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小説EV戦争 の商品レビュー

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2018/05/03

よく書かれているが、一方でEV=リチウムイオン電池という一方的な切り口が内容を単純化している。 さらに日本の1企業のみを成功者として記載されるため、事前に期待していた「EVをめぐる世界の熾烈な戦い」という経済面での記述はリチウムイオン以外については乏しく真新らしさはない。たとえば...

よく書かれているが、一方でEV=リチウムイオン電池という一方的な切り口が内容を単純化している。 さらに日本の1企業のみを成功者として記載されるため、事前に期待していた「EVをめぐる世界の熾烈な戦い」という経済面での記述はリチウムイオン以外については乏しく真新らしさはない。たとえば自動運転に関して日本は完全に欧米に遅れているものの、電池の会社がEVの鍵を握る、という一方的なストーリー。日本と中国の話のなかに欧米の影はほぼない。

Posted byブクログ