出張料亭おりおり堂 ―ふっくらアラ煮と婚活ゾンビ― の商品レビュー
心の声が若干軽いものの、読みやすくサクサクといった。 続きも読みたい、と思えるいい意味のライトさ。 2022.11.27 188
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32歳独身の派遣社員・山田澄香は、イケメン出張料理人の橘仁の助手をすることになる。仁の素晴らしい料理によってあぶりだされる様々な事情のお話4篇。結婚を夢見る澄香の心のうちの言葉はちょっと痛いけど、読み進むにつれて、まあ結構いいところもあるよなと受け入れられるかな。お約束の展開だが...
32歳独身の派遣社員・山田澄香は、イケメン出張料理人の橘仁の助手をすることになる。仁の素晴らしい料理によってあぶりだされる様々な事情のお話4篇。結婚を夢見る澄香の心のうちの言葉はちょっと痛いけど、読み進むにつれて、まあ結構いいところもあるよなと受け入れられるかな。お約束の展開だが、澄香も仁も過去に屈託を抱えていて、それがどう変化していくか。出てくる和洋の料理が無茶苦茶美味しそうで気にはなる。出張料理の代金なんて目が飛び出るんじゃないかなあ。実際にあるんかいな。
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仁とはどんな人物なのか、桜子との関係、おりおり堂はどうしてできたのかなど気になることがたくさん出てくる。最後までその謎はわからなかったが、その謎が読者の読書欲を揺さぶっているように思う
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シリーズ第一作。32歳の派遣女子・山田澄香が出張料亭のイケメン料理人・橘仁の助手になった。澄香にも仁にも色々な過去があったようだが、まだそれは明かされない。美味しそうな料理、美しい季節の描写、そして時々出てくるユーモラスな心理描写。面白かった。続きが楽しみ。
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澄香さん、なかなかおもしろい人なんだけど、たまに妄想についていけない(笑)二人が抱える何かが、これから明らかになるのかな。おいしいごはん食べたいなー
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安田依央、初読み作家です。「出張料亭おりおり堂」、2017.10発行。老婦人桜子の経営する「骨董おりおり堂」で出張料理をする美男子だが寡黙な料理人橘仁と料理はともあれ味覚抜群で仁の助手に抜擢された山田澄香32歳の物語。4月から7月までの連作4話。4月は鯛、5月は鰹、7月は鱧。6月...
安田依央、初読み作家です。「出張料亭おりおり堂」、2017.10発行。老婦人桜子の経営する「骨董おりおり堂」で出張料理をする美男子だが寡黙な料理人橘仁と料理はともあれ味覚抜群で仁の助手に抜擢された山田澄香32歳の物語。4月から7月までの連作4話。4月は鯛、5月は鰹、7月は鱧。6月はよくわからない話でしたが、総じて楽しく読了しました。シリーズで何冊かあるようなので追跡したいと思います。
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私には合わないのかなんとなく読みづらかったです。読了後も余韻を楽しむ感じではなく。 オーナーマダムは素敵でしたが。 続編は読まないかも。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
同世代と言う事もあって澄香に共感しつつ、そんなイケメンなんて出会えないわー!!と一人突っ込む。 澄香に、仁に、何があったのかも気になる。 ライトに読めて面白い。
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読み始めは、ほのぼの日常の謎系と思った。 が、徐々にミステリ度がアップしてきて、 なかなかに手に汗握る展開に(^ ^; 十八年前の事件の真相は? ヒカリは何故死んだ? 行方不明のミツバチは今? 「主人公」の探偵役は、美術館のカリスマ学芸員。 が、探偵の一人娘が通う保育園の先生...
読み始めは、ほのぼの日常の謎系と思った。 が、徐々にミステリ度がアップしてきて、 なかなかに手に汗握る展開に(^ ^; 十八年前の事件の真相は? ヒカリは何故死んだ? 行方不明のミツバチは今? 「主人公」の探偵役は、美術館のカリスマ学芸員。 が、探偵の一人娘が通う保育園の先生目線で話は進む。 先生も色々と鬱屈した思いを抱えているが、 「ものの見方を変える」ことで救われたりする。 その「視点を変える」ことが大きなテーマの一つで、 世界の名作絵画の「解釈」に絡めて、 一地方都市の盛衰と人々の思いを浮き彫りにする。 作者は、かなりの「手練れ」とお見受けする(^ ^ 予想もしてなかった「過去の確執」やら、 意外な人間関係やら、全てのトピックが ある一点に向けて集約していく山場は見事(^ ^ 最後の最後まで予想を裏切る展開と言い、 実に内容ぎっしり密度の濃い一冊(^ ^ この作者の本は初めて読んだ(と思う)が、 ぜひ他の作品も読みたくなりました(^.^
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天才料理人の助手になって、仕事も結婚も一挙両得? 恋愛下手のアラサー女子と、料理ひとすじのイケメン、もどかしすぎる二人三脚のゆくえやいかに。シリーズ第一弾。
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