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店長がいっぱい の商品レビュー

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28件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2021/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あまり期待しないで読み始めたからか予想外に面白く最後はもう少し続きが読みたくなった。ポンコツの2代目にもなんだか人間味も感じて許せてしまう。何より魅力的なのは霧賀さんだ。後解説に出てくるように霧賀さんが出てくるらしい他の小説も読みたくなった。

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2021/06/07

* それもきちんと話そう。背中にではなく、面とむかって。 * 友々家という他人丼チェーン店の店長達の物語。老若男女色んな人生を送っている店長が日々のトラブルなどを乗り越えながら店を支える物語。 . 各キャラクターが丁寧に描かれてて、店長になった背景がリアル。自分よりも歳上の人に指...

* それもきちんと話そう。背中にではなく、面とむかって。 * 友々家という他人丼チェーン店の店長達の物語。老若男女色んな人生を送っている店長が日々のトラブルなどを乗り越えながら店を支える物語。 . 各キャラクターが丁寧に描かれてて、店長になった背景がリアル。自分よりも歳上の人に指示しないといけない気まずさや、周りへの態度が酷いバイトとの戦いに感情移入してしまった。クセの強い会長とその息子二代目社長も憎めないんだよなぁ。 .

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2021/06/04

結構な店舗数を誇る他人丼のチェーン店の店長が主役。東京はもちろんのこと、北海道や海外の店まで舞台になっています。 同族企業で初代はやり手の女史だったけれど、2代目はボンクラ。でもその2代目も段々と変わってゆきます。 劇的に面白いわけではないのですが、なんだかとても優しくて、温...

結構な店舗数を誇る他人丼のチェーン店の店長が主役。東京はもちろんのこと、北海道や海外の店まで舞台になっています。 同族企業で初代はやり手の女史だったけれど、2代目はボンクラ。でもその2代目も段々と変わってゆきます。 劇的に面白いわけではないのですが、なんだかとても優しくて、温かい気持ちになる。コロナ禍で外食チェーン店も大変であろうことを思うと、こんな話はいっそう和む。 新メニューもこうして考えられているのでしょうか。マーマレードとマヨネーズの取り合わせは確かに不味そうだから、メニューに載らなくてよかった(笑)。

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2020/06/08

「一所懸命働いているのに幸せになれないなんて、やっぱりまちがっていると思うんだ。」と帯に書かれていて、「そうだそうだ!幸せになれる話なんだな!!」と思って中身も確認せずに購入。1人の店長が成長して行くお話かと思ったけど違った。 短編集のような感じはあまり好みではなかったのですが、...

「一所懸命働いているのに幸せになれないなんて、やっぱりまちがっていると思うんだ。」と帯に書かれていて、「そうだそうだ!幸せになれる話なんだな!!」と思って中身も確認せずに購入。1人の店長が成長して行くお話かと思ったけど違った。 短編集のような感じはあまり好みではなかったのですが、後半はそれまでに出て来た登場人物が絡み合って、じんわり、温かいお話でした。 「夜の海」での淡々とした社長の行動や思いが、却って泣けました。

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2020/01/12

小さい頃「店長」と聞いて思い浮かべるのはスーパーの店長か喫茶店の店長だった。今はフランチャイズ店の休めない店長。この本の店長達もそれぞれ問題・悩みを抱えて大変そう。でも創業者の会長や社長、本社社員も悩んで苦しで模索している。会長のオムライスを社長に食べてもらいたかった。霧賀さん、...

小さい頃「店長」と聞いて思い浮かべるのはスーパーの店長か喫茶店の店長だった。今はフランチャイズ店の休めない店長。この本の店長達もそれぞれ問題・悩みを抱えて大変そう。でも創業者の会長や社長、本社社員も悩んで苦しで模索している。会長のオムライスを社長に食べてもらいたかった。霧賀さん、仕事仕事だと思ったら、そんなことになってたとは。沢渡さんの声てどんな声なのかしら。

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2019/10/12

他人丼チェーン店の店長たちと本社創業者と家族の物語。 それぞれの人間像が魅力的。 読後感もよく、おすすめの作品でした。

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2019/08/20

短編連作。チェーン店の店長が主役かと思いきや連作で頼りない2代目社長がメインですね。 チェーン店で働いたり、バイトしたことがある人にはとてもイメージしやすく、刺さるものもあるのではないか。 仕事の大変さ、店長のやりがい、孤独などが表現されていて面白い!

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2019/07/21

うまい表現ができないのですが、あたたかくていい小説だと思いました。 他人丼のチェーンのいろんな店舗を舞台に、各話主人公(店長)が変わる、形式としては連作短編集なのですが、各話バラバラなのではなく、有機的につながった独特の構成で、それが物語に強さと深みを与えています。文庫で読んだ感...

うまい表現ができないのですが、あたたかくていい小説だと思いました。 他人丼のチェーンのいろんな店舗を舞台に、各話主人公(店長)が変わる、形式としては連作短編集なのですが、各話バラバラなのではなく、有機的につながった独特の構成で、それが物語に強さと深みを与えています。文庫で読んだ感じ、計算は全く感じさせないけど、すごく考えて書かれている印象も受けました。 それから、個性豊かで、でも共感できる、しっかりとしたキャラクター設定。一人ひとりの内面の描写が繊細かつ自然で、読んでいるうちにどの登場人物も応援したくなります。 タイトルだけ見て、ブラックな職場を皮肉ったギャグ的な話なのかなと思いましたが、とてもあたたかいヒューマンな作品でした。 働くこと、生きることにちょっと息苦しさを感じたとき。もしくは、色んなものに流されて何となく生きてるけど、自分の人生このままでいいのかなと疑問を感じたときに、手にとってみるといいかもしれません。啓発本のような具体的な解決策(大抵役に立たない)は書いてないけど、小説らしい優しさで働く人の背中を推してくれると思います。

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2019/07/09

色んな店長のオムニバス。 表紙のイラストのせいか、店長ばかりが集められたところでの話かなー、と思って読み始めてしまったので、少し期待とは違っていました。 まあ、あるあるです。

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2019/03/13

いわゆる他人丼を提供する外食チェーンの店長たちを描いた連作短編集。 同じチェーンだから単調になるかと思ったが、結構バラエティーに富んだ話になっていた。しかも、共通の登場人物もいたりして、ちゃんとした群像劇になっている。 バイトの人間関係に悩み、売上に苦しみ、夢や家族など自分の問題...

いわゆる他人丼を提供する外食チェーンの店長たちを描いた連作短編集。 同じチェーンだから単調になるかと思ったが、結構バラエティーに富んだ話になっていた。しかも、共通の登場人物もいたりして、ちゃんとした群像劇になっている。 バイトの人間関係に悩み、売上に苦しみ、夢や家族など自分の問題にも振り回される店長たち。つらそうではあるが、それぞれに光明も見出だせる終わり方がよかった。

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