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湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ の商品レビュー

3.8

12件のお客様レビュー

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2023/11/17

舞台設定に惹かれて呼んだ。 神客万来!という作品が好きなのですが、それに似た雰囲気を持っていて読みやすかった。 癒しと希望を貰える作品。 ただ、時代モノオタクとしては少し物足りなさを感じたので、誰でも読みやすい時代小説というような立ち位置かな?

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2023/01/16

初めて読んだ時代小説だが、堅苦しくなくて気軽にスラスラと読めて良かった。 宿泊客の事情に梅乃が首を突っ込んでしまう気持ちも分かるし、応援したくなってしまう。 出てくるお料理も美味しそうで良いお宿。 今後の梅乃の成長や、秘密を隠し持った宿が気になる。続編も読んでみたい。

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2022/05/06

梅乃が如月庵で働き始めるまでがあっという間に話が進んでしまい、もうちょっと背景を厚く知りたかったなとは思ったものの、如月庵でのエピソードが面白く引き込まれた。とても美味しそうな料理の描写があるのもよい。生き別れになったお姉さんとの再会はシリーズの次の巻に続くのかと思いきや、再会ま...

梅乃が如月庵で働き始めるまでがあっという間に話が進んでしまい、もうちょっと背景を厚く知りたかったなとは思ったものの、如月庵でのエピソードが面白く引き込まれた。とても美味しそうな料理の描写があるのもよい。生き別れになったお姉さんとの再会はシリーズの次の巻に続くのかと思いきや、再会までこぎつけたのは意外だった。その詳細は次巻で語られるのだろうか。続きも読んでみたくなった。

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2021/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で借りたもの。 時は江戸。火事で姉とはぐれた梅乃が身を寄せることになったのは、旅の疲れも浮世の憂さもきれいに消えると噂の隠れ宿・如月庵。クセ者揃いの奉公人と、ワケアリのお客たちに囲まれて、梅乃は新米部屋係として奮闘するが…。 教育係の桔梗さんの言葉が良かった。 『お客さんの意向を汲むのは大事だ。だけど、言うなりになるのは違う』 とても居心地が良さそうな如月庵。泊まってみたいなぁ。 名前の由来も素敵だ。 『如月というのは二月、一年で一番寒い日だ。もう一枚、着物を重ねることから衣更着、のちの時代に如月の字があてられたそうだ。心配事や悲しいこと、辛いことを抱えた人に、そっともう一枚着物をかけてあげるような宿でありたい。そこから名付けられた。あたしたちが出来るのは、その程度のことだ。だけど、これだって簡単なことじゃない。部屋係、板前、玄関番、風呂を炊く男衆たち、みんなが心を合わせて、はじめてできる』 如月庵の奉公人の皆にもそれぞれ秘密がありそうで…。 梅乃の成長とともに楽しみにしておこう。

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2020/06/22

生家を火事で失くした梅乃は生き別れとなった姉、園を探すため、湯島天満宮の近くにある宿「如月庵」で女中として働くことに。そこで出会う人々や、初めての仕事で成長していく姿を描く。

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2020/04/05

黒船来航間もない時代を舞台にしたお江戸人情譚は他人に優しい市井の人々の息づかいが聞こえてくるようで、日々の人間関係に疲れてやさぐれた気分をじんわりとほぐしてくれました。お宿の奉公人たちの連携の鮮やかさも胸のすく思いでした。

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2020/01/05

目立たない仕事でも 責任持ってやろうとすると大変なんだと しみじみ。  シリーズあるみたいなので 続きを読みたい♩

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2019/07/06

大火事で唯一の肉親である姉が行方不明になってしまった梅乃。 15歳だけど、江戸時代の15歳ってもう立派な大人なんだなぁ、と感心しきり。でも親が亡くなって、15歳で、いくら姉がしっかりものとはいえ、自分が奉公に出ていなかったのはなぜかな、とか無粋なことを考えてはいけません。 なにし...

大火事で唯一の肉親である姉が行方不明になってしまった梅乃。 15歳だけど、江戸時代の15歳ってもう立派な大人なんだなぁ、と感心しきり。でも親が亡くなって、15歳で、いくら姉がしっかりものとはいえ、自分が奉公に出ていなかったのはなぜかな、とか無粋なことを考えてはいけません。 なにしろポプラピュアフル文庫なのですから。 多少の甘さは見ないふりをいたしましょう。 そこを差し引いても、なかなか面白かったです。 だからこそ、といえなくもないのですが、ひとまずめでたしのエンディング。 そも如月庵とはなんぞや、隠された秘密はまったくもって解明されていません。続刊のつもり満々ですね。 でもいいのです。 ポプラピュアフル文庫なのですから。 今まで時代小説に触れてきたことのない子どもたちでも気軽に読めて、ひとまずのハッピーエンドは、入門書にもぴったりだと思います。 ティーンではありませんが、続刊も引き続き読みます。

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2019/01/30

~湯島通れば思い出す お蔦主税の心意気~♪ 間もなく湯島の白梅もほころぶことでしょう。男坂、女坂、夫婦坂、湯島天神坂の如月庵という旅館で新米部屋係として奮闘する梅乃15歳の物語。中島久枝さんの描く人情が心に響く新シリーズです。悪戦苦闘の部屋係、雪に涙の花嫁御寮、和算楽しいか苦しい...

~湯島通れば思い出す お蔦主税の心意気~♪ 間もなく湯島の白梅もほころぶことでしょう。男坂、女坂、夫婦坂、湯島天神坂の如月庵という旅館で新米部屋係として奮闘する梅乃15歳の物語。中島久枝さんの描く人情が心に響く新シリーズです。悪戦苦闘の部屋係、雪に涙の花嫁御寮、和算楽しいか苦しいか、一人寂しい河童の子の連作4話。第3話「和算楽しいか苦しいか」が秀逸でした。2017.10発行です。

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2018/08/30

火事で焼きだされ、姉・お園と離れ離れになってしまった梅乃。 お園を探しながら、お宿・如月庵で訳ありっぽい従業員達に囲まれ、奮闘する梅乃の姿が健気で、応援したくなります。 続きはあるのでしょうか・・。

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