使用人探偵シズカ 横濱異人館殺人事件 の商品レビュー
使用人探偵シリーズの第一弾 首無館が某SNSに上がっており、興味があったのでとりあえず第一弾を先に読んでみた。 見立て殺人+後半のどんでん返しを狙ったんだろう…と推察できるけれど、どんでん返しの前に途中で結末が読めてしまったのが残念。
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前に読んだ「首無館の殺人」が面白かったのでシリーズの第一作となるこちらも読んでみた。あらすじや設定は凄い盛り上げていて、途中までは「この一連の見立て殺人はどういう結末を迎えるんだ!?」とワクワクしながら読めていたのだけれど、正直最後らへんは予定調和というか「やっぱりこうなったかー...
前に読んだ「首無館の殺人」が面白かったのでシリーズの第一作となるこちらも読んでみた。あらすじや設定は凄い盛り上げていて、途中までは「この一連の見立て殺人はどういう結末を迎えるんだ!?」とワクワクしながら読めていたのだけれど、正直最後らへんは予定調和というか「やっぱりこうなったかー」感が強すぎた。硬質な文章と探偵役のシズカのキャラが合っていてそこらへんはとても良いと思う。
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見立てを巡って、二転三転する論理ゲームがやりたかったんだろうな、と思う。それ以外のところは典型的な嵐の山荘ものであることも、WHOもWHYも如何にも適当な感じで、なんだか取ってつけたよう。これだけ美味しそうなネタをてんこ盛りにしておいて、スカすような作風だから、全否定する人もいそ...
見立てを巡って、二転三転する論理ゲームがやりたかったんだろうな、と思う。それ以外のところは典型的な嵐の山荘ものであることも、WHOもWHYも如何にも適当な感じで、なんだか取ってつけたよう。これだけ美味しそうなネタをてんこ盛りにしておいて、スカすような作風だから、全否定する人もいそうな出来だが、個人的にはわりと面白かった。
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シリーズ1作目だけど読むのは2作目。このシリーズはミステリの定番ガジェットを弄くるのが決まりなのかな。本作は見立て。推理は奇妙な感じを受けたが、メタっぽいせいかもしれない。新本格っぽいね。
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それぞれのキャラクターや、シーンが立っていて、 アニメなどの映像作品になりそうだなと思った。 論理展開に、「?」となったのは、おそらく自分の理解力の問題...。 面白かった。
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父の死後、蔵から発見された絵を届けに行くことになった息子。生気のない人形めいた使用人シズカに案内され、外国人居留地の名残館へ誘い込まれるように… 使用人探偵シズカシリーズ1作目。 吊り橋が落ちてしまえば陸の孤島となるクローズドサークルもの+見立て殺人と雰囲気たっぷりで好きな設定...
父の死後、蔵から発見された絵を届けに行くことになった息子。生気のない人形めいた使用人シズカに案内され、外国人居留地の名残館へ誘い込まれるように… 使用人探偵シズカシリーズ1作目。 吊り橋が落ちてしまえば陸の孤島となるクローズドサークルもの+見立て殺人と雰囲気たっぷりで好きな設定です 使用人シズカのキャラ故か、盛り上がり少なめ淡々とした話だった印象。犯人はわかったけど真相はわからなかったな~
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設定には惹かれるし 途中までは面白く 引き込まれてサクサク読めるんだけど 後半ごちゃごちゃしてきて 急にわかりづらくなりスピードダウン。ついでに気持ちもダウン。 読み終わったあとも なんだかスッキリしない。 シズカのこともキライじゃないんだけどなぁ。 アイデアはいいんだけど 腕が...
設定には惹かれるし 途中までは面白く 引き込まれてサクサク読めるんだけど 後半ごちゃごちゃしてきて 急にわかりづらくなりスピードダウン。ついでに気持ちもダウン。 読み終わったあとも なんだかスッキリしない。 シズカのこともキライじゃないんだけどなぁ。 アイデアはいいんだけど 腕がなぁってこと?
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シズカは探偵って感じじゃない。好きになれないキャラだし。見立ても何だかな…。2作目から読んで気に入った方もいるようなので続きを読んだら印象変わるかも。
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本土から孤立した大地に建てられた名残館。 館を訪れた主人公は、本土との吊橋を破壊され、外界との連絡手段を絶たれた環境で、連続殺人事件に巻き込まれるといった、スタンダードなクローズド・サークル物です。 加えて、絵画に描かれたシチュエーションで殺されるといった見立て要素も組み込まれて...
本土から孤立した大地に建てられた名残館。 館を訪れた主人公は、本土との吊橋を破壊され、外界との連絡手段を絶たれた環境で、連続殺人事件に巻き込まれるといった、スタンダードなクローズド・サークル物です。 加えて、絵画に描かれたシチュエーションで殺されるといった見立て要素も組み込まれています。 序盤から中盤過ぎぐらいまではテンポも良く、引き込まれて読み進められましたが、殺される人物も多く、終盤になると全体的に盛り込みすぎな感じで、少し残念なでした。 犯人についても、ある程度ミステリを読み込んだ人であれば、比較的容易に推測ができるのではないでしょうか。 探偵役のツユリシズカの言動によって、事件は解決の道へと進んでいくのですが、今一つ印象に残らない気がしました。
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文明開化の時代背景にクローズドサークルと絵画に隠された遺産を巡ったミステリー。東川篤哉さん作の「お嬢様の目は節穴ですか?」と口走る某執事のようにくすっと笑える描写は一切なく、その暗く不明瞭な情景と、ちょっぴりと伺えたホラーまがいのはっきりとした死者表現。冷徹な使用人とその他人物の...
文明開化の時代背景にクローズドサークルと絵画に隠された遺産を巡ったミステリー。東川篤哉さん作の「お嬢様の目は節穴ですか?」と口走る某執事のようにくすっと笑える描写は一切なく、その暗く不明瞭な情景と、ちょっぴりと伺えたホラーまがいのはっきりとした死者表現。冷徹な使用人とその他人物の一連の展開が素晴らしかった割には、「結」がサクサクと進みすぎていて、納得はするものの満足は出来なかった。腹八分目って感じ。
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