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世界で一番のクリスマス の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2022/12/11

石井光太さんの小説、東京上野の風俗業界を題材にした5編のストーリーが収録されています。 『午前零時の同窓会』女性用デートクラブの依頼は、高校時代の同級生、彼女は事故により車椅子生活になっていた…。 『月夜の群飛』韓国デリヘルの進出により、営業が立ちゆかなくなる上野界隈のデリヘル...

石井光太さんの小説、東京上野の風俗業界を題材にした5編のストーリーが収録されています。 『午前零時の同窓会』女性用デートクラブの依頼は、高校時代の同級生、彼女は事故により車椅子生活になっていた…。 『月夜の群飛』韓国デリヘルの進出により、営業が立ちゆかなくなる上野界隈のデリヘルは営業形態を見直すのか…。 『鶯の鳴く家』ラブホテル営業の裏側、従業員同士のつながりとそれがもとで起きた悲しい事件とは…。 『吉原浄土』風俗嬢行きつけのクリニック、性病の他妊娠中絶などの診察にもあたる…。 『世界で一番のクリスマス』元AV女優の姉と脳性麻痺の子供を出産したシングルマザーの妹…。 この時期にぴったりな表題の『世界で一番のクリスマス』(そうちょっと前に八月、で、次に読もうとしているのは三月だったりします(汗))より、読んでみてぞっとしたのは『吉原浄土』でしたね…。誰もしたくて妊娠中絶するわけではないのに…ラストはゾッとしました。この業界に縁があるわけではもちろんないけれど、悲しくも切ない、そしてちょっとたくましさも感じるストーリーでした。

Posted byブクログ

2021/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1980年代の上野界隈。 上野の夜に働く男女。短編5話。 出張ホスト、デリヘル、韓国エステ、ラブホテルの従業員、HIV感染、堕胎、AV女優などなど。

Posted byブクログ

2021/08/03

1980年代にネオンを輝かせていた上野界隈のフィリピンパブ。 父親の経営する店の人気者だった姉は、AV女優として成功したけれど…風俗という“闇の世界”に生きて、それでも光を求める女や男たちの物語。 (アマゾンより引用) 短編集。 表題作は面白かった。

Posted byブクログ

2018/06/11

小説という形を取っているが、石井氏が取材したことを元に書いているのだろう。 現実に起こっているかもしれないということを踏まえて読むと興味深く引き込まれる。 しかし、普段のルポの本を読んだことがあると比較的希望がある話が多い。やるせない現実を描写しながらも、希望がある。反面、やはり...

小説という形を取っているが、石井氏が取材したことを元に書いているのだろう。 現実に起こっているかもしれないということを踏まえて読むと興味深く引き込まれる。 しかし、普段のルポの本を読んだことがあると比較的希望がある話が多い。やるせない現実を描写しながらも、希望がある。反面、やはりルポに比べると心に残るものは少ない。 やはり、ルポあっての小説だと思う。現実に起こっていることだという背景を知らずに読むと余りにもあっさりと読めてしまう。

Posted byブクログ

2017/11/26

 うーん。なんとも微妙な作品。綺麗に仕上げようと思っているのだろうが、なんともチープ。    5つの短篇からなる作品集。全て風俗に関係する題材。しかし、残念ながら全てが中途半端に感じられた。

Posted byブクログ

2017/10/02

【上野界隈の風俗業で生きる男と女の物語】女性用デートクラブ、無許可営業のデリバリーヘルス、AV女優の経営するフィリピンパブ――風俗業で生きる女と男たちの心情の遍歴。

Posted byブクログ