風の声が聞こえるか の商品レビュー
チーム一丸となり闘う。 ミスをした時に素直に認めれないからこそ、個々の力は強くとも負けてしまったのだろうな。 昇格を目の前にし頑張っていたというのに、降格という結果により何も変わらないなんて悔しいな。
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時々、思いだして泣く。 結局遼介はキャプテンとなり、自分のポジションでプレーできて終わる。きれいだ。いつもきれいに、感動的にまとめるよな。さすが。 けど、もし彼が地の底に落ちて這い上がれずもがいていたら?上崎がサッカーやめちゃったら? 物語になるのだろうか。 実際は挫折する子の方...
時々、思いだして泣く。 結局遼介はキャプテンとなり、自分のポジションでプレーできて終わる。きれいだ。いつもきれいに、感動的にまとめるよな。さすが。 けど、もし彼が地の底に落ちて這い上がれずもがいていたら?上崎がサッカーやめちゃったら? 物語になるのだろうか。 実際は挫折する子の方が多いのではないか。 もがいてもがいて、遼介と同じように頑張った子でも、最後まで登録してもらえず折れてしまう子の話は? きれいすぎて、胸が痛くなる。 でも明るい道だけを運良く歩けた側から見れば、感動的でぐっとくる話だ。
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サッカーが好きで楽しくプレーしていたが、いつしか勝つ為のサッカーを強要され、ズルさを身に付けざるを得なかった上崎。一方のリョウは、Bチームでスタメン出場出来ない事もあるが、ひたむきにサッカーに向き合っている。Aチームから降格しBチームで一緒にプレーする上崎の怠慢なプレーにリョウの...
サッカーが好きで楽しくプレーしていたが、いつしか勝つ為のサッカーを強要され、ズルさを身に付けざるを得なかった上崎。一方のリョウは、Bチームでスタメン出場出来ない事もあるが、ひたむきにサッカーに向き合っている。Aチームから降格しBチームで一緒にプレーする上崎の怠慢なプレーにリョウのサッカーに対する思いが爆発する。チーム内での変化を目指すリョウにやがてBチームのメンバーが反応していく。やがて、その勢いがAチームを脅かすまでに上り詰める。格下のリーグでの優勝を目指し、グループ昇格に手が届いたリョウ率いるBチーム。そんな大切な状況の中で大問題が発生する。しかし、Aチームの試合を応援席から応援し、自分もあの白線の向こうのピッチに立つことを誓うリョウは、やがて・・・。 サッカーの場面は、相変わらずの描写でピッチ上の選手目線、全体を俯瞰したカメラ目線、観客席からと臨場感たっぷりで楽しめる。高校生らしい、女子とのやり取りも微笑ましい。ハラハラ、ドキドキ、胸が熱くなる作品です。
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ひたむきにプレーし続けて、目指す場所にたどり着いた。もしかしたら競技サッカーに残された時間はあと少しなのかもしれない。まだ見続けたい、遼介のサッカーと成長。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
我が子の成長に合わせてよんでいます。 主人公が少し先を歩いている形ですが共感ばかり。 地元の弱小クラブの10番だったり、地域トレセンで上に行くどころかパッとしなかったり、一緒にやっていたチームメイトが高いレベルで大活躍していたり…(汗 さて、主人公遼介は県一部リーグに登録されている高校で活動しています。 推薦でエリートばかりが集められているわけないはずですが見渡せば、ナショトレ経験者や技術の高い選手ばかりで、なかなか頭角を表すことができずにもがいています。 少しずつ周りを変えながら高みを目指して行く展開はこれまで通りですが、回が進むごとに登場人物が増えていき、これまでの話がわかっていても少し混乱します。 伏線の回収はファンとしてはうれしいですが、初めて読む場合読者に負担になりそうです。 読後感は爽やかで、完結しない消化不良の感はありますがまだ一緒に成長を見守れる喜びのほうがおおきいかな。 息子も4月から県一部リーグ登録の高校に入学します。 高校の練習に参加を始めていますが、J下部の選手もいますし、これまでのライバルチームの選手もいます。 またもや遼介の同じような境遇になるのかもしれません
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県立青嵐高校サッカー部の武井遼介は、2年に進級してもAチーム入りが叶わず、Bチームでもがいていた。県3部リーグ優勝を目標に戦う中、遼介はチームのエース・上崎響と試合中に口論となり、衝突してしまう。上崎は、サッカーに対して迷いを抱えていた。インターハイでは、スタンドで応援役にまわる...
県立青嵐高校サッカー部の武井遼介は、2年に進級してもAチーム入りが叶わず、Bチームでもがいていた。県3部リーグ優勝を目標に戦う中、遼介はチームのエース・上崎響と試合中に口論となり、衝突してしまう。上崎は、サッカーに対して迷いを抱えていた。インターハイでは、スタンドで応援役にまわる遼介らBチームの部員たち。Aチームのために声を嗄らし、練習を重ねた応援歌を熱唱するが、遼介の胸には、このままでは終われない、という気持ちが強くなっていき―。青春ど真ん中17歳、熱き高校サッカー小説。
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