天使の囁きは悪魔を堕とす の商品レビュー
⭐︎3.5 2組の天使と悪魔のカップルの話。 死後、希望して面接受ければ天使か悪魔になれる。 「腹上死しましたが?」のほう、タイトル通りの死因だし、もう1作のほうも死因が壮絶〜。 天使悪魔は漫画では時々見るけど、本作はそれプラスでなかなか無い、面白い設定だった。 さすがの五月女...
⭐︎3.5 2組の天使と悪魔のカップルの話。 死後、希望して面接受ければ天使か悪魔になれる。 「腹上死しましたが?」のほう、タイトル通りの死因だし、もう1作のほうも死因が壮絶〜。 天使悪魔は漫画では時々見るけど、本作はそれプラスでなかなか無い、面白い設定だった。 さすがの五月女先生で、エロも良かったし。 電子画像 白抜き
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▼あらすじ 此処はあの世のビジネス街。 天使と悪魔に生まれ変わった元人間達の過去と現在を巻き込んだ恋愛模様――…。 *** 表紙に惹かれたのと、あらすじを読んで面白そうだったので購入しました。 2CPの話が収録されているのですが、個人的にはメインCPよりももう一つのCPのお話の方が好きかな。 ストーリーも脇CPの方が面白かった気がします。 表題作は悪くないんですけど、脇CPのお話に比べるとぬるいというかパンチ不足でキャラ的にもストーリー的にもあまり印象に残らなかったです。 攻めが受けにそこまで執着する理由も、受けが攻めを好きになる気持ちもイマイチよく分からなくてなかなか感情移入出来ず、結果、盛り上がるに盛り上がれずさくっと読み終えてしまいました。 天使×悪魔という組み合わせ自体は最高に良いので、後は二人が惹かれ合うまでの過程をもう少し丁寧に描いていただけるとストーリーに深みが増したように思います。 一方、脇CPは天使×淫魔のお話で、こちらは受けの過去がなかなか重たく表題作と比べるとややシリアス寄りのストーリーなんですが、鳥の世話を通じて二人が徐々に心の距離を縮めていく様子が丁寧に描かれている為、感情移入しやすく最後まで楽しく読めました。 特に攻めの感情の変化は表題作よりもしっかり描けていると思います。 受けの京都弁も新鮮で萌えましたし、実は大正生まれという点も意外性があって面白さを感じました。 えっちシーンも受けが淫魔というだけあって色気があって良かったです。 あと、これはストーリー全体の話なんですが、天使と悪魔が働くあの世の世界についてもう少し詳しい説明が欲しかったな、と。 天使側の上司がペガサスとか結構面白い発想だと思ったのですが、いかんせん全体的にふわっとした世界観なので細かい部分は想像で補うしかなく、ファンタジー好きとしてはもう少しストーリーを作り込んで納得のいく説明が欲しかったなと思いました。 表紙ほどエロくはないお話でしたが、絵柄は期待を裏切らない綺麗さでしたし、多少引っ掛かる点はあれどトータルで言えばそこそこ楽しめるお話なので表紙買いしてもまず損はない作品だと思います。 執着攻めや堅物攻めが好きな方にお勧めしたい作品の一つです。
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