ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか の商品レビュー
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生命科学=「生命に共通の法則性を解き明かし、それを活用する学問」または「ゲノムを中心として、生命を分子の集まりと見なして、生命が作るストーリーを紐解く学問」
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ゲノム解析とは、ゲノム解析によって何が変わるのか、「私」にはどのような変化がもたらされるのか、についてわかりやすく書かれている。 医療系の大学に通ってたので知っていることも多く、新しい発見はあまり無かった。 遺伝子のみが自分の性格、見た目、病気の発症などを決定してるわけではな...
ゲノム解析とは、ゲノム解析によって何が変わるのか、「私」にはどのような変化がもたらされるのか、についてわかりやすく書かれている。 医療系の大学に通ってたので知っていることも多く、新しい発見はあまり無かった。 遺伝子のみが自分の性格、見た目、病気の発症などを決定してるわけではなく、生体内での代謝や環境要因も大きく作用するため、必要以上に怖がり、思考停止するべきではないということはもっと広まって欲しい。
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ゲノム解析の詳しいところは流し読みになりましたが、どんな分野でも新しい技術開発とそれが世の中に与えうる影響について関心を持たないとと思った。 世の中の変化の加速が加速していてぼーっとしていると置いてかれる。歴史も理科も学校で習ったことはどんどん古くなる。若い人から教えてもらう姿勢...
ゲノム解析の詳しいところは流し読みになりましたが、どんな分野でも新しい技術開発とそれが世の中に与えうる影響について関心を持たないとと思った。 世の中の変化の加速が加速していてぼーっとしていると置いてかれる。歴史も理科も学校で習ったことはどんどん古くなる。若い人から教えてもらう姿勢がいる。
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Twitterでフォローしている著者に興味があって、本書を手に取った。文系で、生命科学の領域に全く知識がなく、最後まで読めるか最初心配だったけど、とてもわかりやすく現在のテクノロジーやゲノムについて理解が深まった。今後、テクノロジーによって生命が可視化され、医療や社会問題を解決し...
Twitterでフォローしている著者に興味があって、本書を手に取った。文系で、生命科学の領域に全く知識がなく、最後まで読めるか最初心配だったけど、とてもわかりやすく現在のテクノロジーやゲノムについて理解が深まった。今後、テクノロジーによって生命が可視化され、医療や社会問題を解決していく未来が実現するといいなと思った。
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生命科学の様々なテクノロジーに対して、わからない、または怖いという考えを持ってしまうのは仕方のないことかもしれません。高橋氏は「時間」の概念を考えに入れることで、それらテクノロジーが社会へ応用されていく助けになると考えます。つまり、どんな風にテクノロジーが進化するのは分からないが...
生命科学の様々なテクノロジーに対して、わからない、または怖いという考えを持ってしまうのは仕方のないことかもしれません。高橋氏は「時間」の概念を考えに入れることで、それらテクノロジーが社会へ応用されていく助けになると考えます。つまり、どんな風にテクノロジーが進化するのは分からないが、いつかはこうなるだろうーー例えばヒトゲノムがかんたんに読めるような世界が来るだろう、のようなーーと考えることによって、事前にテクノロジーと社会に関する議論を進められるというのです。 自分のことで考えると、もし、男の娘(トランスジェンダー)に関わる遺伝子がすべて判明して、身体性に合わせる薬が開発されたとしたら……というSFを考えてみると、そんなことをしてよいのか、と怖くなりますね。しかし、そういう議論を今からしておかないといけないのではないかな、と思います。 そのためには、生命科学に関する基礎知識を社会へうまく説明するのが科学者の義務なのだと思えます。高橋氏のような影響力のある方の活動に期待しながら、わたしもひっそりとそういう発信をしなければ。
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ヒトのゲノムの全塩基配列がヒトゲノム計画で明らかになった。 塩基配列というのは、DNAの構成物の一部である塩基の並びのことをいうのだそうだ。 塩基には アデニン(A) チミン(T) グアニン(G) シトシン(C) の4種類があり、この並びが生物によって異なっている。 このすべてが...
ヒトのゲノムの全塩基配列がヒトゲノム計画で明らかになった。 塩基配列というのは、DNAの構成物の一部である塩基の並びのことをいうのだそうだ。 塩基には アデニン(A) チミン(T) グアニン(G) シトシン(C) の4種類があり、この並びが生物によって異なっている。 このすべてが明確になれば、ヒトという生き物がどういうものかがわかるのではとの期待があったそうです。遺伝子が音楽であれば、ゲノムは音符のようなもの。 ゲノム解析の研究者がジーンクエストという会社を作り、その代表取締役が著者である高橋祥子さんです。 興味深い話の連続でありました。研究が進みゲノムに関する謎が解明されていくことで、社会課題の解決に結びつける可能性をみせてくれています。 これからも、注目する著者の一人になりました。
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中高生のとき、生物の授業がとても苦手で、 暗記の少ない物理と化学に流れてしまった自分ですが、 ふとしたきっかけで生命科学に興味を持ち (というより、教養として知っておく必要性が出てきて)、 手に取った一冊。 あんまり期待していなかったのですが、 想像以上に分かりやすく、面白い内容...
中高生のとき、生物の授業がとても苦手で、 暗記の少ない物理と化学に流れてしまった自分ですが、 ふとしたきっかけで生命科学に興味を持ち (というより、教養として知っておく必要性が出てきて)、 手に取った一冊。 あんまり期待していなかったのですが、 想像以上に分かりやすく、面白い内容でした。 多少、著者のポジショントーク的な役割も果たしているのでしょうが、 科学初心者でも(ある程度は)理解できるように分かりやすく書かれています。 遺伝子解析や遺伝子研究は、テクノロジーの進化をもろに受け、 今とてもホットなトピックなんですね。 恥ずかしながら、自分は全く知りませんでしたが、 遺伝子研究の分野で起こっている急激な変化は、 今後あらゆる分野でも起こり得ることで、 この業界でどんな変化が起こりそうなのかを知って、 自業界の変化を想像するだけでも、 学びが得られると感じました。 最近出た著者の別の本も読んでみたくなりました。
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生命科学に限らず、テクノロジーの加速度的発展の時代に生きる私たちが持つべき心構え・マインドセットを考えさせられた。
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案件でゲノムビジネスについて概要を知ろうと思って買った本。 書いてある内容に目新しさ、深さはないが、研究者が若くしてビジネスを起こしていることに時代の変化を感じた。
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研修で企業訪問をすることになったため、事前学習のために購入。急激な変化を起こすテクノロジーへの向き合いかた、その中でも注目すべき生命科学の現状と展望について書かれている。 テクノロジーの進歩の速度は予測できないが、進歩を前提としてどんな未来が実現されていくかの流れは予測できる...
研修で企業訪問をすることになったため、事前学習のために購入。急激な変化を起こすテクノロジーへの向き合いかた、その中でも注目すべき生命科学の現状と展望について書かれている。 テクノロジーの進歩の速度は予測できないが、進歩を前提としてどんな未来が実現されていくかの流れは予測できる。それを是として受け入れることで、豊かな暮らしができる、というのが主な主張かな。 事業者側ではなく受け手側の視点で書かれているのは新鮮だった。新しいテクノロジーに拒否感を示す人が意外と多いというのは、この領域で起業した筆者ならではの実感と思う。特に生命科学の領域はセンシティブで難しいように思う。倫理的な議論の多い分野だし、今後の進歩のシナリオは地域性(価値観、宗教、法規制)や先駆けた導入者のやり方の巧拙によって変わってくるのだろう。うまく導入できずに一度拒否反応が根付くと、覆すのには時間がかかる。 まだまだゲノム解析で明らかになる因果関係もいろいろ多いのだろう。生体情報の測定方法の進化とトランスオミクス(ゲノムを含むあらゆる生体情報を扱う研究分野)での知見の蓄積とで、健康管理やダイエットのノウハウは経験と勘の世界から統計の世界にシフトするのだろう。楽しみだ。
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