士業で成功するアナログ営業術！ の商品レビュー

杉井貴幸(著者)

2017/12/21

行政書士の廃業率は開業3年で7割。
食えない資格、行政書士。

そんな行政書士で「稼いでいる」秘訣。
実際に稼げているのか、ブランディングのために出版したのか不明だが、フムフムと思いながら読んだ。
この人は営業マンとしてNHKの集金をやっていてトップの成績を残した人。高校を6年間行った猛者の人。
学歴はないかもしれないが営業センスは抜群。

・「お願いします営業」ではなく「ありがとうございます営業」。
・信者客を作る。
・高いものほどクレームが少ない。
・無料相談は高い営業力がないと有料契約にならない。
などなど
ためになる内容。

2017/10/06

技法が沢山紹介されているわけではなく、お役立ち度が高いとは言えないかもしれない。でも、ウェブマーケティングに違和感がある人にとっては、大きなヒントを得られるかもしれない。ウェブマーケティングとは逆の発想で、アナログかつローカルな繋がりをどう作ってどう活かしてゆくかというテーマ。
ウェブマーケティングに広告費を投入できない、言い換えれば弱者の戦略を取らなければならない人にとっては、すごくよいヒントになると思う。反面、ヒントを止まりに止まってしまうのは、著者が自らの経験を咀嚼し抽象化することがあまり得意でなく、経験と具体例でしか説明できていないから。
なんだかんだ書いたが、読んでおくべき本だと思う。