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生と死のことば の商品レビュー

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2020/10/24

中国の皇帝、偉人、賢者たちの死生観句をまとめたもの。多くを取り上げて羅列されてあるので、私のような物覚えの悪い者にはほとんど記憶に残らないのが、自分としては少々つらい。 しかし読了して私なりのまとめは、偉人たちも私と同じように悩み、迷い、死を恐れたということと、対して皆平等に死は...

中国の皇帝、偉人、賢者たちの死生観句をまとめたもの。多くを取り上げて羅列されてあるので、私のような物覚えの悪い者にはほとんど記憶に残らないのが、自分としては少々つらい。 しかし読了して私なりのまとめは、偉人たちも私と同じように悩み、迷い、死を恐れたということと、対して皆平等に死は訪れることを説く賢者の言葉が心に響き、結局は善行を心がけ、寿命は天命に従うことと腑に落ちた。 死生観のバランスを取るのに役立った。

Posted byブクログ

2018/04/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「中国の名言を読む」が副題。 孔子の言葉に始まり、孟子、荘子、老子らの諸子が登場し、「漢書」や「史記」から引用され、陶淵明や曹操、白居易等の言葉が紹介されている。 中国史で名の知れた人物や書には、「生」とか「死」というものについて、どのように考えられていたのだろうか、と関心が湧き読んでみた。 前半では、「生は仮の宿り」とする考えや、「死は休息」とする考えがやや特徴ある考えであったほかは、「生ははかない」とか、「死は必然」とか、考えみれば当たり前と思うような事ばかりだと感じた。新しい生死観はないかな・・・と感じた。 夏目漱石の「行人」は「夫れ死人を帰人為りと言えば、則ち生人は行人為り」という列子の言葉から来ているなどの紹介があり、夏目漱石は中国の古典に詳しかったのか・・・というのが前半興味深かったところ。 「不死の希求」の章では、秦の始皇帝が不老不死を希求したこと、例の徐福伝説のことなどが紹介されたり、陶淵明の独特の生死観が紹介されたりと、後半は読み物として徐々に面白くなってきた。 (目次) 一 生とは何か,死とは何か 二 生は仮の宿り,死は永遠の帰着 三 生ははかない 四 死を前にして 五 生への執着 六 死は必然 七 死への恐れ,死への憤り 八 亡き人を悼む 九 不死の希求 十 死を恐れる陶淵明 十一 死を戯画化する陶淵明 十二 死を乗り越える 「あとがきに代えて」として、「さらに読み進めるために」という引用のまとめがついている。本書で引用された書物(中国の古典名)が紹介され、そのぞれぞれの書物について書かれた現代書が紹介されている。これらの本の中に、さらに面白い書があるのかもしれない。

Posted byブクログ

2017/12/03

生死に関する哲学的な中国古典の名言を解説とともに集めたもの。 内容は悪くは無いと思いますが、ちょっと文章的に読みにくかったかも。

Posted byブクログ

2021/01/19

烏兎の庭 第烏兎の庭 第五部 書評 11.11.17 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto05/diary/d1711.html#1111

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