踊る星座 の商品レビュー
芥川賞を受賞された「ひとり日和」と、あと1、2作読んだことがあるが、もう10年くらい前だったかも。 それらの作品と印象が全く違った。 コミカルというかマンガチックというか… ところが読み進めていくと、そんなところでは収まらない連作だった。 1作目「ちゃぼ」は、我が家で大好きな者...
芥川賞を受賞された「ひとり日和」と、あと1、2作読んだことがあるが、もう10年くらい前だったかも。 それらの作品と印象が全く違った。 コミカルというかマンガチックというか… ところが読み進めていくと、そんなところでは収まらない連作だった。 1作目「ちゃぼ」は、我が家で大好きな者のいる「地獄うどん」(本文では「じごく」)が出て来てうれしかった。しかし、最後の6行、意味がわからず、このままなんとなく最後まで読み続けられるのか不安が走った。 2作目「煙幕」では、え?こういう路線の話なのかと。開き直って読み進めようと思った。 3作目「スーパースター」では、小説中小説(正式にはなんていうのだろう)にはまってしまい、「なんでこんなものにハマるんだとあきれながら、その話が中断されたことを悲しんだ。 というふうに読み進めれば進めるほど、どんどん小説の中に入って行き、ちょっと不思議でビミョーにずれた小説世界に浸った。 時々現実世界に効く含蓄ある文が混じっていて、ふと真面目に考え込まされたり。 読みやすいし、一見軽く見えるのだけれど、軽くはない、うまく感想を言い表せない連作集だった。
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「お姉ちゃんがんばれ」「奥さんの漂流時代」などの一部は興味深かったが、総じて作者が何を伝えたいのかわからなかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
しがないダンス用品会社のセールスレディのわたしの一日は、朝から夜まで白目をむくような珍事件の連続。 痴情のもつれた上司に振りまわされ、手の焼ける客の人間関係に巻き込まれる…… (アマゾンより引用) 短編なのか、連作なのかちょっと分かりづらい。 それにちょいちょい意味が分からん話が盛り込まれる。 何かちょっとビミョー
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