人生を豊かにする学び方 の商品レビュー
もっともらしいが、ちょっと考えれば誰でも思いつきそうなことが、著者自身や著者の身内のエピソードと関連づけて述べられているだけなので、わざわざ読まなくてもいいと思う。 根拠なく過去を美化したりする部分もあるようなので、気をつけて読む必要があるかもしれない。
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なぜ学ぶのか。筆者は「より自由になるため」という。偏見、バイアス、固定観念から距離を取るために学ぶ。 この本で紹介されている学びの三段階、「端緒知」「実践知(深め知)」「人格知」という捉え方は、中学生にも紹介したい。
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余白の多い本。いろいろ書き込める。結果何をやっているのかわからなくなったとしてもそれはそれで良い、人生に無駄はない、と肯定してくれる。豊かにする という定義が曖昧なので、考えればなんでもありの様相。豊か貧しいかなんてことは本人次第、人がどうこういう問題じゃない。会社員でこういう人...
余白の多い本。いろいろ書き込める。結果何をやっているのかわからなくなったとしてもそれはそれで良い、人生に無駄はない、と肯定してくれる。豊かにする という定義が曖昧なので、考えればなんでもありの様相。豊か貧しいかなんてことは本人次第、人がどうこういう問題じゃない。会社員でこういう人がいたらいちいち業務が止まりそう。
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学びの三段階として,端緒知,実践知,人格知を挙げているが,非常に有効な考え方だと感じた.また,キー・コンピテンシーや国際バカロレアについて詳述しており,参考になった.気になったのは,塾に通う生徒が自分の勉強の計画を立案するという機会がなかったと告白している(p.113)ことには驚...
学びの三段階として,端緒知,実践知,人格知を挙げているが,非常に有効な考え方だと感じた.また,キー・コンピテンシーや国際バカロレアについて詳述しており,参考になった.気になったのは,塾に通う生徒が自分の勉強の計画を立案するという機会がなかったと告白している(p.113)ことには驚いた.塾の先生が言う通りにしか行動できないとしたら,いくら点数が良くても社会人としては通用しないなと感じた.
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何のために学ぶのか、その答えは、自由になる為に学ぶ。 筆者及びご家族の真面目でひたむきな学びの姿勢はまばゆいばかりだが、ちょっとカッコ良すぎというか、皆さん学びが現実に身になっている。 実際は、自由を求めて思考錯誤の中で悩み続けるというのも、現実ではないだろうか?
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勉強する意味や、学ぶ姿勢について書かれた本。 何のために学ぶのかという問いに対し、自由になる為に学ぶ、という答えは、わかりやすくて良い。
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学ぶとは、自由になるために行うことだというのが著者の言葉だ。 この新書は、主に高校生くらいを対象に考えられているんだったかな。語りかけるような文章で読みやすく、これから学んでいこうという気分に浸れる。やさしい内容のようでいて、OECDで提示されたこれから必要な学ぶ力についての...
学ぶとは、自由になるために行うことだというのが著者の言葉だ。 この新書は、主に高校生くらいを対象に考えられているんだったかな。語りかけるような文章で読みやすく、これから学んでいこうという気分に浸れる。やさしい内容のようでいて、OECDで提示されたこれから必要な学ぶ力についての項目であるとか、アメリカの21世紀型スキルなど、学校に求められる方向性への言及は、著者らしいもののように感じた。 社会、文化的、技術的ツールを相互作用的に活用する能力、多様な社会グループにおける人間関係形成能力、自律的に行動する力が、OECDで提示されたもの。 アメリカで提示されたのは四つの領域と10のスキル。 1、 思考の方法 想像力とイノベーション 批判的思考、問題解決、意思決定、 学びの学習、メタ認知 2、働く方法 コミュニケーション コラボレーション(チームワーク) 3、働くためのツール 情報リテラシー 情報通信技術に対するリテラシー 4、世界の中で生きる方法 地域と国際社会での市民性 人生とキャリア設計 個人と社会のおける責任(文化的差異の認識、および受容性を含む) なのだそうな。両方を並べてみると、なんとなく共通するものがあるように感じるな。 自由とはなにか、ということも含めていろいろ考える刺激になる本だったと思う。 面白かったな。
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<目次> はじめに 第1章 「学ぶ」とはどういうことか 第2章 自分の「好き」を見つける 第3章 「学び」上手になろう <内容> 教育学者の「学び方」を説いた本。ちくまプリマ―新書なので、高校生辺りを対象にした語り口の優しい本。自分や自分の子供たちの生きざまを紹介しつつ、...
<目次> はじめに 第1章 「学ぶ」とはどういうことか 第2章 自分の「好き」を見つける 第3章 「学び」上手になろう <内容> 教育学者の「学び方」を説いた本。ちくまプリマ―新書なので、高校生辺りを対象にした語り口の優しい本。自分や自分の子供たちの生きざまを紹介しつつ、「受験勉強」ではなく、やりたいこと見つけながら、いろいろと勉強を試しつつ、学ぼう!と誘っています。
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うーん、得られるものとしては少なかったかなあ。仕事用にどこかで使えるネタでもあればと思ったけど、・・・だな。しかし、この著者もだが、その子どもたちも、成長の過程で普通ではないいろいろな体験をしているようだ。けれど、結局みな成功しているといって良さそうだ。人によって幸せの尺度は違う...
うーん、得られるものとしては少なかったかなあ。仕事用にどこかで使えるネタでもあればと思ったけど、・・・だな。しかし、この著者もだが、その子どもたちも、成長の過程で普通ではないいろいろな体験をしているようだ。けれど、結局みな成功しているといって良さそうだ。人によって幸せの尺度は違うわけだけれど、まあ、いま、どん底です、という人の話を熱心に聞く人もいないだろうし、やはり、どん底から立ち直った人の話が聞きたいわけで、これで(こういう内容で)いいのかなと思うわけです(中高生向けに書かれているわけですし)。いずれにせよ、人(親や先生)に言われたことを素直にハイハイと行動に移し、自分自身で考えることもなく、しかれたレールの上を歩いていくだけでは、これからの世の中で生き残っていくことはできないのかもしれない。自ら考え行動する、自由度をあげていく、そのために学んでいると言えるのだろう。我々が、言われなければ何もできない子どもたちを作ってきたのだ。我々自身がまず行動を変えていかなければならないだろう。
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