タケダアワーの時代 の商品レビュー
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昭和40年代の日曜19時のTBS系の番組は『ウルトラマン』に代表されるように,は男の子を虜にした時間帯。それは武田薬品の一社提供でした。「タケダアワー」と後日呼ばれるようになるのですが,それを支えた広告代理店の宣弘社,TBSの関係者のインタビューを中心にまとめたもの。とかく本編が注目される中,その裏側をターゲットにした本書はユニークで面白い。
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かつてのTBSテレビ、日曜夜7時。 ウルトラマンやウルトラセブンの頃ですから50年くらい昔。 その時間は冒頭に武田薬品のビルが映り、CMソングとともに「提供 武田薬品」の文字が画面いっぱいに映ってました。 この当時は多かった1社提供の番組。その番組がどう作られたかを、番組スタッフ側からではなく、広告代理店の宣弘社の社員さんのインタビューを中心にまとめられた本。 放送局と、スポンサーの間で番組にどう関わっていったかをそれぞれの担当者の立場から証言してもらっている。テレビの黎明期から、一大ブームとなったウルトラシリーズの立ち上げ期の話、そして、70年代にテレビが成熟していく時代。 今まで、ドラマの制作者や、出演者の証言はあったけど、広告代理店の社員の立場からの証言は無かったはず。そういう意味では貴重な内容です。
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