惑星探査機の軌道計算入門 の商品レビュー

半揚稔雄(著者)

2022/01/19

数式できちんと理解できる威力は大きい。
ケプラーの諸法則、静止軌道の公転周期など、「あ！」の連続だった。
扱われてる数値が実際の惑星探査にまつわるものなので、興味が尽きない。

2018/08/12

惑星探査機の軌道計算に関する入門書です。高校物理・数学の範囲でだいたい理解できる内容で、円錐曲線についての知識が多分に問われます。惑星探査機の軌道ってこういうふうに決定されるんだ！と自分にとって未知の領域の内容でとても新鮮な内容でした。宇宙探査は何か夢があっていいなと思います。巻末のボイジャーについての記述が興味深く、今頃ボイジャー1号・2号はどうしてるんだろうなあ、だだっ広い宇宙空間を突っ走っているんだろうなあ、と思いを馳せてしまいました。

2018/05/05

タイトル通りの内容。惑星間の軌道計算を式展開と数値計算の過程(たとえばボイジャーやニューホライズンの起動を実際に計算してみる)を丁寧にたどってある。実務的に読んでためになるヒトがいるようには思えないが、知的好奇心を十分に刺激してくれる。「なつのロケット」ごっこをしてみたい人に。