捨て猫に拾われた男 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本のここが好き 「犬はこう考える。「人間は餌をくれて、撫でて愛してくれる。彼らは神に違いない」。猫はこう考える。「人間は餌をくれて、撫でて愛してくれる。私は神に違いない」」
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数年前にも読んだ本。再読。 人生の教訓というより、猫ちゃんと一緒に暮らす疑似体験ができたように感じて面白かった。猫ちゃんのことが知れて良かった。一平方センチの皮膚に約600本もの毛が生えていたり、5階くらいのビルの高さから落ちても平気だったり。 一度でいいから、猫ちゃんを飼ってみ...
数年前にも読んだ本。再読。 人生の教訓というより、猫ちゃんと一緒に暮らす疑似体験ができたように感じて面白かった。猫ちゃんのことが知れて良かった。一平方センチの皮膚に約600本もの毛が生えていたり、5階くらいのビルの高さから落ちても平気だったり。 一度でいいから、猫ちゃんを飼ってみたい。
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筆者が捨て猫大吉から学んだ教訓が書かれているが、論理が飛躍的というか、展開が強引というか、こじつけが多いようにも感じる。が、共感できる教訓もあった。傷跡(爪痕)をつけることの大切さについて繰り返し述べられていた印象。人間は物理的にも精神的にも傷をつけたがらないが、傷ついたものほど...
筆者が捨て猫大吉から学んだ教訓が書かれているが、論理が飛躍的というか、展開が強引というか、こじつけが多いようにも感じる。が、共感できる教訓もあった。傷跡(爪痕)をつけることの大切さについて繰り返し述べられていた印象。人間は物理的にも精神的にも傷をつけたがらないが、傷ついたものほど使い込んだ証だし、爪痕を残すことこそ存在した証になるし、傷だらけの体こそ全力で大吉とコミュニケーションをとった証なのだと筆者は言う。ただ、各章の間にあるコラムの猫名言はいらない。
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コピーライターの梅田悟司さんの著書 優しくて猫愛に溢れている 梅田大吉ちゃん 「抱かせてやってもいいよ」っていうスタンス 「しなやかに生きる」 「楽しいかどうかではなく、楽しめるかどうか、楽しもうと思えるかどうか」
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猫好きなら楽しく読めるニャン。 僕も実家では子供の頃に猫を拾ってずっと飼っていたけど、いつ彼女は恩返ししてくれるのかと思っていたが、その彼女との幸せな日々こそが最高の恩返しであることがわかりました。
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飼い猫のあるある的な内容が書かれていて、その猫ちゃんの行動を人間の行動と比較して参考にするみないな内容でした。 ほのぼのした感じの本ですね。 読みながらウチの猫ちゃんをなでなでしたくなるのも、あるあるかな?
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まさに「言葉にできる」著者の本領発揮といったところか。猫との生活の中で感じたあれこれをここまで明確に言語化できる点がすごいと感心。
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誰に媚びることなく我が道をゆく。それにもかかわらず、なお愛される猫の生き様…。猫の里親になった著者が、飼い猫に教えられた、自分らしく生きるための考え方のヒントを紹介する。 多くの猫本と同じく、猫を飼っている人なら「あるある」の記述が多々。初めて猫を飼う戸惑いも初々しい。でも、そ...
誰に媚びることなく我が道をゆく。それにもかかわらず、なお愛される猫の生き様…。猫の里親になった著者が、飼い猫に教えられた、自分らしく生きるための考え方のヒントを紹介する。 多くの猫本と同じく、猫を飼っている人なら「あるある」の記述が多々。初めて猫を飼う戸惑いも初々しい。でも、そこから無理やり人生訓のように持って行っている感がしないでもなかった。 (Ⅽ)
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保護猫を飼うことになり、作者が犬派から猫派へと変わっていった猫の「大吉」の魅力と猫から学んだ生き方のヒントが書かれている。おわりに書かれている猫のためになる、いい猫ブームをつくりたいという作者の思いが広がればいいなと思った。
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僕は猫に関しては独善的である。故に、猫をかぶった本とは合わない。 -------- 黒い猫も、白い猫も、みんな可愛い、といったのは彼の国の宰相だが(いやけっこう違うか)、僕も猫好きである。あと本も好きである。つまり、猫というタイトルがついた本をみると、ついつい手を出してしまう。 ...
僕は猫に関しては独善的である。故に、猫をかぶった本とは合わない。 -------- 黒い猫も、白い猫も、みんな可愛い、といったのは彼の国の宰相だが(いやけっこう違うか)、僕も猫好きである。あと本も好きである。つまり、猫というタイトルがついた本をみると、ついつい手を出してしまう。 本書は犬派から猫派へ鞍替えしたというコピーライターの話。 …は? 犬派とか猫派とか、言葉を使う職業ならもっと気をつけてもらいたい。 犬派とか猫派という言葉の定義がそもそもいい加減だ。そもそも対立概念でもなんでもないだろう。 僕は何を隠そう犬も好きだが、猫は好きというより魅入られているというか魅入っているというか、そんななので、派とかそういう問題ではないのだ。運命なのだ。猫派は『運命』って言葉に弱いといったのは某死神ではないが、あ、猫派って言葉使っちゃった。 さて本書は、その犬派から転んで猫派になった著者が、猫から学んだことを綴るのだが、これが大変猫に失敬である。 猫の行動を語り、その後に、かたや人間はどうか、という感じのコラムが続く。猫と人間を比較してどうする。 猫に○○を教えてもらった、と自慢しているのは、一見猫がすばらしいようで、猫の素晴らしさに気づいた俺スゲー状態に見える。否。我々に必要なことは、猫に傅き、猫にどう幸せに生涯を全うしていただけるかに尽力するだけだ。いやこれも、猫に使える俺スゲーなんだろうけど。 他者に寛容であるべきだと常々思っているが、それはきっと実は僕が他者に寛容でないからで(無関心が寛容と間違ってとらえられる場合はある)、こと猫のことにおいては寛容でいられないようだ。 著者は猫ブームの被害者が猫であってはならない、猫のためになる、いい猫ブームをつくりたい、としている。それはとてもいいことだと思う。だが、そこで「猫に教えられていることを克明に描写する」ことが、僕の寛容さを失わせてしまったようだ。 とはいえ、僕も猫のおかげで人生が大変豊かである。というより猫がいなかったら今生きているのだろうかとさえ思う。あれ、これは依存だな。よくないかもな。あるいは、これも「教わった」ってことなのかな? なんてぐあいに、他者と自己の違いを見つめることで自分のおかしなことに気づくことができた。という点ではよかったような気がする。だがくどいようだけど自分の志向とはあわないし、言葉を使う職業とは思えない文章で、ここは認めたくないとはっきり記しておく。 でも、何回も何回もページめくっちゃった。ページの隅に猫のペラペラ漫画があるの。
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