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いのち愛づる生命誌 の商品レビュー

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2020/02/09
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「 (出版社からのコメント)  DNA研究は続けたいけれど、生きものを「機械」として見たくはない――そう思っていた時に、DNAを「ゲノム」としてとらえる考え方が登場しました。  生きもの全体を知りたいからと言って、ただ全体を眺めていても、何も見えてはきません。  ゲノムは全体でありながら、すべてを解析できるのです。とにかくDNAの端から端までを解析してその全体を考えたら、生きているとはどういうことかを知る方法になるに違いありません。これまでの科学では決してできなかったことです。  解析を基本におきながら全体が見えるという、こんな魅力的な切り口を見せる物質は他にはありません。  ゲノムを出発点にしよう。生きものは生成するものであるというあたりまえのところに戻って、ゲノムに書きこまれた歴史を読み解こうというところまでは、すぐに思いつきました。 (本文より) (内容(「BOOK」データベースより))  “人間中心”ではなく、“いのち”を中心にした社会へ。  “生命知”の探究者の全貌!  DNA研究が進展した1970年代、細胞、DNAという共通の切り口で、「人間」を含む生命を総合的に問う「生命科学」の出発にかかわった中村桂子。  次第に“科学と日常との断絶”に悩んだが、DNAの総体「ゲノム」を手がかりに、歴史の中ですべての生きものを捉える新しい知「生命誌」を創出。  「科学」をやさしく語り、アートとして美しく表現する思想は、どのように生まれたか? (内容紹介)  “生命知"の探究者の全貌! “人間中心"ではなく、“いのち"を中心にした社会へ。 ◎DNA研究が進展した1970年代、細胞、DNAという共通の切り口で、「人間」を含む生命を総合的に問う「生命科学」の出発にかかわった中村桂子。 ◎次第に“科学と日常との断絶"に悩んだが、DNAの総体「ゲノム」を手がかりに、歴史の中ですべての生きものを捉える新しい知「生命誌」を創出。 ◎「科学」をやさしく語り、アートとして美しく表現する思想は、どのように生まれたか? はじめに――生命誌への思い 第1部 暮らしのなかから科学する 科学がつむぐ風景 日常のなかの科学 〈幕間〉人を豊かにする文化――現在の科学研究 第2部 いのち愛づる科学 細胞から見えてくる「生」と「性」――生命誌からのメッセージ 「虫愛づる姫君」は日本の女性科学者――絵本『いのち愛づる姫』 今、科学は変わりつつある――高校生への語りかけ いのちをつなぐ――子どもたちへの思い 〈幕間〉「永遠平和」を考える――猛暑の夏休みに読書を 第3部 生命科学から生命誌へ 生命科学から生命誌の誕生へ――遺伝子からゲノムへの移行で見えてくるもの ゲノムが語る歴史――生命誌が語ること 〈幕間〉巨大防潮堤に疑問――自然を離れた進歩なし 第4部 「ライフステージ社会」の提唱 「ライフステージ社会」の提唱 〈幕間〉「質素」好む社会を――ムヒカ前大統領に学ぶ マンダラを描く あとがき/初出一覧 」

Posted byブクログ