毒母ですが、なにか の商品レビュー

山口恵以子(著者)

2019/11/11

心の中が毒まみれで、我が娘を支配しようとする母親。
おぉこわいこわい…。

理不尽な平手打ち描写もあるけど、当の娘からすれば、平手打ちよりも、母親がありのままの自分を受け入れてくれなかったということ、欲望に応じて矛盾したことを押し付けてくることが耐えられなかったと思う。
親から条件付きでしか愛されなかった人って、実はすごく多い。

主人公の毒母もそうだけど、昔の人の上昇志向ってすごいよなぁ。
16歳まで、下町で平凡に暮らしてきた主人公があそこまで人格歪めてしまうのは、上昇志向ゆえなのではないかと思うけど…
でも、それでもあんなに性格歪むかなぁ？

2019/07/11

高校生で両親を亡くし、初めて会う父親の郷は富豪だった。引き取られて生活の心配はなくなっても、育ちの違う身内に蔑まれないよう、自分の居場所作りに励む。幸せな結婚したはずが、人より上に立ちたい負けん気が家族を巻き込んでその幸せを自ら壊していく。りつ子の晩年は淋しいはずだが、それに気づくこともない。

2019/05/13

一気に読み進めれた。
わたしの母もこんな感じ。今姉は、買い物依存症で精神的におかしい。
わたしは二児の母であるが、たまに母と似てるように怒っているのを感じて、気をつけなければとおもう。
子供は私ではない。所有物でもない。信頼関係をしっかり築いて、愛を伝えていかなければ。と。おもった。

2018/12/18

実際に毒親なのかと本気で思ってしまうほどに気が狂っているとしか思えないような心情を丁寧に描写していて、見ていてうわあ……と引いた気持ちになりつつも興味深さから読み終えました。

2018/06/27

りつ子さんも星良さんは親子じゃなかったら
もっと幸せになれたのに・・・
縁を切るのが幸せという関係もあると思いますね
星良さんが　さっさと離れればいいのに
と思うでしょうけど
なかなか子供から見放せないんですよ・・・

2018/05/20

最後まで読むとそんなに悪い母親かな？と思ってしまった
姑にいじめられ旦那は愛人を作り自業自得の部分もあるけど他人の目からは同情の余地もあるような
合わない娘からしたら全ての元凶としか思えないにしても他はさて置き過ぎないかな

最後のお手伝いさんに共感です

2018/05/19

りつ子さんは、極端な例だと思うけど、こういう人は少ないからずいるし、自分も無駄にお金があって、他に生きてく目的や夢中になることがなかったら、こうなる可能性もなきにあらず。
でも、やっぱりりつ子さんは、全く好きになれず、読んでてイヤな気分になってしまった。
子供はアクセサリーじゃないんだぞー‼︎

2018/07/31

16歳で両親を事故でなくしたりつ子のその後の人生。がんばって東大に入ったあたりまでは、ああすごい!と読めたけど、その後は、ともかく不愉快。嫌らしい。
でもそう感じたのは、わたしだけでは無いようで、レビューには似たような感想が。

2018/02/14

山口恵以子さん「毒母ですが、なにか」、２０１７．１０発行です。山口恵以子さんの作品はだいたい楽しく読んでます。時々読むのに時間を要す作品にも出会います。「毒母ですが、なにか」も読み始めて４日、まだ数十ページでうろうろしてます。読み続ければきっと読み応えがあるんだろうなと思いつつ、楽しそうな本も沢山控えてて、そして、そんなに時間が残されてるわけでもない身、途中で中止しました

2018/01/22

私自身、実母といい関係ではない。りつ子と星良ほどではないけれど、母から離れたくて仕方がなかった。
だから、自分に娘ができたとき、不安で娘との関係を心配していた。今のところ、問題はないと思っている。なので、母の気持ち、娘の気持ち、どちらもわかるので興味深く一気読みしました。