クリスマス・キャロル の商品レビュー
名作は本当に名作ですね 今までスクルージのことを 「どケチで『くだらん』が口癖の、お金持ちで性格の悪い老人」という情報しかなかったんですが、これを読んでみたら、本当にいい話でした。 絵もとても綺麗です。 他の絵本にはあまり見られないような構図(頭のドアップなど)や独特な人物の...
名作は本当に名作ですね 今までスクルージのことを 「どケチで『くだらん』が口癖の、お金持ちで性格の悪い老人」という情報しかなかったんですが、これを読んでみたら、本当にいい話でした。 絵もとても綺麗です。 他の絵本にはあまり見られないような構図(頭のドアップなど)や独特な人物の表情の描き方が特徴的です。 色使いにどこか懐かしさがあるのですが、それが逆に昔のイギリスのクリスマスをイメージさせるのに役立っています。 また止まっているのに動いているような躍動感が感じられます。 ハリーポッターの日本語版のような、翻訳が残る少し硬い文章もこの絵本においては合っていて、好みです。 私の個人的リスト 「この本を読んでから死ね」の中に入りました。 こちらはイギリス人なら誰もが知る本だそうですが、イギリスにはいい古典作品が多いですね。 小説版も読んでみたくなりました!!
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チャールズ・ディケンズ(1812-70)はイギリスの小説家。 「ディケンズを知らないイギリス人はいない。」と何かで知って興味をもったものの、最初からハードルを上げるとしんどいので、彼の作品の中で比較的読みやすいとされている『クリスマス・キャロル』をチョイス。 ありがたいことに抄録した絵本の翻訳版というこども向け絵本があったので、さらにハードルを下げました。 クリスマスを祝うこともなく、やさしい心のかけらもない、がんこな老人スクルージが主人公。 そんな彼のところに三人の幽霊がやってくる。そして、幽霊はスクルージを彼の過去・現在・未来へと連れていく。そして彼は改心し・・・というストーリー。 ハードル下げすぎちゃったかな!? 省略感が半端ないので、原文(もちろん翻訳版)を読んでみたいなと思いました。
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子供向けにかなり凝縮したエッセンスバージョン。大前提である、主人公スクルージの吝嗇家っぷりがしっかりと描かれていないため、話が入ってこない。小学生低学年くらいだと、ただただ幽霊が怖いという印象ばかりになりそう。
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今年もクリスマスの絵本を選ぶ季節になって、昨年はTVでの放送がなくて愕然としたクリスマスキャロルを読んでみた。 クリスマスの季節に一年を振り返りながらこのお話を読む。いろいろ反省しつつ。 びっくりするほど、コンパクトにまとめられていて、わかりやすいクリスマスキャロル。 毎年、ア...
今年もクリスマスの絵本を選ぶ季節になって、昨年はTVでの放送がなくて愕然としたクリスマスキャロルを読んでみた。 クリスマスの季節に一年を振り返りながらこのお話を読む。いろいろ反省しつつ。 びっくりするほど、コンパクトにまとめられていて、わかりやすいクリスマスキャロル。 毎年、アニメやら実写やら動画で楽しんで来たので、スクルージさんのルーツをもう少し描いて欲しい気も。 スクルージさんの青白く険しい顔が徐々に明るくなっていく様子とか、絵が楽しい。
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クリスマスといえば、ディケンズのクリスマス・キャロル。子どもにも手に取りやすく、わかりやすく雰囲気を伝えている。
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物足りない…! 色々な媒体のクリスマスキャロルを見てしまっている人間としては物足りない…! クリスマスキャロルのお話はこういう流れだよねというのは分かる内容です。でもキャラのバックグラウンドをもっと描いてほしくなるのよ。スクルージの子供時代とか。なんでこんなにティムに感情移入しているのかとか。愛し合っていたのに恋人とすれ違ってしまったところとか…! でもまぁそこら辺は他の作品で補うとして。改めて思うとマーレイが一番かわいそうじゃない?と思えてしまう日本人。 スクルージが自分と同じ目にあわないように忠告しにきてくれて、おかげでスクルージは救われたけれどマーレイはそのままな訳でしょう…? 死んだ後の考え方が違うのかなと思いますが、日本は「供養」というものをやっぱり考えてしまうというか。死んだ後でも良いことしたのなら少しは報われてほしいと感じてしまうというか、生きている人の思いが亡くなった人のその後にも影響する考え方。 スクルージが救われた分、マーレイの鎖が減っていると良いなぁと思います。
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お金儲けのことしか頭にない、人をいたわる気持ちを忘れた頑固一徹なだけの老人(エビニ-ザ・スクル-ジ)が、クリスマス・イブの夜に現れたゴーストたちに過去・現在・未来の自分の姿を見せつけられて衝撃を受け、すっかり心をいれかえ〝よき友、よき主、よき人〟として、町の人々から尊敬され...
お金儲けのことしか頭にない、人をいたわる気持ちを忘れた頑固一徹なだけの老人(エビニ-ザ・スクル-ジ)が、クリスマス・イブの夜に現れたゴーストたちに過去・現在・未来の自分の姿を見せつけられて衝撃を受け、すっかり心をいれかえ〝よき友、よき主、よき人〟として、町の人々から尊敬されるようになるという、チャ-ルズ・ディケンズ原作の物語絵本です。登場するゴーストに恐れおののくスクル-ジ老人の表情が迫力ある絵で描かれており、さぞ恐ろしい思いをしたことと察します。
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クリスマス・キャロルのげきに出るとしたら、スクルージの役をやる。おれも、いじっぱりでよくばりだから。これからそういうのが直るように、そうしたい。 お話はゆうれいが出てくるけど、こわくなかった。ちょっとさびしい。一人ぼっちなところがさびしい。 一番すきな場面は、スクルージよりうまく...
クリスマス・キャロルのげきに出るとしたら、スクルージの役をやる。おれも、いじっぱりでよくばりだから。これからそういうのが直るように、そうしたい。 お話はゆうれいが出てくるけど、こわくなかった。ちょっとさびしい。一人ぼっちなところがさびしい。 一番すきな場面は、スクルージよりうまくクリスマスをいわえるやつがいないと言われているところ。(小3)
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絵本なので、細かな内容は所々はしおられていますが、大人が読んでも大迫力の絵のタッチに驚きました。最初のスクルージの顔が本当に悪そうに(笑)1ページをまるまる使い描かれています。大人にもおすすめの絵本だと思いました。
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【読み聞かせ】漫画版だと、マーレイは亡霊、後から登場する三人は精霊と書き分けてあったが、この絵本は全て幽霊となっていた。原作では、sprit,ghostと表記されているので、漫画版の方が原作に忠実だった。
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