世界が終わる街 の商品レビュー
戦力外捜査官はドラマをずっとみていたが小説を読んだのは初めてだった。 ラストが壮大で宗教も関連していて面白かった。 ただ私は以前警察に行ったときデリカシーのない対応をされて警察が嫌いになったので若干飛ばし読みで読んだ。
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海月警部は戦力外どころか、囮捜査を含めて完全に今回の事件を未然に防ぐ活動の中心になっている。 この人の能力と人間関係とキャラクターなら公安部と刑事部の境界なんてお構いなしで操作を進められる実力なのに、設楽刑事はそれをちゃんと理解せずに上手く使われている感がなきにしもあらす。
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4巻なので基本構造は割愛。 そして今巻も基本構造はいつも通り。 対テロリストな話。 表紙から察せられるように鉄道絡み。 今巻単独で解釈すれば、十分面白いんだが、1~3巻の面白さに比べると、少し地味に感じてしまったシリーズ物の難しさ。 天使の天使な行動が印象に残った。 ...
4巻なので基本構造は割愛。 そして今巻も基本構造はいつも通り。 対テロリストな話。 表紙から察せられるように鉄道絡み。 今巻単独で解釈すれば、十分面白いんだが、1~3巻の面白さに比べると、少し地味に感じてしまったシリーズ物の難しさ。 天使の天使な行動が印象に残った。 本格小説の場合、人間が書けてなくてナンボであり、寧ろ感情が乗ることでトリックがつまらない物になってしまうと思っているのだが・・・この作品は、個々の善意や悪意までも作品の要素に取り込んでいるのが見事と思った。 フード鶏もをかし。
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海月千波は、戦力外捜査官と言われていますが、実は意外にそうでもないのかも?と思ってしたりします。あ、いや、ドジっ娘ぶりを見せつけ(読ませ)られれば、そういう限りでもないんですけどね。 いやぁ、それにしても、著者、トム・クランシーも真っ青の次から次へとテロを考えますねぇ。たんなる...
海月千波は、戦力外捜査官と言われていますが、実は意外にそうでもないのかも?と思ってしたりします。あ、いや、ドジっ娘ぶりを見せつけ(読ませ)られれば、そういう限りでもないんですけどね。 いやぁ、それにしても、著者、トム・クランシーも真っ青の次から次へとテロを考えますねぇ。たんなる作家でよかったです(苦笑)
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無差別テロを起こし、解散へと追い込まれたカルト教団宇宙神瞠会。教団名を変え穏健派に転じたはずが、一部の信者たちは“エデン”へ行くための聖戦=同時多発テロを計画していた!何者かによって命を狙われ続け満身創痍の設楽と海月は、テロ計画を未然に防ぐことができるのか!?
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相変わらず、全体的には超派手なのに、ちょっとした描写だったり伏線だったりもきれいに回収していく。人間の醜さ美しさがどちらもひとしく描かれているから好き。 ところで、今回の話では海月の恐さをさらに深くまでのぞきこんだような…作中で出てくる「天使」という比喩にぴたり当てはまる。 海月...
相変わらず、全体的には超派手なのに、ちょっとした描写だったり伏線だったりもきれいに回収していく。人間の醜さ美しさがどちらもひとしく描かれているから好き。 ところで、今回の話では海月の恐さをさらに深くまでのぞきこんだような…作中で出てくる「天使」という比喩にぴたり当てはまる。 海月の揺るがなさは絶対的に強いし美しくもある、でも、「そちら側」にどうしても行けない、設楽の揺らぎも、ある種の強さを持っていると思う。美しいことは言わずもがな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
毎度思っていることだけど、今作も可愛い表紙に反して、めっちゃハードな内容だった。一部のシーンを切り取ると、ハードボイルド小説のごとし。 海月の頭脳のキレっぷりもすごいけど、設楽の運の悪さ、そして怪我っぷりがすごい。今作は特に。こんな目にあっても生きているから、運がいいとも言えるけど。 しかし海月…まさかの囮捜査がスゴすぎる。 今回「東京の電車を使った自爆テロ」がキーポイントになっているけど、これで読むまで全く想定してなかった。確かに可能性があるし、相当な被害をもたらすことが可能。そう考えると怖い…。 「名無し」との対決もあるので、次巻も楽しみだわ〜。
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ちょっと「恐怖の八日間」という言葉が大仰な感じもしますが、このテロ計画もよく考えられていますね。このお話のラストを電車の中で読んでいましたが、なかなかおつなものです。
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