大ヒットアニメで語る心理学 の商品レビュー
日本が誇る文化『アニメ』その実は、一体何なのか。 近年のヒット作から伝説の名作まで、様々な人気アニメの 共通点から、アニメにおける心理描写はどのようになっているのか、 解説されています。 アニメを企画する人に是非お勧めしたい一冊です! アニメーション学科3年
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アニメから心理学を語る内容の本だけど、心理学の中でも情緒不安定な精神病の状態の心理学にたとえて書いてあった印象。ただ、それ以上に本のほとんどはアニメのあらすじが占めている印象を受けた。 しかも、語られるアニメはほぼネタバレあり。この中に書いてあるアニメだと、「君の名は。」と「アナ...
アニメから心理学を語る内容の本だけど、心理学の中でも情緒不安定な精神病の状態の心理学にたとえて書いてあった印象。ただ、それ以上に本のほとんどはアニメのあらすじが占めている印象を受けた。 しかも、語られるアニメはほぼネタバレあり。この中に書いてあるアニメだと、「君の名は。」と「アナと雪の女王」を見たことがあったけど、「そんな終盤の話まで書いちゃうの!」と驚いた。実際、自分が見たことのない「進撃の巨人」や「この世界の片隅に」は、だいたいどういう話でどういう終わり方をするのかが理解できた。 ただ、「パーフェクトブルー」という作品は見たことないのだけど、この本を読んだだけではどんな話なのかわけが分からなかった。 なお、こういう本にしては珍しく、ヒットしなかったアニメ(この本では「レッドタートル」)にたいしてもどういうのがダメだったのか分析している。けれども、正直ここに関してはよく分からなかった。 無人島で男と女だけの存在にたいしても、男はいきなり接近するというわけではない。と説明した後に、本のアニメーションだと男は女を見つけた喜びで勇んで海に飛び込み、喜びを爆発させて女に抱きついて、女も同様に男の喜びを歓喜を持ってむかえれるように描く。なんて書かれてあった。自分は「レッドタートル」は見たことないのでなんともいえないところはあるけど、この著者の想像には疑問を抱いた。そんなわけないだろと。むしろ、「レッドタートル」のような流れのほうが自然なような……。 後、片渕須直がキネマ旬報の日本映画監督賞を受賞したという記述の後に、アニメーション監督が日本映画監督賞を受賞したのは初めてと書いてあって驚いた。宮﨑駿は受賞したことないのか。
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