ローマ帝国衰亡史(1) の商品レビュー
歴代皇帝が専横を極め、そこから奈落の底に叩き落されるスピード感。 それは私たち人間があまりに脆い関係性で成り立っていることに気づかされる。 人間関係、国家関係、世界の成り立ちも、かくのごとく緩やかなものに過ぎない。 過去の遺物に徹底的近代合理主義を突きつけた、時代の産物。 著書...
歴代皇帝が専横を極め、そこから奈落の底に叩き落されるスピード感。 それは私たち人間があまりに脆い関係性で成り立っていることに気づかされる。 人間関係、国家関係、世界の成り立ちも、かくのごとく緩やかなものに過ぎない。 過去の遺物に徹底的近代合理主義を突きつけた、時代の産物。 著書を通して私たちは18世紀も知る。そしてその双方(ローマと啓蒙主義)が 今の世界に君臨せしめていることをよく知るべきだ。
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