ハッピーエンドに殺されない の商品レビュー
cakesから読んでたけど、著者の文体が大好き。 あとがきを読んで著者も大変だったのかとその思いに胸が締め付けられた ミスコンのくだりも面白かった
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※このレビューにはネタバレを含みます
cakesで連載されていた頃から読んでいた本の書籍化です。読者からの問いに答え、自らを語っている牧村朝子さんの本です。 一番印象の残っているのが、六歳児に「お姉さんも早く結婚して赤ちゃん産めるといいね!」と言われた事件です。 これを読んで、「おお!!最近の六歳児の中では結婚して赤ちゃん産める=幸せとなっているのか!!」と思いました。六歳児…私、そのころ、戦隊もののヒーローになる夢を抱いていました。子供を産む幸せなんてミリたりとも思っていませんでした。すんません。 ここに関して語ると「現在の政治とは!!」という話まで長引きそうなので保留しますが、結婚もしないし、子供も産まない現人生、少なくとも不幸ではないことをこの六歳児が分かってくれることを祈ります。ここをちゃんと伝えようと六歳児と向き合った牧村さんに敬意を表します。 うちの姪っ子五歳児なんですが、「XX君と結婚する。」って言い始めてるんです。結婚=幸せと考え始めているのか?と思うと「結婚しなくても幸せよー。」って言いたい気もするのですが、姉と義兄が結婚していて、その二人のもとに生まれてきて、存在する姪っ子に「結婚しなくても幸せだよ。」ということを上手に話すことができないおば馬鹿です。 もう少し大きくなって、幸せへの道がたくさんあるということが分かってから牧村さんのように姪っ子にちゃんと話せるようになりたいです。 あと、「男女のセックスをした=一人前の人間である」とみなす世の中なら、蹴りを食らわせたい。と思いつつも、「ヤラハタ(やらずに二十歳を迎える)はちょっとねー。」という文化に染まっていた過去の自分にもブーメランが突き刺さっていて、同様に蹴りを入れてやりたいものです。
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cakesに連載されていた記事を1冊にまとめた本。 自分の幸せや価値観について彼女の思うところをまとめていて……なのだが、やはり1回1回の記事ごとに書いた時期が異なることによる統一感のなさが目立ってしまう。そして、後書きを読むと、素直に読み解けない気持ちになる。 自分をコン...
cakesに連載されていた記事を1冊にまとめた本。 自分の幸せや価値観について彼女の思うところをまとめていて……なのだが、やはり1回1回の記事ごとに書いた時期が異なることによる統一感のなさが目立ってしまう。そして、後書きを読むと、素直に読み解けない気持ちになる。 自分をコンテンツとして売り出さなければいけないというのはきついんだなぁ……大変だなぁって思ってしまう。本に書いてあることが強がりに見えてしまう。また読む時期が変われば違う見え方がするのかもしれない。
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