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101歳の教科書 の商品レビュー

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2021/03/23

この番組を見るまで、入江一子さんを存じ上げなかった。 日曜美術館のアートシーンで、画家のアトリエシリーズが放送されている。 コロナ禍で、美術展の開催も予定通りには、開催されていない。 この番組も適時再放送、あるいは、選と名付けた再放送、または、イントロだけは、最近収録して後は、...

この番組を見るまで、入江一子さんを存じ上げなかった。 日曜美術館のアートシーンで、画家のアトリエシリーズが放送されている。 コロナ禍で、美術展の開催も予定通りには、開催されていない。 この番組も適時再放送、あるいは、選と名付けた再放送、または、イントロだけは、最近収録して後は、昔の放送素材を使い回す。最近のNHKはそう言うことをよくやる。 新作 NHK とは、何回も、放送を、繰り返すのニーモニックなり。 でも今回はラッキーだった。 入江一子さんのアトリエの放送を見る機会があった。 放送された時には、既に満100歳。 すごく創作意欲が湧いてくるという。 一方で、体力を消耗しない様に、1時間創作活動をすると1時間睡眠をとっていた。 4年前の放送で、今どうされているか? 番組のスタッフ、ディレクターだったが、電話すると 現在104歳で、お元気に創作活動を続けておられる との事。 すごいこの創作意欲はどこから来るのか。 素晴らしいと思う。 この方の作品を知らなかった。付け焼き刃的ではあるが、 作品集を鑑賞する事にした。 良く無事で、第二次世界大戦後、朝鮮から良く無事で帰国できたことだ。 立花隆さんの著書に (前略)朝鮮からの引き揚げ者は、殺されたり強姦されたり、本当に悲惨な目にあった人もいた(後略) とある。 ※ 知の旅は終わらない 23ページ より。 もっとも、そんな目に合わなかったから、生きてこられて現在に至っている。 この考えも、オッカムの剃刀? 入江さんは、朝鮮から引き揚げてきたことをさらって書いている。 朝鮮の大邱生まれなので、引き揚げという言葉は使わずに、内地に帰りたい表現を使っている。 確かに、引き揚げは元居た場所に戻るという意味があるからそういう感覚はなかったのだろう。 同じころに読んだ、立花隆の本に書かれている北京からの引き揚げとは、 ちょっと違うという気がする。 閑話休題 49ページより引用 ---------- 引用☆開始 ---------- ”物質は一瞬にして無になる” ことを悟り、人間には生きる力と、 健康が一番大切なことを 強く感じました。 ---------- 引用☆終了 ---------- これが、104歳の現在も画家を続けられる原動力なのだ。 と強く感じる。 鎌倉での猫との生活が書かれている。 まいにち養老先生、ときどきまる の総集編を思い出す。 コロナの認識論の単行本の発売は、もう少し先だろうか。 またまた閑話休題 兵庫県北条(現加西市)の五百羅漢について書かれている。 その絵も見てみたいものだ。 残念ながら本書の絵だけで、実物は見たことがない。 機会が出来れば、実物を観てみたいものだ。 本書は、2017年に発行されている。

Posted byブクログ