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現代暗号入門 の商品レビュー

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19件のお客様レビュー

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2019/06/11

現在の情報社会を支える暗号技術について、数学的背景を交えて概説している。図での説明も多く、専門外の人にも分かるよう、関連する数学的な概念や定理は平易に解説されてはいるものの、やはりすぐに理解が及ばなかった部分は多かった。とはいえ、個々の技術の概略の理解には大いに役立った。巧みに平...

現在の情報社会を支える暗号技術について、数学的背景を交えて概説している。図での説明も多く、専門外の人にも分かるよう、関連する数学的な概念や定理は平易に解説されてはいるものの、やはりすぐに理解が及ばなかった部分は多かった。とはいえ、個々の技術の概略の理解には大いに役立った。巧みに平文から変換を行い単体では解読困難になったとしても、平文同士での差がシャッフルされていない場合、異なる平文からの暗号文同士の比較から容易に暗号を破れてしまうという点はなかなか気づきにくかった。解読と新たな暗号の開発のせめぎ合いも興味深い。

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2019/04/29

ICカード≒小型のコンピュータ ---------------- Suica(SonyのFelica採用)・・共通鍵暗号を使う内部認証方式=チャレンジレスポンス認証(#共通鍵=共通の秘密鍵を使うということか!) ①改札機から発信される電波によって起電力が 生じる(電磁誘導によ...

ICカード≒小型のコンピュータ ---------------- Suica(SonyのFelica採用)・・共通鍵暗号を使う内部認証方式=チャレンジレスポンス認証(#共通鍵=共通の秘密鍵を使うということか!) ①改札機から発信される電波によって起電力が 生じる(電磁誘導によって発電) ②改札機は、所定の長さの乱数を発生させ、電波でICカードにその乱数を送信する(=チャレンジ) ③ICカードは、自分が保持している秘密鍵を使って、改札機から受け取った乱数を暗号化する。それを改札機に送る。(レスポンス) ④改札機(andサーバ)は、改札機が保持する秘密鍵を使って、②の乱数を暗号化する。 ⑤ ③と④が一致すれば、改札機の秘密鍵と、ICカードの秘密鍵が同じであることが分かる(0.5秒で判断) ▲リスク:改札機(サーバー)側でも秘密鍵を持っておく必要がある ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー マイナンバー  =自分のRSA秘密鍵が格納されている  =カード自体に個人情報は含まれていない ・2048ビットのRSA電子署名を使ったチャレンジレスポンス認証 ①利用者がICカードリーダーにマイナンバーカードをセットする ②地方公共団体情報システム機構)利用者電子証明書用サーバに認証のリクエストをする ③サーバは、ICカードへ乱数Rを、マイナンバーカードへ送信 ④マイナンバーカードは、秘密鍵を使って、電子署名を作成し、サーバへ送り返す ⑤サーバは、公開鍵簿から適切な公開鍵を探し、これを使って復号する ⑥ ⑤が③と一致すれば、マイナンバーカードの正当性が証明される ★サーバー内に秘密鍵がないため安全性が高い  公開鍵が流出しても、個人情報が流出することがない

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2019/01/08

ブロックチェーンやICチップの仕組みが何となく知れて良かった。ただ数式までは追えていないし、理解が不十分なところもあるから、また読み返したい。

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2018/12/24

難しかった〜 かなりわかりやすい例えを駆使して、本質部分に絞って説明してくれてるんだろうなと。でも、わかんね〜 いまだに暗号の一番わからんところは、まだ解消しない。 もう少し勉強して、読み返そう。 個人的には、別の本に頼れっていう話だろうけど、サイドチャネルアタックなど、...

難しかった〜 かなりわかりやすい例えを駆使して、本質部分に絞って説明してくれてるんだろうなと。でも、わかんね〜 いまだに暗号の一番わからんところは、まだ解消しない。 もう少し勉強して、読み返そう。 個人的には、別の本に頼れっていう話だろうけど、サイドチャネルアタックなど、防御をどうするねんというところを学びたい。

Posted byブクログ

2018/10/27

情報処理安全確保支援士試験を受けるにあたって、暗号の知識を深めたいと思い購入。数式などの難解な箇所はほとんど飛ばして読んだが、暗号の奥深さをざっくりと理解することができた。

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2018/03/26

ネットも、携帯も、SUICAなどのカードもみんな暗号で守られている現代社会、でも果たして安全か!? サイバー空間ではハッカーたちとどのような攻防が繰り広げられているのか、暗号はどのように守られ、あるいは破られるのか、その舞台裏を実際に起きた事件や実例をもとに描きながら、社会の隅々...

ネットも、携帯も、SUICAなどのカードもみんな暗号で守られている現代社会、でも果たして安全か!? サイバー空間ではハッカーたちとどのような攻防が繰り広げられているのか、暗号はどのように守られ、あるいは破られるのか、その舞台裏を実際に起きた事件や実例をもとに描きながら、社会の隅々に浸透した暗号技術の実態(どのように実装されているか)と、現代暗号の進化とその仕組みについて分かりやすく解説します。

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2018/02/11

最先端の暗号技術がわかるの帯を見て購入しました。 暗号はインターネットを使う際は必ず使う技術なので絶対に知っておきたい内容です。 (1)(2)がどのように使われるか?包括的に理解できます。 (1)共通鍵暗号 ストリーム暗号、ブロック暗号、ハッシュ関数 (2)公開鍵暗号 RSA暗号...

最先端の暗号技術がわかるの帯を見て購入しました。 暗号はインターネットを使う際は必ず使う技術なので絶対に知っておきたい内容です。 (1)(2)がどのように使われるか?包括的に理解できます。 (1)共通鍵暗号 ストリーム暗号、ブロック暗号、ハッシュ関数 (2)公開鍵暗号 RSA暗号、楕円曲線暗号

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2018/01/24

ICカード内で利用されているDESの解読方法(差分電力解析)が印象に残った。 DESの1ボックスの鍵長は高々6ビット。電圧は出力ビットの1の個数に比例する。 まずは鍵を仮定する。 入力の特定ビットが0と1の群で出力電圧を計測すると、鍵が正しければ平均して電圧に1ビット分の差が表...

ICカード内で利用されているDESの解読方法(差分電力解析)が印象に残った。 DESの1ボックスの鍵長は高々6ビット。電圧は出力ビットの1の個数に比例する。 まずは鍵を仮定する。 入力の特定ビットが0と1の群で出力電圧を計測すると、鍵が正しければ平均して電圧に1ビット分の差が表れる。 鍵が間違っていれば、平準化されて電圧に差が出ない。 こうやって秘密鍵を特定するという手法らしい。 近年テクノロジーでは、確率・統計の重要度が高まってきている気がする。 自分が高校のころの確率・統計はおまけのような扱いだったのにな。

Posted byブクログ

2018/01/04

かなりハイレベル。半分も理解できない。入門とは思えない内容。理屈の部分はある程度知ってないといけない。暗号に完璧はない事はわかる。

Posted byブクログ