になってしまい恐縮だが、5年半付き合った彼氏がいて、同棲中にふられ、実家にのこのこ戻ってきたわけだが、こんな中古品の私にも半年前に彼氏ができた。新しい彼氏については、彼氏がいない期間が耐えられず、とりあえず好きだと言ってくれた人にハイと言って付き合いはじめた。 付き合い始めて半年が経つが、5年半付き合った元カレのことを未だに毎日思い出してしまう。かっこよくて趣味もあって、とても居心地がよかった元カレへの気持ちを捨てきれずにいるのは、かっこよくもなくて面白くもなくて趣味も合わない今の彼氏と比べてしまうからだと思う。 なんで付き合ってんだろう、このままでいいのかとぼんやり思っていた。 そこで深爪流。詳しくはあとがきを読んでいただきたいが、すばらしい悩みの解決法だ。 現在の状況や気持ちをリストアップして、自分にとっていちばん大切なのは何かと考えた。 「結婚して子供を育てて家庭を築きたい」私のトッププライオリティはこのほかになかった。簡単に浮かんだ答えだった。 答えが浮かんだのとほぼ同時に、そういうイメージがわく人を無意識のうちに選んでいることに気づいた。恋愛感情はあまりないけど、この人なら穏やかにのんびり生きていけそうだと思ったのが、今の彼氏だった。私は元カレのことを諦めきれない気持ちはどこかにありつつ、恋愛感情よりも優先したい気持ちがあって、今に至ることにようやく気付いてしまったのだ。 『「すべてを手に入れることができない」ということを頭に叩き込んでおくことが最も重要』と述べられている。 これまでの経験でそれなりに気づいており、ネガティブに捉えていたけれど、文字にするとこれさえ知っていればうまく生きられるよというポジティブなメッセージに感じるから不思議だ。この本の中では、そういうことが何度もあった。
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テンポ感がよく、どのエピソードにもオチがしっかりあってスッキリした気分になれる。 巻末のお悩み相談は、特別な事は言っていないし意外と?常識的なことを回答しているのだけど、言葉選びのセンスが本当に絶妙で面白かった。
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基本、通勤時間に電車の中で読んでいたんけど、たまに周りに人がいる中、読むのが恥ずかしくなって閉じたりまた開いたりしながら読んでた。 すらすら読みやすくてとても面白かった。 他の本も読んでみたくなった。 深爪さんってすごい人だったんだなあとあらためて
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