ときどき、京都人。 の商品レビュー
著者は東京在住ながら、京都で町屋を買い入れ、奥さんと月の内1週間~10日間程そこで暮らしている。 通常の観光案内とは違い、また京都に永住している訳ではないが、それなりの時間の余裕もあるので、のんびりとしかも新鮮な目で、身近な京都を紹介してくれているのが嬉しい。 そういう著者も...
著者は東京在住ながら、京都で町屋を買い入れ、奥さんと月の内1週間~10日間程そこで暮らしている。 通常の観光案内とは違い、また京都に永住している訳ではないが、それなりの時間の余裕もあるので、のんびりとしかも新鮮な目で、身近な京都を紹介してくれているのが嬉しい。 そういう著者も、やがて体力的に東京と京都のんびりと往復がつらくなるときにどうしようかと思う。その時は「ときどき京都人」ではなく「ずうっと、京都人」になるかも知れないという。 どちらにしても「人生の最高の贅沢」をしていると思う。羨ましい限りである。 この本と「京都ぎらい(井上章一)」を併せて読むと、いくらかは京都を知った気分になると思います。
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東京と京都のニ都生活。 京都大好き人間だけれど、東京からは離れがたいと思っている私には、とてもとても羨ましい生活。 本の中身は、生粋の京都人ではないからわかるような京都の数々が描かれている。 1タイトルが短いので、とても読みやすい。 第一章 ときどき、暮らして見えてきた 第二...
東京と京都のニ都生活。 京都大好き人間だけれど、東京からは離れがたいと思っている私には、とてもとても羨ましい生活。 本の中身は、生粋の京都人ではないからわかるような京都の数々が描かれている。 1タイトルが短いので、とても読みやすい。 第一章 ときどき、暮らして見えてきた 第二章 京都ひとという生き方は 第三章 ここで良い時間を過ごす 第四章 文化と歴史の底力 第五章京都の四季の時の時 生粋の京都人なら、あたりまえのことが、他からの人からはとても新鮮。 文化、歴史を大事にし、「いけず」と言われるけれど、意外に人情がある人柄(時折、東京の感覚ではわからないこともあるけど)、それら全てが新鮮で楽しい。 読んでいて、あまりに筆者と感覚が似ていたので、うなづきながら読みたくなった(電車で読んでいたので、うなづくのは我慢したけれど。。)。 また、梨木神社さん、下鴨神社さんの境内土地問題についても触れられている。 その行為を批判するだけではなく、なぜ、そうなったのか?そうせざるを得ないのか?をさらっと書いてあったのにも、好感が持てた。 単に罰当たりな!と批判をするのは簡単。 でも、せざるを得ない状況にしてしまっている時代の流れがあるんだよな。 (それを書いているのって、意外に少ないと思うのだが。。) あとがきで、年齢を重ねた未来には、京都だけの暮らしになるかもしれない。という旨のことが書かれていた。 あー、やはり、京都に魅せられた東京の人は、便利な東京ではなく、魅せられた方に拠点を移すんだなー。。と、思った。 自分も、色々なハードルがクリアできるなら、できたら、魅せられた土地京都に住みたいものだ。 あと。。 若くはないけれど、鴨川の等間隔の1つをやってみたい(笑)
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いいな~、こんな生活。まさに京都に”暮らす”、永住するわけでもなく、かといって旅行ほど短期間でもなく、定期的な往来で京都の様々な顔が見える。内容としては”モノ”や”こと”に関するパートよりも”人”にまつわる話しが多く紹介されている二章がもっとも興味深く読み進めることができた。
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